夷王山の絶景!北海道「上ノ国勝山館」と道の駅グルメを堪能

夷王山の絶景!北海道「上ノ国勝山館」と道の駅グルメを堪能

更新日:2020/11/19 10:24

浦賀 太一郎のプロフィール写真 浦賀 太一郎 週末トラベラー
中世蝦夷地の名残を観る事ができる上ノ国町。北海道の南西に位置し、町の中心部には北海道唯一の中世都市と称するに相応しい史跡が遺ります。また、道の駅では、前浜と日本海の絶景を眺めながら上ノ国グルメを満喫することができます。今回は、上ノ国観光のおすすめスポット「上ノ国勝山館」と「道の駅 上ノ国もんじゅ」を紹介します。

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眺望絶佳!夷王山に登ってみよう

眺望絶佳!夷王山に登ってみよう

写真:浦賀 太一郎

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鎌倉時代、源頼朝の攻勢に逃れた奥州の人々がこの上ノ国へ至り、北海道で最も早い時期に和人(本州から来た人)が定住したとされています。その頃の北海道は、夷島(えぞがしま)と呼ばれ、道南の日本海側は上ノ国、太平洋側を下ノ国と呼称されたことが、上ノ国町の由来です。

眺望絶佳!夷王山に登ってみよう

写真:浦賀 太一郎

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続日本100名城に選定された上ノ国勝山館(かつやまだて)。その詰めの丸と云われる夷王山は、勝山館を築いた武田信広や、信広の舅で、勝山館の前身である花沢館を統治した蠣崎季繁(かきざきすえしげ)といった、上ノ国統治に関連の深い人物が葬られているとされています。勝山館跡ガイダンス施設の駐車場から徒歩約5分で夷王山の山頂です。

眺望絶佳!夷王山に登ってみよう

写真:浦賀 太一郎

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山頂には、夷王山神社が鎮座し、武田信広が祀られています。山頂からの眺めは、上ノ国市街を一望、江差や熊石方面へ続く海岸線、奥尻島をも見渡すダイナミックな景観が広がります。まさに、「夷(北海道)の王が座す山」の名に相応しい眺望です。

アイヌと和人が同居?上ノ国勝山館の謎

アイヌと和人が同居?上ノ国勝山館の謎

写真:浦賀 太一郎

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アイヌと和人の間にはコシャマインの戦い、シャクシャインの蜂起など、相対立する事件が起きていますが、どうやら対立だけではなく、「一緒に住んでいた(混住)」ということがわかっています。夷王山墳墓群には、アイヌの宗教観と、和人の仏式で葬られたお墓が確認されているのです。

アイヌと和人が同居?上ノ国勝山館の謎

写真:浦賀 太一郎

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両者とも、戦いに明け暮れたわけでなく、一つ屋根(城)の下で過ごし、文化を育んでもいたのですね。但し、お城なだけあって防備ももちろん考えられており、搦手口には、空堀の遺構が確認されています。また、木橋や柵の痕跡も見つかっていて、こちらは復元されています。

アイヌと和人が同居?上ノ国勝山館の謎

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勝山館の中央部には、幅3.6mの大きな通りがあり、櫓門が建てられていました。両サイドには階段状に住居が立ち並び、排水溝を設置しています。この雄大な眺めを前にすると、この地を主城に選んだ気持ちが、解るような気がしてきますよね!

重要文化財の建築物が3軒も!

重要文化財の建築物が3軒も!

写真:浦賀 太一郎

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勝山館の麓には、重要文化財に指定されている建造物があります。旧笹浪家住宅は、上ノ国で代々ニシン漁などを営んできた笹浪家の主屋でした。19世紀前期に建てられ、北海道に遺る民家建築としては最古のものであり、ニシン番屋の原型と言われています。

重要文化財の建築物が3軒も!

写真:浦賀 太一郎

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また、明治の建築である土蔵(写真右)、幕末の建築である米蔵・文庫蔵(写真左)も、旧笹浪家住宅の附属として重要文化財となっています。往時のニシン漁の繁栄ぶりを伝える貴重な建築物で、米蔵・文庫蔵はガイダンス施設として一般公開されています。

重要文化財の建築物が3軒も!

写真:浦賀 太一郎

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上ノ國寺は、室町時代中期から後期の開創と云われ、本堂は江戸時代中期のものとされています。寺院建築としては北海道最古のもので、こちらも重要文化財に指定されています。いずれも、北海道における和人文化の歴史の古さが見て取れる貴重な遺構なので、必見ですよ!

<上ノ国勝山館の基本情報>
住所:北海道檜山郡上ノ国町勝山427
電話番号:0139-55-1165(旧笹浪家住宅主屋・土蔵)
アクセス:函館から車で約1.5時間
開館日:10:00〜16:00(月曜休館、祝日の場合は翌日)

「道の駅 上ノ国もんじゅ」の名物・てっくい天丼

「道の駅 上ノ国もんじゅ」の名物・てっくい天丼

写真:浦賀 太一郎

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中世の山城である勝山館を巡ったら、お腹もペコペコ!「道の駅上ノ国もんじゅ」に立ち寄って上ノ国名物を堪能しましょう。上ノ国もんじゅは、追分ソーランラインと呼ばれる国道228号線沿いにあり、大きな駐車場が整備されています。

「道の駅 上ノ国もんじゅ」の名物・てっくい天丼

写真:浦賀 太一郎

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「グルメブティックもんじゅ」は、日本海を眺める絶好のロケーション。ここでは、上ノ国前浜で上がる「てっくい」料理を食べることができます。てっくいとは、ヒラメのことで、その活きの良さから、手を噛む(喰う)→手喰い→てっくい、という方言になったのです。

「道の駅 上ノ国もんじゅ」の名物・てっくい天丼

写真:浦賀 太一郎

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1番の人気メニューは、てっくい天丼。肉厚の白身にサクサク衣が美味しいですよ!他にも、てっくい漬丼、てっくい天ざるなどのてっくい料理、シマ海老トマトクリームパスタなどなど、たくさんのメニューが揃います。コーヒーやスイーツもあるので、カフェとして楽しむのもアリですよ。

もんじゅ岩と絶景を満喫しよう

もんじゅ岩と絶景を満喫しよう

写真:浦賀 太一郎

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前浜に屹立している岩が、道の駅の名前の由来になった「もんじゅ岩」です。前浜一帯は、かつて文珠浜と呼ばれており、船上からこの岩を眺めると文珠菩薩に見える、とか、岩陰に文珠菩薩像が祀られていた、といった伝承が残っています。

もんじゅ岩と絶景を満喫しよう

写真:浦賀 太一郎

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数ある道の駅の中でも、屈指の景観を誇る上ノ国もんじゅ。大海原に沈む夕日の素晴らしさは言うまでもないですが、曇天で荒波立った厳しい表情を見せる日本海も、またなんとも言えない雰囲気を醸し出しますよ。

もんじゅ岩と絶景を満喫しよう

写真:浦賀 太一郎

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敷地も広々としていて、喧騒を忘れ、おおらかな気持ちになれます。ぜひ、贅沢なのんびり時間を満喫して下さいね!

<道の駅 上ノ国もんじゅの基本情報>
住所:北海道檜山郡上ノ国町原歌3
電話番号:0139-55-3955
アクセス:函館から車で約1.5時間
本館:9:00〜17:00(12月31日〜1月5日休館)
レストラン:11:00〜15:00(月曜定休、祝日の場合は翌日)

和人とアイヌが出会った地・上ノ国

北海道であるにも関わらず、中世日本(本州)の面影を日本海に映す上ノ国。歴史とグルメと絶景に出会える素敵な町ですよ。ぜひお立ち寄りくださいね!

2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/08/02 訪問

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