日本一大きい大黒様が見守る・浜松天竜「金光明山光明寺」

日本一大きい大黒様が見守る・浜松天竜「金光明山光明寺」

更新日:2020/11/01 16:29

麻生 のりこのプロフィール写真 麻生 のりこ 元観光バスガイド、ご当地マンホーラー
静岡県浜松市の名刹・光明寺では、金色に輝く木彫りの大黒様を拝観できます。その高さは2.3メートルあり、なんと日本一の大きさ! ご本尊の三満虚空蔵大菩薩は、京都の法輪寺や伊勢の金剛証寺と共に日本三虚空蔵菩薩とされることも。
11月下旬〜12月上旬にかけて、境内の一角では四季桜×紅葉も楽しめます。

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徳川将軍家代々の祈願所だった光明寺とは

徳川将軍家代々の祈願所だった光明寺とは

写真:麻生 のりこ

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静岡県浜松市の郊外にある金光明山光明寺は、奈良時代初期に行基菩薩が開創したと伝えられる由緒ある名刹です。以前は標高539メートルの光明山の頂上にありましたが、昭和6年(1931年)の火災により奥之院以外の堂宇が焼失したため、現在地に再建しました。玉砂利等で整備された境内は広く、右手に本堂、正面に大黒殿、さらにその左手には光明殿が建っています。

ご本尊の三満虚空蔵大菩薩は、智と福と威信の3つを満たすというご利益から、そう呼ばれています。京都の法輪寺や伊勢の金剛証寺と共に、日本三虚空蔵菩薩のひとつとして数えられることも。

こちらは大黒殿の正面延長にある摩尼車(まにぐるま)です。くるくると回すことができるので、真言の「おんろぎゃろ ぎゃぎゃらやそわか」と唱えながら右回り(時計回り)に回転させてみて! この真言はすべてに共通する総真言なんですよ。

徳川将軍家代々の祈願所だった光明寺とは

写真:麻生 のりこ

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大黒殿の背後の山には、摩利支天をお祀りした奥之院があります。光明寺の摩利支天は戦の守護神として信仰され、戦国武将の今川義元や徳川家康も祈願したほど。特に徳川家との繋がりは深く、家康が自らの兜の中に入れていた摩利支天像も併せてお祀りしています。そのこともあり、徳川将軍家代々の祈願所になりました。

奥之院へは大人で徒歩10分程度。近隣の保育園児たちも気軽に登っているので、時間のある方はこちらへもどうぞ。

徳川将軍家代々の祈願所だった光明寺とは

写真:麻生 のりこ

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本堂や大黒殿などへは、こちらの階段を。階段の両脇に立つ石灯籠は、元は幕末(文久3年)に尾張国(現在の愛知県西部地方)の信徒から寄進されたもの。奉納者は「清洲城 信長 鬼ころし」で有名な、清洲桜醸造株式会社の創業者です。

向かって右側の石灯篭から数メートル右側には、江戸時代後期の文化8年に江戸講から寄進された石碑も見ることが。「講」とは宗教を同じくする信徒たちの集まりのこと。
かつては出張開帳をしていたので、全国各地の信徒からの寄進が相次ぎました。これらの石碑は光明山時代のものを移築したものです。

日本一の大きさ!金色に輝く木造木彫りの大黒様

日本一の大きさ!金色に輝く木造木彫りの大黒様

写真:麻生 のりこ

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金色に輝く大黒様は、摩尼車の先にある大黒殿に安置されています。にっこりと笑みを浮かべた大黒様の高さは、米俵を含め約2.3メートル。一本の木を彫って造った木彫りの大黒天像としては、日本一の大きさです。

通常、大型の木像は複数のパーツを集めた寄木造です。
「じゃあ、どうして光明寺の大黒天像は、一本の木を彫って造ることができたの?」と思われるかもしれませんが、それは昭和6年の火災の際にやむなく伐採した杉の巨木を使ったから。
原木となった杉の巨木は周囲の太さが目通りで約10メートルあり、大黒杉と呼ばれ信仰を集めていました。その切られた大黒杉へ昭和12年(1937年)に仏師の岡田天孝が新たな息吹をもたらし、2代目の大黒天像となったのです。

日本一の大きさ!金色に輝く木造木彫りの大黒様

写真:麻生 のりこ

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金色に輝き打ち出の小槌を持った大黒様を見ていると、時間が経つのも忘れそう。台座を含めて約4メートルあるので、迫力も満点ですね。

大黒殿に入って左側にある大黒杉の根株を擦りながら、開運出世や厄除け、身体健全などを祈願するのもお勧めです。お財布を擦ると金運がアップするかもしれませんね。さらなるご利益アップを望み、1月第3日曜日の初甲子大祭の時に大黒様をお参りし、その後で新しいお財布を使い始める方も。

雨天でも開いている大黒殿の天井は、格式高い折上格天井です。

日本一の大きさ!金色に輝く木造木彫りの大黒様

写真:麻生 のりこ

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お守りにも、もちろん大黒様が! 金糸で刺繍が施されたお守りのほか、ラミネート加工された携帯カード型のお守りもあります。カード型のものは、赤色が開運で黄色が金運、緑が健康運にご利益に期待大。お財布やパスケース等に収まります。
そのほかには、足腰強健・身体健全の仏足御守や光明山の焼き印が押された心願成就御守、奥之院摩利支天や光明山大権現などお札も揃っています。

11月下旬からは紅葉×四季桜

11月下旬からは紅葉×四季桜

写真:麻生 のりこ

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光明山光明寺では、毎年11月下旬から12月上旬にかけて、四季桜と紅葉が一度に楽しめます。場所は三満殿の手前付近。三満殿へは大黒殿の右側(祈りの鐘の脇)を通ると間もなくです。※祈りの鐘は移動する可能性あり

11月下旬からは紅葉×四季桜

写真:麻生 のりこ

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この四季桜は、住職・甘蔗さんの御母堂が愛知県豊田市の旧小原村出身だった縁から、平成16年(2004年)に植樹したものです。本数は20本とあまり多くはありませんが、紅葉と相まった美しさから年々訪問者が増加。遠州地方の紅葉スポットして注目を集めています。

11月下旬からは紅葉×四季桜

写真:麻生 のりこ

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四季桜は「四季」と名がついていますが、開花時期は春と秋。3月中旬〜4月上旬と、10月下旬〜12月上旬にかけて楽しめます。ただ、浜松周辺の平地では紅葉の見頃が11月下旬から12月上旬なので、四季桜と紅葉とを一緒に見る場合は、この時期がお勧めです。一部、階段があるので足元には気をつけて、三満殿の参拝とあわせてご覧ください。
光明寺からは二俣城跡も近く、こちらの紅葉も見事です。

金光明山光明寺の基本情報

住所:静岡県浜松市天竜区山東2873
電話番号:053-925-3547
アクセス:天竜浜名湖鉄道「二俣本町」駅から北北東へ約2キロ/「二俣駅」から約2.3キロ
駐車場:あり(無料)

2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/12/02−2020/10/25 訪問

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