静岡「大洞院」の紅葉が凄い!森の石松で知られる隠れた名所とは

静岡「大洞院」の紅葉が凄い!森の石松で知られる隠れた名所とは

更新日:2020/11/03 12:15

波奈 美月のプロフィール写真 波奈 美月 伊豆地元案内人、絶景ドライブ探求家
「橘谷山 大洞院」は、“遠州の小京都"と呼ばれる周智郡森町にある古刹。門前には幕末の侠客「森の石松」の墓があり、勝負運・商売繁盛・子授け・厄除けに御利益があることで知られています。
境内にはモミジが多く、見頃の時期は一面が真っ赤に染まり、近年では県内屈指の紅葉の美しい寺として人気が高まっています。例年の見頃は11月中旬〜12月上旬頃。あなたもぜひ一度、紅葉に彩られた大洞院を散策してみませんか?

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(LINEトラベルjp)

伝説と石松の寺「大洞院」は紅葉名所!

伝説と石松の寺「大洞院」は紅葉名所!

写真:波奈 美月

地図を見る

「橘谷山 大洞院(きっこくざん だいとういん)」は、室町時代の応永18年(1411年)に開山。全国に3,400あまりの末寺を持つ曹洞宗の名刹です。
森の石松の墓があることで知られており、二祖の恕仲(じょちゅう)禅師にまつわる伝説が多く残るため"伝説の寺"と呼ばれています。

※大洞院の伝説…「消えずの灯明・身代わり観音・秋葉の見かげ井戸・代継ぎのすりこぎ・結界の砂・馬頭観音の霊験・千手観音の霊験」

伝説と石松の寺「大洞院」は紅葉名所!

写真:波奈 美月

地図を見る

境内の紅葉の見頃は、11月中旬〜12月上旬頃。例年11月最後の1週間がピークとなります。県内屈指といえる紅葉名所ですが、全国的にはまだ知られていない“穴場”であり、凄まじい混雑はありません。

境内は広すぎず、疲れない程度に散策できるので、気軽に訪れることができますよ。そうはいっても寺院の境内です。厳粛な気持ちを忘れず、節度ある行動を心掛けましょう。

紅葉に彩られた境内を散策!

紅葉に彩られた境内を散策!

写真:波奈 美月

地図を見る

大洞院の入口となるのは朱塗りの「龍門橋」。紅葉によく映えて、人気の撮影ポイントになっています。少し高くなっているので、周囲の景色を見晴らすのにも良いですよ。
橋の装飾である擬宝珠は、江戸時代中期の天明5年(1785年)に鋳造されたもので、町指定文化財となっています。

橋を渡って右手に見えるのは、馬頭観音を祀る「鎮守堂」。遠州三十三観音第二番札所になっており、毎年11月23日の「紅葉まつり」には、ご開帳が行われます。

紅葉に彩られた境内を散策!

写真:波奈 美月

地図を見る

境内は、龍門橋や鎮守堂がある平地と、本堂などが建つ高台からなります。
本堂へ向かうには、3箇所にある参道階段のいずれかを上がることになりますが、どの階段も色とりどりの紅葉に彩られて、大変綺麗!

3箇所のうち、右の参道階段はコンクリート製、左は歴史を感じる石段です。中央の参道階段手前には太鼓橋があり、両側の池に大賀蓮が栽培されています。例年7月中旬〜8月中旬には美しい花を楽しめますよ。

紅葉に彩られた境内を散策!

写真:波奈 美月

地図を見る

階段を上がった高台には、法堂(本堂)のほか、真殿(開山堂)・僧堂(座禅堂)・鐘楼堂などがあります。寺の七堂伽藍は、明治9年までに3度も野火火災に遭ったため、明治〜昭和にかけて再建されたものです。

本堂に上がって参拝したい場合は、お寺のかたに申し入れましょう。お祀りしているご本尊は、麻蒔(あさまき)地蔵尊。脇仏の千手観音は、子年(ねずみどし)の人を一生涯守ってくださるそうですよ。

伝説にも注目!境内の紅葉の楽しみ方

伝説にも注目!境内の紅葉の楽しみ方

写真:波奈 美月

地図を見る

本堂の左には、梅山禅師(開祖)と恕仲禅師(二祖)を祀る「真殿」が建っています。
大洞院には、恕仲禅師にまつわる伝説が多く残っており、真殿にある開山以来消えていない「消えずの灯明」もそのひとつ。毎年正月三が日は、「消えずの灯明」から分けた火で餅焼きが行われ、この餅を食べて一年の無病息災を祈願する行事が行われています。

写真は、境内の端にある「僧堂」。修行僧たちが修行する道場で、昭和18年の再建です。紅葉に彩られてとても綺麗ですね。

伝説にも注目!境内の紅葉の楽しみ方

写真:波奈 美月

地図を見る

「鐘楼堂」とその背後を彩る紅葉とのコントラストも素敵です。鐘楼堂は明治9年に再建されたものですが、とても風格がありますよ。
こちらには、森の石松や清水次郎長と一緒に撮影できる記念撮影用ボードがあります。記念に一枚いかがでしょうか?

伝説にも注目!境内の紅葉の楽しみ方

写真:波奈 美月

地図を見る

境内は高低差があるため、紅葉に彩られている様子を、上から見下ろしたり、下から見上げたりして、立体的に楽しむことができます。

写真は、一番左の参道階段から、僧堂や本堂を見上げる形で撮影。もみじに敷き詰められた石段と頭上の紅葉、僧堂や本堂とのコラボはとても情緒があり、人気の撮影ポイントになっています。逆に、石段の上から見下ろす形で撮影するのも素晴らしいですよ。

大洞院といえば「森の石松」!

大洞院といえば「森の石松」!

写真:波奈 美月

地図を見る

大洞院といえば、浪曲や映画などでお馴染みの「森の石松」の墓があることで有名!写真の左側が石松の墓で、右側は清水次郎長の顕彰碑です。門前にある駐車場のそばに建っているので、最初に目にすることができますよ。

森の石松は、幕末期に清水次郎長の子分として活躍した侠客。少年時代は森町で育ったといわれています。万延元年(1860年)6月1日にだまし討ちに遭い、命を落としてしまいました。
正直で単純な性格ですが、常に弱い者の味方であったといわれ、稀に見る快男児として人気があります。

昭和28年頃から、墓石のかけらを持っていると勝負運や商売繁盛にご利益があるとの風評が流れ、削って持ち帰る人が後を絶たなくなりました。建て直した2代目の墓石は丸ごと盗難され、現在の墓石は3代目。硬度抜群のアフリカ産黒御影石を使用していますが、それでも削られた跡があります。

境内の札売所では、初代の墓石が入った「勝運御守」や「勝運ストラップ」を授与しています。受験生も沢山訪れるそうですよ。

毎年11月23日は「紅葉まつり」!近くの小國神社もお薦め

毎年11月23日は「紅葉まつり」!近くの小國神社もお薦め

写真:波奈 美月

地図を見る

毎年、11月23日は「大洞院 紅葉まつり」を開催!2020年は、名物の石松汁(粕汁)の無料配布(12:00〜)・オカリナ演奏(14:00〜)・馬頭観音のご開帳(15:00〜)・紅葉のライトアップ点灯式(16:00〜)などが行われる予定です。

ライトアップの点灯時間は16:00〜20:00頃。11月30日までの開催予定ですが、紅葉の状況によって変更されることもあります。まつりやライトアップの詳細は、お寺にお問い合わせくださいね。

毎年11月23日は「紅葉まつり」!近くの小國神社もお薦め

写真:波奈 美月

地図を見る

大洞院が位置する遠州・森町は、自然豊かで由緒ある神社や寺院が多く、“遠州の小京都”と呼ばれています。一年中、花が絶えない「花どころ」としても有名!

大洞院から車で10分ほどの紅葉名所「小國神社」も、同時期に見頃を迎えます。お時間があれば、併せて訪れてはいかがでしょうか?散策のあとは、門前にある「ことまち横丁」で一服するのもよいですね。

5月下旬〜7月中旬にかけては、小國神社の「一宮花しょうぶ園」・極楽寺の「あじさい園」・香勝寺の「ききょう園」が見頃を迎えます。こちらもお薦め!別記事で紹介していますので、ご旅行の参考にぜひご覧ください。記事下の「この記事の関連MEMO」よりアクセスできます。

大洞院の基本情報

住所:静岡県周智郡森町橘249
電話番号:0538-85-2009
アクセス:
新東名遠州森町スマートI.Cより車で約4分
新東名森掛川I.Cより車で約10分
東名袋井ICより車で約25分
天竜浜名湖線 遠州森駅下車、タクシーで約7分

2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/11/18−2019/12/05 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- PR -