写真:たぐち ひろみ
地図を見る北海道第三の都市、函館。美しい夜景であまりにも有名だが、ここはまた歴史ある湯の川温泉の街でもある。登別温泉、定山渓温泉とともに北海道三大温泉郷の1つに数えられる名湯は、函館観光の後、その足で楽しめる温泉として人気だ。
そんな湯の川温泉にあり、上質なサービスを提供しているのが「HAKODATE 海峡の風」。隣接する「湯元 啄木亭」のプレミア別館として、2016年にオープンした。歴史情緒あふれる街・函館にちなみ、大正ロマン、昭和レトロ、平成モダン、の3つをコンセプトにしている。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る56室ある客室はすべてが60平米以上、設備や備品も高品質で、優雅なお籠り滞在を考えているあなたにぴったりだ。しかもお1人様滞在でも、和洋室、ツインルーム、レディースルーム、大正ロマン風、平成モダン風など、さまざまなタイプの中からお好みの客室を選ぶことができる。多くの部屋がオーシャンビューなのもうれしい。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る宿に到着したら、ロビーでお茶のサービスを受けつつチェックイン手続き。その後は、長い通路を経てエレベーターホールへ、そしてそこから各客室へ。洗練されたシックなデザインと色調で統一された内装が、これから始まる滞在への期待感をいやがおうにも高めてくれる。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るさまざまある客室タイプのうち、特におすすめしたいのが「展望風呂付ツインルーム」。女子の1人旅なら、中でも写真の大正ロマン風客室がイチオシだ。猫足のソファやチェア、シャンデリアなど、レトロで暖かいインテリア。そして、広さはなんと67.6平米! 写真のリビングルームなど、まさに踊れるほどの広さだ。
備品も充実している。コーヒー、紅茶、日本茶、お茶菓子があるのはもちろんのこと、コーヒーにいたっては、豆とカプセルの2種類が用意されていて、それぞれ専用のコーヒーメーカーが備わっている周到さ。豆は備え付けのミルで挽いて使う。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るそして、こちらがセミダブルベッドが2つ並ぶ寝室。リビングエリアとは空間が分けられているので、とても落ち着く。リビングとは別にここにもテレビが設置されていたり、枕元にアロマディフューザーが置いてあったりするのも気が利いている。クローゼットには浴衣の他に、作務衣、パジャマ、バスローブの用意が。気分に応じて好きなものを着て過ごせるようにとの心配りがありがたい。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る海に面したこの客室、窓からは津軽海峡越しに津軽半島や下北半島を見渡すことができる。朝日の上る早朝から日没まで、刻々と変化する海の色を眺めるだけでも心が洗われる。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るこの客室タイプをおすすめする最大の理由が、この展望風呂だ。白タイルがなんともレトロで、幅は約1.5mとかなりの広さ。自家源泉から引くお湯で24時間満たされた湯舟からは、お湯に浸かりながら海を眺めることができる。
ちなみに、泉質はナトリウム・カリウム−塩化物温泉。PH6.76の中性泉で、冷え性、うつ、乾燥肌などに効用があるという。ストレス解消にもよさそうだ。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る展望風呂に続く洗面所も広さでは負けていない。2つのシンク、メンズとレディースそれぞれ用意されたトイレタリー、各種アメニティ類と、設備や備品も充実。入浴後は、ここに用意しておいたバスローブをさっと羽織り、ただただまったり過ごしてみたい。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る宿の1階には、2つの大浴場がある。1つは壺湯や立ち湯も楽しめるスタイリッシュな平成モダン風呂「Relax21」、もう1つは幻想的でノスタルジックな雰囲気の大正ロマン風呂「夢乃湯(写真)」だ。男女入れ替え制になっているので、朝晩で両方とも楽しむことができる。
「海峡の風」にはレストランが3つ。朝夕バイキングを提供する「青函市場」、フランス料理の「函館銀座軒」、そして寿司会席の「Blue Seasons」だ。写真は、そのうち一番利用者の多い「青函市場」。昭和レトロをコンセプトにした空間に、マグロ、サーモン、イカ、ブリなど、魚介を主体とした60種類ほどの料理が並ぶ。まさに海の幸づくしのディナー! 充実したデザート類にも注目したい。
1人旅でとかく居心地の悪さを感じやすい食事時だが、動き回ることの多いビュッフェなら意外と平気。この宿ではお1人様もちらほら見かけるので、気おくれはまずもって無用だ。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るビュッフェとは別に、料理カウンターでは「マグロのサイコロ鉄板ステーキ」、「ザ・ホタテの貝焼き」、「海鮮ラーメン(写真)」などのオーダーを受け付けていて、出来立てのものをテーブルまで運んでくれる。こちらも必ず味わっておこう。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る夕食と同様、色とりどりの料理が並ぶ朝食バイキング。「海鮮チャウダー」、「料理長の特製オムレツ」、銀シャケや金目鯛の「朝茶漬け」などの特別料理は、料理カウンターで別途注文できる。その場で絞ってくれる「フレッシュりんごジュース」や「美鈴珈琲」を味わうのも忘れずに。
写真:たぐち ひろみ
地図を見る広々とした客室、いつでも入れるゆったり風呂、充実した設備。ずっと自分の部屋で過ごしても退屈することはなさそうだが、気分転換したくなったら、1Fの「サロン・のぐち文庫」や10階の「ライブラリー・のぐち文庫(写真)」に足を運んでみよう。北海道に関する書籍や雑誌を閲覧できる。「サロン」にはコーヒーマシンも設置されているので、一服しながらの読書というのもありだ。
写真:たぐち ひろみ
地図を見るちょっと観光もしてみたいという方へ。定番の函館市内観光もいいけれど、もう少し足を延ばして「大沼国定公園」へ行ってみるのもおすすめ。壮大な自然に身も心も癒されること請け合いだ。宿からなら路面電車でJR函館駅まで30分、そこから列車で大沼公園駅までが40分程度。チェックアウト後の半日観光に最適だ。
優雅なお1人様滞在にぴったりな宿「HAKODATE 海峡の風」をご紹介した。自分を思いっきり甘やかしてみたい人にぜひ泊まってほしい宿だ。できれば2泊して、お籠りステイを思いっきり堪能してほしい。
宿へは、JR函館駅からタクシーで10分、あるいは路面電車で30分+徒歩6分。函館空港からもタクシーで10分、路線バスなら18分+徒歩6分だ。
2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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