関西を代表する観光地としても知られている京都の嵐山。そのシンボル的存在の渡月橋から北へ伸びる長辻通りの両側にはお土産物、雑貨、カフェなど様々な店が並んでいます。
その賑やかなメインエリアも路地裏に入ると落ち着いた雰囲気に一変します。例えば旧邸宅をリノベーションした趣のある「eXcafe(イクスカフェ)京都嵐山本店」もその一つ。四季折々の表情をみせる約400平方mもの庭園を眺めながら本格珈琲を味わえる空間は嵐山に来たら絶対に利用したいお店と言えるでしょう。
入口で靴を脱ぎ、廊下を進むと、そこには旧邸宅の趣を残しながら見事にリノベーションした広い空間となっています。左右の窓からは日本庭園が楽しめ、各テーブルにはひざ掛けが用意されています。
座席から見える窓景色は、長居したくなる癒しの空間。歩き疲れた時の休憩はもちろん、午前中の空いている時間帯に利用するのもおすすめです。
この店では「ほくほく団子セット」「ほっこり、ぜんざいセット」が人気のメニューですが、朝10時までに入店すれば「朝ごはん」が味わえます。これが実に可愛くてユニーク!
厚みある猫型食パン、お団子、そしてトッピングにバター、小豆、生クリームとミカン、選べるドリンク付き。
この猫型食パンは、ねこ型スイーツ&ベーカリー専門店「京都ねこねこ」の人気商品。コク深い味わいが特徴の激うまパンを七輪で焼きます。分厚くカットされていますので、炭火で焼くと外はカリッとこんがり、中はもっちり食感が際立ちます。
ただし、食パンは意外と早く焼けるので、焦がさないように注意が必要です。
スタッフの方から「焦げやすいので」と最初に説明がありますが、それを聞いて理解しても、そのイメージより1.5倍は早く焦げると思っておいて調度良いでしょう。
焼き上がった猫の食パンは、トッピングで顔を描いてみても面白いですね。ここはセンスの見せ所で、男性より感性豊かな女性の方が上手そうです。ちなみに失敗例としては、小豆を一度にドバっとのせて使ってしまうこと。
例えば、2つあるミカンを目にして、小豆を少し目玉に使うなど…。上手に出来ればインスタ映えもバッチリなはず。いずれにせよ、猫型食パンを七輪で焼いて食べる雰囲気、厚みあるパンのボリュームはなかなかのものです。
お団子も七輪で焼きますが、こちらはパンと違って焼きあがるまで少々時間がかかります。庭園を見ながら焼き上がるまで待つ優雅な時間、心地よい幸せを感じます。
焼き加減は好みですが、少し焦げ目があるくらいの方が香ばしさが出ておすすめです。白串団子は、みたらしのタレに、よもぎ団子はトッピングの小豆をのせて食べても抜群ですよ。
このモーニングセットは朝8:00〜10:00まで。お値段は1,280円で朝食として考えると少々高めです。でも、この楽しさ、満足度、風情、ゆったり過ごせる空間など、トータル的に考えると注文しない手は無いでしょう。
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町35-3
電話番号:075-882-6366
営業時間:8:00〜18:00
(朝食は8:00〜10:00)
定休日:不定休
2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
旅人間
レンタカーでアメリカの国立公園を中心に3ヵ月ほど旅した時、ガイドブックにのっていない大自然の魅力に出会い、これらを紹介したいと感じたのがライターになったキッカケ。その後、シンガポールに長期滞在し、東南…
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