写真:ヨダ シュウ
地図を見る玉川自然研究路は田沢湖から車で1時間。日本一の酸性度を誇る玉川温泉のすぐそばにあります。この一帯は十和田八幡平国立公園に指定されていて、原生林に囲まれた自然豊かな場所。一周30分ほどで回れる歩道が整備されているので、身軽な格好で歩くことができます。地面からは勢いよく噴気が吹き出し、独特な景観が楽しめます。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る歩道を進むと、濃い黄色をした川が流れているのがわかります。なぜこんな色をしているのかというと、硫黄分を多く含む温泉が上流で湧き出ているから。川の一部は草津温泉の湯畑のように木の枠でいくつかに区切られています。これは湯の花を採取するためのもので、採取された湯の花は売店で購入することができます。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る見どころの一つがこちらの大噴(おおぶき)。地面から毎分9000リットルもの大量の温泉が湧きだしていて、1カ所の湧出口からの湧出量としては日本一。透きとおった温泉が勢いよく湧き出る様子はとても神秘的で、ずっと見ていられるほど。ここで湧き出した温泉が先ほどの川へと続いていきます。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る玉川自然研究路でぜひ体験していただきたいのが、天然の岩盤浴!玉川温泉は岩盤浴発祥の地。日本に岩盤浴の施設は数あれど、こんな大自然に囲まれた中で天然の岩盤浴が楽しめる場所は中々ありません。近くの岩に手を当ててみましょう。ほんのり、場所によってはかなりのあたたかさを感じられるはずです。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る平らな岩にゴザやビニールシートを敷き、その上に寝転がってみます。岩から放射される熱で身体がじんわりとあたたまり、大地のパワーを感じられるはず。5分も寝転がっていると汗が噴き出してきます。またずっと同じ姿勢でいると低温やけどの恐れもあるので、うつ伏せになったり、座ってみたりと定期的に体勢を変えることをおすすめします。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る岩盤浴は屋根のないエリアの他に、屋根付きで楽しめるエリアもあります。屋根付きエリアは岩が平らに整備されているので、寝転がりやすいです。一方、開放感は屋根がないエリアの方があるので、好みで選んでみてくださいね。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る整備された遊歩道を進むと、周囲でゴーという轟音が聞こえてきます。その正体は山肌から噴き出す蒸気。勢いよく噴き出す蒸気が岩を震わせているのです。噴気孔の周囲は硫黄成分で鮮やかな黄色に。あまりの轟音に、山肌ごと爆発しやしないかと心配になるほどの迫力です。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る大地から噴き出しているのは温泉や蒸気だけではありません。こちらは真っ黒な泥がボコボコと噴き出しています。少し粘り気のある泥が噴き出す独特な光景は、見ていて飽きません。
写真:ヨダ シュウ
地図を見るこちらの川はまるでミルクのような色をしています。周囲の草木の色とのコントラストが鮮やかです。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る玉川自然研究路を楽しむためには、事前準備が欠かせません。岩盤浴には、ジャージやスウェットなどの汗をかいても良い恰好、地面に敷くゴザやビニールシート、タオルなどが必要です。現地ではこれらのレンタルをしていませんのでご注意を。ゴザは玉川温泉の売店で購入することができます。
岩盤浴で汗をかいたら、近くの玉川温泉や新玉川温泉の立ち寄り湯がおすすめ。ピリピリした強酸性のお湯はなんと酸性度日本一!受付終了時間が早いので、ホームページなどで受付時間をチェックしておくと良いでしょう。
写真:ヨダ シュウ
地図を見る玉川温泉自然研究路へのアクセスは良いとは言えません。ですがここでしか見られない景色、ここでしかできない体験があります。湧き出る温泉、轟音を響かせる噴気孔、大地のパワーを感じられる天然の岩盤浴。どれも日常では味わえないワクワクを感じさせてくれます。アクセスは大変ですが、ぜひ行ってみてくださいね。
住所:秋田県仙北市田沢湖玉川渋黒沢
電話番号: 0187-58-3000(玉川温泉)
駐車場:100台(有料・玉川温泉宿泊者無料)
料金:無料
※開催地周辺は、公共交通機関の利便性が悪いため、お車でのアクセスをおすすめいたします。
2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/16更新)
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