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楯築遺跡は岡山県倉敷市矢部にありますが、墳丘の上へ至る周囲は散策路となっており、自由に歩くことができます。
特に秋は紅葉が美しく、歩く足元にはたくさんの落ち葉がちりばめられています。
向かう楯築遺跡への道のりで、秋を感じながらも古代に思いを向けてみてください。
上に上がるとやや開けた場所に出ます。そこに巨大な石が5つ立てられているのです。この場所の円の直径は約50メートルあります。古墳時代の一般的な前方後円墳では突起部が一か所ですが楯築遺跡では両側に二か所突き出ていて、その全長は72メートルにもなり、この時代の墳丘墓としては最大のものとなっています。
墳丘墓とは通常、盛り土をしてその上に石を置く、あるいは石組みしたような場所です。王墓として作られたことが分かっており、そこからもので、そこから墳丘墓と墓がつくのです。また、ここから旋帯文石と呼ばれる美しい石が見つかっており、これは国の重要文化財となっています。
楯築遺跡の造営は弥生時代後期(2世紀後半〜3世紀前半)で、この時代では最大規模ということからすると、かなりの権力を持った首長だったのではないかと推測されています。
中央部には巨大な石に囲まれるように石組みがあります。
写真付近が主墳部分となりますが、地下約1.5メートルから埋葬の跡が見つかっています。副葬品として鉄剣や首飾りも出ていて、周囲からはほかにもガラス玉、小管玉など様々なものが出土しているのです。
巨石の中には色の白っぽいものも含まれていますが、なぜ異なった色となっているのかはわかっていません。
また、ご覧のように不思議な形をした石も残されています。明らかに人の手が加わっているものですが、こちらも詳細は分かっていないのです。
なお、楯築遺跡には大正時代まで楯築神社がありました。散策路でその痕跡をいまでも見ることができます。
ところで岡山県といえば桃太郎の鬼退治が有名です。桃太郎は犬、猿、雉を従えて鬼退治に行きますが、動物たちに与えたものは「きびだんご」でこのきびは、岡山県付近がかつて吉備の国と呼ばれたことに由来しています。
実は今回紹介している楯築遺跡にも鬼伝説が残されているのです。それは遺跡にある巨大な石組こそ、鬼の攻撃を防ぐ防護だというのです。
楯築遺跡の散策路には「吉備津神社」への案内もあり、興味のある方は桃太郎の鬼退治伝説を追いかけて、吉備津神社や吉備津彦神社に向かってみてはいかがでしょうか。
また、鬼が築いたという伝説から鬼ノ城と呼ばれる場所も実在しています。その他、楯築遺跡がある倉敷の観光地を含め、詳細は下記の関連MEMOにリンク設定をしていますので、ぜひご覧の上、岡山観光や歴史探索のための参考としてみてください。
住所:岡山県倉敷市庄新町
アクセス:JR山陽本線中庄駅からバス(中国JRバス下撫川行きで20分、庄新町下車、徒歩5分)
2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2022/7/1更新)
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