写真:土庄 雄平
地図を見る奥飛騨と言われれば、まず思い浮かぶのが「奥飛騨温泉郷」。北アルプスの大自然を源とし、平湯温泉・福地温泉・新平湯温泉・栃尾温泉・新穂高温泉という5つの秘湯が育まれ、広範囲にわたって秘境温泉街を形成しています。
また北アルプスのお膝元という立地から、日本屈指の山岳絶景を眺めることも可能。ミシュランガイドにも選出されている「新穂高ロープウェイ」は、誰でも北アルプスの稜線に立てる奥飛騨の代表的な観光名所です。
このように魅力満載の奥飛騨ですが、実は前述したのは奥飛騨温泉郷を中心とするほんの一部。周囲まで見れば、実に広大なエリアであり、見逃してしまいがちなその周縁部に、今回紹介する「奥飛騨山之村牧場」は位置しています。
場所は、飛騨市の神岡町から、さらに峠を一つ超えた山之村。標高1500m前後の場所に、70戸ほどが暮らしており、まさに秘境集落と言える場所です。そのロケーションから、密かに"天空の隠れ里"と呼ばれています。
写真:土庄 雄平
地図を見る「奥飛騨山之村牧場」は、そんな山之村の象徴的な存在。美しい自然に囲まれたロケーションを生かし、観光牧場として開放しながら、乳加工品や肉加工品を製造販売も行っています。
牧場としては、ややこぢんまりとしていますが、それゆえに家族連れでも回りやすく、短時間で楽しめるのがポイント!また園内は、北アルプスの山々を見渡す気持ちの良い展望を誇っているのも魅力といえるでしょう。
写真:土庄 雄平
地図を見るそれでは「奥飛騨山之村牧場」について詳細に紹介していきたいところですが、牧場を訪れたら、見学の前にまず「ソーセージバイキング」の予約をお勧めします。奥飛騨山之村牧場には自家製ソーセージ約5〜6種類を1時間食べ放題で楽しめるBBQがあり、これがとても人気!
そのため、電話予約をしてから訪れるか、園内を見学する前に予約しておいて、見学し終わる頃に昼食というプランが理想です。
写真:土庄 雄平
地図を見る無事に予約が完了したら、園内を見学していきましょう。渓流に沿って上へと歩いて行けば、開けた広場に到着します。ここには溜池が設けられ、その周囲の芝生では白いヤギが食事をしたり、お昼寝しています。
天気が良ければ、どこかアルプスの少女ハイジの世界観を彷彿とさせる風景が見られることも!日本屈指の高峰に囲まれる「奥飛騨山之村牧場」ならではの絶景です。
写真:土庄 雄平
地図を見るそして一番奥の馬舎へ入っていきます。実は「奥飛騨山之村牧場」は最近まで、馬は飼っていなかったのですが、2020年8月末から白馬のポムくんが仲間入りしました。美しい毛並みの凛々しいお馬さんながら、食事の時は、目と口を思いっきり開く姿が可愛らしいです。
餌も用意されているので、ぜひ手で渡してコミュニケーションを取ってみましょう!
写真:土庄 雄平
地図を見る続いて、厩(うまや)の隣にある牛舎を見学します。こちらが「奥飛騨山之村牧場」の見学のメインスポットです。ジャージー牛は、どの牛も人懐っこく、目をしっかり合わせてくれます。また中には妊娠中の牛や、子牛が見られることも!
また土日祝日の午後14時からは、実際に乳搾り体験をすることもできます。(所要時間:約30分 料金:1人500円)
思い出に残ること間違いなしなので、ぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
写真:土庄 雄平
地図を見る牧場巡りを終えたら、いよいよ待ちに待ったソーセージBBQです!5種類のソーセージ(あらびき・黒こしょう・チーズ・ハーブ・えごまみそ)を基本とし、野菜(玉ねぎ・キャベツなど)&ごはんが60分間食べ放題となっています。
外はパリッとして中身はジューシー。そしてお肉に練り込まれた素材が良いアクセントになっており、ご飯を何杯でもいけてしまう美味しさです。中でも一押しは、香り豊かなハーブ味!
写真:土庄 雄平
地図を見るまた食後には、ジャージー牛の生乳から作られた乳製品も堪能しましょう!コクのある濃厚ヨーグルトに、素朴で優しい甘みがたまらないソフトクリーム、もちろん牛乳も外せない絶品です。ぜひ幾つか注文して味わってみてくださいね。
写真:土庄 雄平
地図を見る新穂高周辺以外にも、素朴な魅力が根付く「奥飛騨」エリア。今回紹介した「奥飛騨山之村牧場」もその代表的なスポットと言えるでしょう!飛騨の奥座敷と呼ぶにふさわしい秘境のロケーションを誇っており、そこでは動物とのふれあいや、絶品グルメを楽しめます。飛騨高山や新穂高温泉からも車で1時間ほどなので、ぜひ旅中に立ち寄ってみてくださいね。
住所:岐阜県飛騨市神岡町森茂1157
営業時間:10時〜16時
定休日:月曜日〜水曜日
電話番号:0578-82-5890
アクセス:飛騨高山・新穂高温泉から車で約1時間
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
土庄 雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。山岳雑…
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