あか牛とは褐毛和種のことで、適度の脂肪分も含みますが赤身が多く、旨味とやわらかさを兼ね備えた、肉本来の味を存分に味わうことのできる和牛です。阿蘇をドライブしていると牧草地でのんびりと草を食んでいる姿をよく目にすることでしょう。私たちが普段良く口にする黒毛和種に比べると圧倒的に飼育数が少ないので、あまり馴染みはないかもしれませんが、阿蘇に旅行の際には是非いまきん食堂に立ち寄ってご賞味いただきたいお肉です。
写真:東郷 カオル
地図を見るいまきん食堂の店内には固体識別番号が掲げられています。例えばこの番号からは、熊本で生まれた2才のメスの褐毛和種だということがわかります。もっと詳しく知ることもできて、「はなこ」という名前だったこともわかるのですが、食べちゃいますので知らないほうが良かった情報だったりもします(笑)。
以前牛肉偽装問題が世間を騒がせたりしましたが、いまきん食堂で出されているあか牛丼のお肉は、牛さんの名前までわかってしまうほどしっかりした出自のお肉。安心していただけますね。
写真:東郷 カオル
地図を見るこちらが、いまきん食堂で人気ナンバーワンの「あか牛丼」。お味噌汁とお漬物が付いて1200円(税別)というお値段。巷で牛丼がニッキュッパのお値段で食べられたりすることを考えると高く感じる人もいるかもしれませんが、比べるのが失礼なほど全く別物ですので、土俵が違います。
この品質でこの味でこのお値段は驚愕です。非常にコストパフォーマンスが良い丼です。都会でこれだけの商品を提供するとなると、倍はするでしょう。絶大な人気の訳がわかります。
写真:東郷 カオル
地図を見る運ばれてきたあか牛丼。ふたを開けるとぎっしりと敷き詰められた厚みのある赤身と、真ん中に温泉卵が乗せられています。いまきん食堂のあか牛丼は、柔らかいヒレ肉ではなく、歯ごたえのあるもも肉を使用しています。卵を崩して、横に添えられているわさびと一緒に口に運ぶ。ギュッと凝縮された赤身の旨味が、噛めば噛むほどじわじわと口の中に広がります。
お肉の下のご飯には、大葉と大根を刻んだものが入っていて、良いアクセントになっています。
お肉は外側を軽く焼いただけの超レア!これだけのレア肉を安心して食べれるのも、いまきん食堂の人気の秘訣とも言えるでしょう。
写真:東郷 カオル
地図を見る11時から営業のいまきん食堂ですが、平日にもかかわらず11時ちょうどに行くと既に店内は大賑わい。11時半にはご覧のとおり、外には行列が。でもご心配なく。多くの人が「あか牛丼」を注文するので、回転は速いです。
阿蘇に来たなら並んででも是非食べていただきたい、おすすめの名物料理です。
車でお越しの方は、路上駐車せずにお店の方に声をかけてください。近くの駐車場を案内してくださいます。
行列ができていても、お店の方がおおまかな待ち時間を教えてくれますし、お客さんの回転が速いので、並んでいても案外ストレスを感じません。是非ご賞味ください!
【いまきん食堂 基本情報】
住所:熊本県阿蘇市内牧366-2
電話:0967-32-0031
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この記事を書いたナビゲーター
東郷 カオル
国内外のラグジュアリーホテルを中心に、オトナ女子のおひとりさま旅、女子旅を提案。"癒し系"ではなく、私自身の"癒されたい系"の目線から、忙しく毎日をがんばる女性…
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