はじめての岐阜城観光なら古い町並みが残る川原町も一緒に

はじめての岐阜城観光なら古い町並みが残る川原町も一緒に

更新日:2020/11/10 12:07

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター
標高329メートルの金華山山頂にそびえる岐阜城。斎藤道三や織田信長が天下への足がかりと考えたこの城を、庶民は見上げながら暮らしていました。
今や岐阜城は、観光地として誰でも、しかもロープウェーで行け城下を眺めることができます。城下の川原町では、格子戸のある古い町並や土産物店、ご当地グルメが待っています。
岐阜県を代表する観光スポット「岐阜城」と「川原町」を散策してみませんか?

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

ロープウェーで3分、徒歩約8分で天下を制す岐阜城へ

ロープウェーで3分、徒歩約8分で天下を制す岐阜城へ

写真:塚本 隆司

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JR岐阜駅から岐阜公園までバスで約15分(片道220円)。標高329メートルの金華山の頂きに建つ天守までは、岐阜公園から歩いて1時間程度の山登りですが、ロープウェーを使えば3分で中腹まで一気に進み、そこから徒歩約8分で岐阜城に到着です。
山城好きなら歩いて登城、旅先では取りあえず高いところに登りたい派なら一気にロープウェー。ハイキング気分でも楽しめる山城です。

<ぎふ金華山ロープウェーの基本情報>
料金(往復):大人(12歳・中学生以上)1,100円、子ども(4〜11歳)550円
営業時間:シーズンによる(公式サイトを参照ください)
発車時間:平常時15分間隔、混雑時10分間隔

ロープウェーで3分、徒歩約8分で天下を制す岐阜城へ

写真:塚本 隆司

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ロープウェー駅を降りれば、目の前には「ぎふ金華山リス村」があります。人懐っこくかわいいリスたちへ餌やり体験もできるので、お城より動物好きの子どもたちに喜ばれています。山登りはきつくなってきた年配の方も、ここまでなら楽しめます。孫のお守りをしてもらっているうちに天守へ向かうなど、3世代で楽しめるスポットです。

<ぎふ金華山リス村の基本情報>
料金:4歳以上200円
開村時間:9時30分〜16時30分

ロープウェーで3分、徒歩約8分で天下を制す岐阜城へ

写真:塚本 隆司

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お城が好きという人は、天守へ。岐阜城は復興天守ですが、こんな場所によく建てたものだと、きっと感じることでしょう。
天守内は、展示室になっています。織田信長ファンを名乗るなら一度は訪れないといけない場所です。天守とは別に岐阜城資料館もあるので、齋藤道三や織田信長の世界を楽しみましょう。

<岐阜城の基本情報>
入場料(岐阜城資料館と共通):大人(16歳以上)200円、子ども(4歳以上〜16歳未満)100円
開館時間(通常):
3月16日〜5月11日 9時30分〜17時30分
5月12日〜10月16日 8時30分〜17時30分
10月17日〜3月15日 9時30分〜16時30分

展望最高!天守はもちろん、新しくなったレストランからも

展望最高!天守はもちろん、新しくなったレストランからも

写真:塚本 隆司

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天守の最上階は展望フロアです。回り縁になっているので天守に吹く風を感じながら、絶景を楽しめます。「美濃を制する者は天下を制する」の言葉があるように、確かに全てを手に入れたかのように感じてしまう眺めです。
写真は、後ほど紹介する古い町並みが残る川原町を見た風景です。長良川のこちら側に、屋根瓦がある建物が集まった一角が見えます。

展望最高!天守はもちろん、新しくなったレストランからも

写真:塚本 隆司

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岐阜城には、絶景を望みながら食事ができる展望レストラン「ポンシェル」があります。ロープウェー駅からもすぐ近くです(少し階段有り)。
天気が良ければ、ガラス戸を開け放ち開放的で気持ちのいいレストランです。ここでは、定食や丼などのメニューがそろっています。一番人気は「信長どて丼」880円。豚ホルモンと牛すじを、赤味噌とみりんなどでじっくり煮込んだ「どて」を丼にした逸品です。

展望最高!天守はもちろん、新しくなったレストランからも

写真:塚本 隆司

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他にもカフェコーナーがあり、ドリンクやかき氷などがあります。ウッドデッキのテラス席もあるので、心地よい風を感じながら、城下や山々を眺められる絶好の休憩スポットになっています。

<展望レストラン「ポンシェル」の基本情報>
営業時間:10時〜16時(通年)、屋上閉鎖16時45分
定休日:年中無休

格子戸のある古い町並み川原町を散策

格子戸のある古い町並み川原町を散策

写真:塚本 隆司

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天守は、今の世だからこそ誰もが登れますが、当時の多くの人にとっては下から眺めるだけのもの。岐阜城下の川原町に住む人たちも、山の頂に立つ天守を仰ぎ見ながら、商売にいそしんだことでしょう。
写真は、町から見上げる岐阜城。

格子戸のある古い町並み川原町を散策

写真:塚本 隆司

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今や長良川鵜飼で有名な川原町ですが、その昔は長良川の水運を生かした川港を抱える商業地域。荷を運ぶための水路が整備され、鰻の寝床とも呼ばれる長屋が建ち並んでいました。

格子戸のある古い町並み川原町を散策

写真:塚本 隆司

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町は長良川流域の特産品を扱う問屋が多く、大層賑わったようです。「美濃を制する者は天下を制する」といわれたのは天守からの眺めではなく、長良川をはじめとする水運と東山道(中山道)の陸運を担う物流の要衝だったことに由来します。

現在の川原町には、電柱がありません。格子戸のある古い町並みを大切に守りながら、長良川流域の商品を扱う土産物店「長良川デパート」や伝統工芸などを扱う店が軒を連ね、観光客を楽しませてくれています。

古い町並みで出会う伝統の技「岐阜和傘」

古い町並みで出会う伝統の技「岐阜和傘」

写真:塚本 隆司

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古い町によく似合うのが、着物と和傘ではないでしょうか。近年は華やかな和傘が登場し、注目度も高まっています。
写真は、昨年(2019年)に話題となった桜和傘(奥)と2020年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』にちなみ桔梗をイメージして制作された桔梗和傘。美しい紫のグラデーションが絶妙です。大ぶりで男性が使っても映えるように作られています。

古い町並みで出会う伝統の技「岐阜和傘」

写真:塚本 隆司

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これらの和傘を販売、レンタルしているのが全国的にも珍しい和傘の専門店「和傘CASA」です。今も残る町家を利用した「長良川てしごと町家CASA」内で営業されています。
和傘は戦後間もない頃に最盛期を迎え、年間2500万本もの生産数がありましたが洋傘にシェアを奪われ、現在では数千本までに落ち込みました。そのうち約7割が岐阜で作られています。

岐阜の加納地区が主な生産地で、かつては武士の小遣い稼ぎ(内職)でもありました。材料となる美濃和紙やゴマ油(エゴマ)、傘の開閉部の部品である「ろくろ」などが長良川流域で作られていたため、岐阜で全ての材料がそろっていました。いまでは、ろくろ職人が1人だけになってしまい、後継者の育成に力を入れています。

古い町並みで出会う伝統の技「岐阜和傘」

写真:塚本 隆司

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和傘の用途も本来の雨の日はほとんどなく、歌舞伎や芝居などの舞台や花見会場、結婚式の前撮り写真など、小道具としての利用が主流になりました。

CASAに来店される人の多くが「雨の日に使っても大丈夫ですか?」と聞かれるとか。ここで扱っている岐阜和傘は、江戸時代から続く伝統を守り作られているため、本来の目的である雨傘として使えるものばかり(日傘は別)。日常使いしたいという来店者も多くおられます。販売価格の主流は1本3万〜5万円。

<長良川てしごと町家CASAの基本情報>
住所:岐阜県岐阜市湊町29
営業時間:11時〜18時
定休日:火曜日、水曜日
電話番号:090-8335-9759(和傘CASA)

長良川名物の鮎を使った絶品鮎ラーメン「川原町泉屋」

長良川名物の鮎を使った絶品鮎ラーメン「川原町泉屋」

写真:塚本 隆司

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川原町でランチをするなら、長良川名物の鮎料理はいかがでしょうか?
川原町泉屋は、創業1887(明治20)年の老舗料理店。鮎料理を中心に岐阜名物の製造・販売に心血を注がれています。

長良川名物の鮎を使った絶品鮎ラーメン「川原町泉屋」

写真:塚本 隆司

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人気のメニューに「鮎らーめん御膳」2,310円があります。
前菜には、鮎の骨を練り込んだグリッシーニや鮎のリエットをのせたバケットなどの洋風のものから、鮎の熟れ寿しやアミエビの佃煮などが並びます。お酒好きなら、ちょっと1杯頂きたくなるようなものばかりです。

長良川名物の鮎を使った絶品鮎ラーメン「川原町泉屋」

写真:塚本 隆司

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メインの鮎ラーメンは、開きにし炭火で炙った鮎が丸々1尾入っています。鮎の背骨もこんがり焼かれパリパリと食べられます。
鮎のほぐし身も入っていますが、こちらは最後まで残すのがおすすめの食べ方。麺を食べ終わった後のスープをご飯にかけ、残して置いた身を入れれば、鮎のスープ茶漬けの完成。この締めの1杯が食べたくて、また来たくなる逸品です。

<川原町泉屋の基本情報>
住所:岐阜県岐阜市元浜町20
営業時間:
鵜飼開催期間中11時30分〜14時、17時〜19時30分
鵜飼開催期間外の夜営業は予約制
定休日:水曜日 ※冬季休業有り
電話番号:058-263-6788

岐阜城と川原町、初めての岐阜旅の王道コース

岐阜城に行ってみたいと思いながらも、金華山の上に建つ姿を見れば、家族で行けるだろうかなど心配だった人もいるはず。岐阜城は、多くの世代が楽しめるスポットです。城下の川原町の風情も旅気分を盛り上げてくれること間違いありません。
岐阜城と川原町、一度訪れてみたいと思っていた人に、おすすめしたいコースです。

取材協力:岐阜県

2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/10/15 訪問

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