写真:モノホシ ダン
地図を見るみたらい渓谷の遊歩道は、天川川合バス停から洞川温泉バス停までの約7.4km、徒歩約2時間30分の道程です。天川川合バス停は、近鉄下市口駅からバスで約1時間。バス停を降りると向かい側に「天川村総合案内所」があります。
案内所には、村内の観光や登山などあらゆる情報が集積されています。歩き始める前に、「みたらい渓谷ハイキングコース」のマップをゲットしましょう。
<天川村総合案内所の基本情報>
住所:奈良県吉野郡天川村川合263-1
電話番号:0747-63-0999
営業時間:9:00〜16:40
休業日:水曜日・年末年始
アクセス:近鉄下市口駅から奈良交通バス「洞川温泉」または「中庵住」行きで約1時間、天川川合バス停下車すぐ
車利用の場合は、天川村役場無料駐車場利用
写真:モノホシ ダン
地図を見る天川村総合案内所を出て、目の前にある村内唯一の信号を横断し、2分ほど歩いたところにある道案内の看板を左に曲がると、古風な川合吊橋が。橋の頭上の看板には、「人数制限5人」と書かれているので、5人以上で渡らないようにしましょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見るスリル満点の川合吊橋は、清流天ノ川の絶景ポイント。透き通ったエメラルドグリーンの水の美しさには思わずびっくり。
写真:モノホシ ダン
地図を見る川合吊橋を渡って、のどかな車道をしばらく進むと、弁天渕橋の手前右側に、みたらい遊歩道への入口があります。
写真:モノホシ ダン
地図を見る遊歩道に入ってからは、左手に天ノ川を眺めながらのどかなハイキングを楽しむことができます。天ノ川沿いの遊歩道からは、大小の滝や川幅いっぱいに巨石が転がる風景を眺めることができ、自然の雄大さを感じさせます。
写真:モノホシ ダン
地図を見るみたらい遊歩道入口から約30分ほどで、スタートしてから最初の休憩所である「みたらい休憩所」に到着します。ここまでは、ほぼ平坦な道程です。
休憩所には、綺麗なトイレもあって、女性の方も安心して使用することができます。
<みたらい休憩所の基本情報>
住所:奈良県吉野郡天川村北角
電話番号:0747-63-0999(天川村総合案内所)
休業日:不定休(要問合せ)
アクセス:みたらい遊歩道入口から徒歩約30分
写真:モノホシ ダン
地図を見るみたらい休憩所付近は、みたらい渓谷のなかでも一番のみどころです。休憩所横の階段から、河原に下りてみましょう。川迫川と天ノ川の合流地点には、大きな巨石が点在し、まるで山水画のような風景が展開します。川の水は綺麗でとても冷たい。
写真:モノホシ ダン
地図を見るみたらい渓谷は、漢字では“御手洗”渓谷と書き、南北朝時代に、後醍醐天皇の皇子、護良親王が勝利祈願に、この地で手を清めたとされ、その名が付いたと言われています。
みたらい休憩所付近は、川迫川、天ノ川、山上川の3つの河川が集まるところで、山上川との天ノ川合流点付近には、豪快な斜瀑を見ることができます。
写真:モノホシ ダン
地図を見るみたらい休憩所を後に、ふたたび遊歩道に入ると、絶景ポイントがあります。ここからは、哀伝橋・みたらいの滝・みたらい橋の3つを同時に見ることができ、みたらい渓谷を代表する景観のひとつとなっています。
写真の一番手前に架かる「哀伝橋」は、アスファルト舗装されているので、一見すると吊橋に見えない吊橋と言われています。しかし、主ケーブルで床版を吊り下げる吊床版橋(つりしょうばんきょう)という構造の吊橋です。渡ってみると、少し揺れているのが分かります。
写真:モノホシ ダン
地図を見る哀伝橋からは、みたらいの滝と、その頭上に架かるみたらい橋を見ることができます。さらに真下には、大きな滝の流れも見えて、飽きることない絶景に、いつまでも眺めていたい思いに駆られるかもしれません。
写真:モノホシ ダン
地図を見るみたらい休憩所からの山上川沿いの遊歩道は、急な上りが続きます。その途中にある「光の滝」は、落差15mの直瀑で、太陽が射すとキラキラと反射して美しいことで知られています。
写真:モノホシ ダン
地図を見るみたらい休憩所からの山上川沿いの遊歩道では、河原に降りることもできます。渓谷の中で、ひっそりと静まり返るエメラルドグリーンの淵の美しさには、思わず感嘆の声を上げざるを得ないでしょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見るみたらい休憩所から約40分ほどで、2回目の休憩所である観音峯登山口休憩所に到着します。ここでも綺麗なトイレがあります。
<観音峯登山口休憩所の基本情報>
住所:奈良県吉野郡天川村洞川
アクセス:みたらい休憩所から徒歩約40分 洞川温泉バス停から徒歩約50分
車利用の場合は、無料駐車場利用
写真:モノホシ ダン
地図を見る観音峯登山口休憩所からは、しばらく県道21号線沿いの歩道を歩きます。その途中には、黒い結界門が建っています。
洞川温泉は、女人禁制の地として知られる修験道発祥の地、霊峰大峯山の登山口に湧く温泉で、かつては、ここから女人禁制だったことを表す門です。
結界門を過ぎると、右手にふたたび、みたらい遊歩道への門があり、ここから終点の洞川温泉までは平坦な道で、鬱蒼とした林間を歩きます。
写真:モノホシ ダン
地図を見る観音峯登山口休憩所から洞川温泉バス停までは約50分。そして、バス停の近くには、日帰りの入浴施設「村営洞川温泉センター」があります。センターは、建物に名産の吉野杉をふんだんに使った温泉施設で、泉質は、無味無臭の柔らかい入り心地のよい単純泉。
遊歩道を歩いた後は、温泉でゆっくりくつろいで帰路につくというのもおすすめですよ。
<村営洞川温泉センターの基本情報>
住所:奈良県吉野郡天川村洞川13-1
電話番号:0747-64-0800
営業時間:11:00〜20:00(受付は19:30まで)
入湯料:大人700円 小人200円(小人は3歳以上小学生以下)
定休日:水曜日
アクセス:近鉄下市口駅から奈良交通バス「洞川温泉」行きで
約1時間20分終点下車、徒歩約5分
車利用の場合は、天川村営有料駐車場利用
いかがでしたか。今回は、天川川合バス停から洞川温泉までの「みたらい遊歩道」のハイキングコースをご紹介しましたが、じつは、両者の高低差は約220mもあります。そのため、少しでも上り坂を回避してハイキングを楽しみたいという方は、洞川温泉から天川川合バス停までの逆コースをおすすめします。
また、車でハイキングを楽しみたいという方は、天川村役場駐車場または洞川温泉の天川村営有料駐車場利用に車を預けて、復路は、奈良交通の路線バスを利用するのが便利です。
関西屈指の渓谷美を色々なアプローチで楽しんでみてはいかがでしょうか。
2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/12更新)
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