日本一の石造りだいこく像も!東京の総鎮守「神田明神」の見どころ

日本一の石造りだいこく像も!東京の総鎮守「神田明神」の見どころ

更新日:2020/12/05 11:23

ふるかわ かずみのプロフィール写真 ふるかわ かずみ 神社・パワスパ(温泉)巡りスト
1300年近い歴史を有する神田明神(神田神社)。江戸時代には徳川幕府の篤い崇敬を受け江戸の表鬼門(東北)を守る「江戸の総鎮守」として将軍様から武士、町民にいたるまで多くの人々に親しまれてきた神社です。そんな神社境内には見どころがたくさん!日本一の石造りの「だいこく像」をはじめ、愛らしい神馬や滝などの癒しスポットほかご紹介します。

華やかな装飾も見事な朱色の随神門

華やかな装飾も見事な朱色の随神門

写真:ふるかわ かずみ

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賑々しい秋葉原の電気街を抜けた静寂なエリアの一角に「神田明神(神田神社)」はあります。

昭和50年に昭和天皇即位50年の記念事業として再建され、平成10年に塗替えられた鮮やかな朱色が印象的な随神門。両サイドには、神社の門番でもある随神の姿も。

※随神・・「門神」「門守」と呼ばれ、悪神や鬼の侵入を防ぐ働きを持つ神社の門番

外回りには四神(朱雀・白虎・青龍・玄武)、内側には「因幡の白兎」など、ご祭神のだいこく様の神話をモチーフにした彫刻が飾られているのも見どころです。

華やかな装飾も見事な朱色の随神門

写真:ふるかわ かずみ

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随神門を抜けると、国の登録有形文化財でもある本殿が堂々とした存在感を放っています。

ご祭神は「だいこく様」の愛称で知られる「※大己貴命(おおなむちのみこと)」、そのだいこく様と国造りに貢献した「少彦名神(すくなひこなのみこと)」、そして関東の英雄「平将門命(たいらのまさかどのみこと)」の三柱の神様をお祀りしています。

※大己貴命は大国主命の幼少期の別名とも言われています

社伝によると創建は730年と古く、当初は別の場所でお祀りされていましたが、二代将軍秀忠公の時代江戸の町の再開発をする際、表鬼門(東北)を守るための神社として現在の地に遷座されました。

以後、幕府はもちろん庶民からも「江戸総鎮守」として親しまれ、特に地元民にとっては馴染みの深い神社です。

日本一の石造りの「だいこく像」

日本一の石造りの「だいこく像」

写真:ふるかわ かずみ

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境内の左手に視線をやると、ふくよかな姿の「だいこく像」のモニュメントが。高さ6,6メートル、重さ約30トンで、石造りとしては日本一のだいこく像として昭和51年に建立。

だいこく様といえば出雲大社のご祭神としても有名ですが、縁結びをはじめ右手には「打ち手の小槌」、米俵に乗っている姿から、農家では田んぼの神さま、商家では商売繁昌の神さまとして福を呼ぶ神さまとして人気です。福が豪快に舞い降りてきそうですね。

日本一の石造りの「だいこく像」

写真:ふるかわ かずみ

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一方だいこく様と国造りに貢献した神様として、ペアでよく名前が挙がるのがこちらの「少彦名命(すくなひこなのみこと)」。医療や温泉、酒造りなど豊富な知恵を授けた神様です。

先ほどの巨大なだいこく様とは対照的に、小さく愛らしい姿で海の魚たちとの姿で海を表したオブジェも素敵ですね。

女子キュンするお土産にカフェ併設の文化交流館

女子キュンするお土産にカフェ併設の文化交流館

写真:ふるかわ かずみ

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先ほどの少彦名命像の隣にあるのが、平成30年12月に新たにオープンした「文化交流館」です。

1階は土産ものをはじめ、カフェも併設されており、2・3階はイベントなどの催しも可能なホールとなっています。

その1階には女子がキュンとなる色とりどりの雑貨をはじめ、本格的な祭祀道具、本やお土産に至るまで幅広い品揃え。ひとつひとつ手にとってみる楽しみもあり、旅の記念の一品が見つかりそうですよ!

女子キュンするお土産にカフェ併設の文化交流館

写真:ふるかわ かずみ

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そんな可愛いお土産の一方、本格的な神棚などの祭具なども販売されています。神棚を祀ってみたいけど何から揃えればいいのかわからない…という方は、ここで手軽に初めてみるのもいいかもしれませんね。

お札の祀り方、盛り塩のお皿やその使い方なども見本がありますし、ミニ神棚は2750円〜と本格的に揃えなくても、シンプルなものから始めるのもアリです。
気になる方は、お祀りの仕方などショップに聞いてみてくださいね!

境内のおすすめ癒しスポット

境内のおすすめ癒しスポット

写真:ふるかわ かずみ

続いて、境内のおすすめ癒しスポットをご紹介します。
まずは本殿向かって左横にご注目ください。神馬の愛称「あかり」ちゃん。ポニーのような大きさですが、なんとも愛くるしい姿にずっとその場にいたいほど癒されます。

境内のおすすめ癒しスポット

写真:ふるかわ かずみ

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お次は本殿向かって右手にある「石獅子」。石造りの獅子が見下ろす岩山から絶え間なく流れ落ちる水がミニ滝のようで、前に立つとその水音に癒されます。

その他、ちょっと休憩したいな・・というときは、井政(いまさ)と呼ばれる千代田区有形文化財となっている邸宅に隣接された宮本公園もオススメです。
ベンチをはじめ、お手洗いや遊具も完備されていて、境内の賑やかさとは逆に静かで意外に穴場なスポットです。

御朱印は300円の奉納料で2枚

御朱印は300円の奉納料で2枚

写真:ふるかわ かずみ

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神田明神の御朱印は、現在(2020.10月現在)は書き置きのみとなっています。300円の奉納料で2枚(写真)いただけますので、通常1枚分の奉納料で2枚もいただけて得した気分になりますね!

2020年はネズミでしたが、来年のイラストは丑に変わるので、毎年記念に集めてみてはいかがですか?

神田明神の基本情報

住所:東京都千代田区外神田2-16-2
電話番号:03-3254-0753
授与所窓口受付時間:9時〜17時(季節により時間の変動あり)
※文化交流館1階・お守り授与所にて授与
アクセス:
JR/中央線・総武線 御茶ノ水駅(聖橋口)より徒歩5分、京浜東北線・山手線 秋葉原駅(電気街口)より徒歩7分
Metro/東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅(1番口)より徒歩5分、東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅(B1出入口)より徒歩5分
東京メトロ銀座線 末広町駅 より徒歩5分、東京メトロ日比谷線 秋葉原駅 より徒歩7分
駐車場あり

2020年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/10/18 訪問

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