横浜駅西口さんぽ!「東横フラワー緑道」で歴史感じる散歩旅

横浜駅西口さんぽ!「東横フラワー緑道」で歴史感じる散歩旅

更新日:2020/11/14 13:04

林 ぶんこのプロフィール写真 林 ぶんこ 四国の山道探検家、0850ライダー
「日本のサグラダ・ファミリア」と呼ばれるほど長い工事期間を経て、2020年にリニューアルオープンした横浜駅。新たな西口のランドマーク「JR横浜タワー」からすぐの場所に、都会のど真ん中にあるとは思えない、緑に囲まれた静かな散歩コースがあるのをご存じでしょうか。横浜駅きた西口からゆっくり歩いても1時間とかからず、自然豊かで歴史にもふれられる、とっておきの散策コースをご案内します。

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横浜駅きた西口から徒歩5分!「東横フラワー緑道」

横浜駅きた西口から徒歩5分!「東横フラワー緑道」

写真:林 ぶんこ

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横浜駅に着いたら西口方面に出て、2020年に完成したばかりの「CIAL横浜」「NEWoMan横浜」が入っているJR横浜タワー2階を通って、最北部の「CIAL横浜ANNEX」まで北に進みます。ホテルメッツ横浜前を通り、突き当りのエスカレーターを降りたところの横断歩道を渡ればすぐに、かつての東横線の線路を遊歩道にした「東横フラワー緑道」が現れます。

横浜駅きた西口から徒歩5分!「東横フラワー緑道」

写真:林 ぶんこ

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整備された気持ちのよい遊歩道、「東横フラワー緑道」は全長約1.4kmあり、自転車は進入禁止のため、どこの区間でものんびりと散策を楽しめます。中でも面白いのは、6時から21時半のみ通行が可能になる「高島山トンネル」。かつて電車が走っていたことが偲ばれる、隧道っぽい、ちょっとミステリアスな雰囲気も漂う場所です。

横浜駅きた西口から徒歩5分!「東横フラワー緑道」

写真:林 ぶんこ

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高島山トンネルを抜けると、黄色の壁に空色の屋根のメルヘンチックな外観の東急反町駅が姿を現します。「東横フラワー緑道」の下、駅の1階周辺には八百屋さんやよい匂いを漂わせる昔ながらの惣菜店などが並び、地域に密着した商店街を形成しています。

また、この辺りはかつての海岸線に近く、浦島太郎伝説が残されている土地。反町公園近くの慶運寺は別名浦島寺と呼ばれており、境内の浦島観音堂には太郎が乙姫様から玉手箱と一緒に手渡されたと云われる亀の上に立つ観音様が祀られています。そのため、反町周辺には、亀の形の車止めや、亀デザインの街灯など亀にちなんだものが多く、街にひっそり溶け込んだ隠れ亀たちを探しながら歩くのも楽しいエリアになっています。

静かな住宅地にある眺めのよい「高島山公園」

静かな住宅地にある眺めのよい「高島山公園」

写真:林 ぶんこ

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反町駅で「東横フラワー緑道」を西側へ下り、横浜駅の方へ少し戻ったところにあるのが「高島山公園」。先ほど通ってきた高島山トンネルの上にある、閑静な住宅地に囲まれた公園です。高島山の云われは、1860〜70年代の横浜開港期、鉄道用地の埋め立てや瓦斯事業などの数々の功績で知られる高島嘉右衛門が晩年に住んだことにあり、彼の功績を称える碑が園内に建てられています。

静かな住宅地にある眺めのよい「高島山公園」

写真:林 ぶんこ

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高台にある「高島山公園」からは、新横浜の方まで見渡せる気持ちの良い眺めが楽しめます。

静かな住宅地にある眺めのよい「高島山公園」

写真:林 ぶんこ

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公園からの眺めを楽しんだら、横浜駅方面に丘を下っていきましょう。

ガンダムファンに人気!天空の寺「三宝寺」

ガンダムファンに人気!天空の寺「三宝寺」

写真:林 ぶんこ

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高島山公園から高島山を下る道に出てくるのが、こちら「三宝寺」。瑠璃光山と号し、嘆誉和尚(慶長2年1597年寂)が開山となり創建した浄土宗のお寺です。

一見普通のお寺ですが、中に入ってお参りするというより、少し離れたところからお寺を眺めて楽しむ人が多い、ちょっとユニークなお寺です。

ガンダムファンに人気!天空の寺「三宝寺」

写真:林 ぶんこ

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その理由は、この迫力ある土台部分にあります!崖からせり出した空中部分に建っているため、マンション5階分もの高さを持つ巨大なコンクリート製の足を持っているお寺なのです。さながら空中楼閣のような雰囲気を漂わせ、まるで空に浮かぶ天空の寺のようです。

ガンダムファンに人気!天空の寺「三宝寺」

写真:林 ぶんこ

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また、昭和の世代のお父さんたちからは、アニメ「起動戦士ガンダム」に登場する「ビグ・ザム」のようだとも言われており、「東横フラワー緑道」からの写真映えスポットにもなっている横浜の隠れた名刹です。

かつてのアメリカ領事館「曹洞宗青木山本覺寺」

かつてのアメリカ領事館「曹洞宗青木山本覺寺」

写真:林 ぶんこ

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三宝寺から東に進んだ第二京浜沿いに建つのが、鎌倉時代の1226(嘉禄2)年創建と伝えられる横浜市内有数の古刹「曹洞宗青木山本覺寺」。

横浜港が開港した1859年当時は本覺寺は丘陵に建っており、現在の第二京浜あたりは浜、それより外側は海でした。そのため初代駐日アメリカ総領事のハリスは、小高い丘に建てられ、横浜の湾内を見通すことができる見晴らしのよい本覺寺を、アメリカ領事館に最適と考え、神奈川奉行が用意した屋敷を断って、ここを領事館に決めました。

そして3年あまり本覺寺はアメリカ領事館として使用され、その間寺僧は退去させられ、ご本尊は板囲いで覆われていました。

かつてのアメリカ領事館「曹洞宗青木山本覺寺」

写真:林 ぶんこ

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領事館時代に白ペンキを塗られた山門は、日本で初めてペンキが塗られた純日本建築物といわれており、震災や戦災の難を免れた、この地域に残る唯一の江戸時代からの姿をとどめる建築物です。また山門をよく見れば、白ペンキの痕跡が今でもかすかに残っています。

かつてのアメリカ領事館「曹洞宗青木山本覺寺」

写真:林 ぶんこ

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横浜港開港時、港と湾が一望できたという本覺寺山門。現在、そこから見えるのはこのような眺めです。

昔は海だった横浜駅。歴史の変遷を散歩しながら楽しもう

昔は海だった横浜駅。歴史の変遷を散歩しながら楽しもう

写真:林 ぶんこ

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1859年の横浜港開港頃は、海に面した崖の上の景勝地だったというこのあたり。現在の横浜駅がある場所は当時は入江で、海や沼が広がっていました。それから160年余りが経ち、大規模な埋め立てから始まり、一つの工事が終わったら、すぐに次の工事が他の場所で始まり、「日本のサグラダ・ファミリア」と呼ばれるほどの長い工事期間を経て、大変貌を遂げた横浜駅。

横浜発展の歴史とともに姿を変えた構築物が多く残る横浜駅周辺。駅周辺を少し歩くだけで、歴史の変遷に触れることができる散歩旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

東横フラワー緑道の基本情報

住所:神奈川県横浜市神奈川区台町6丁目付近
通行時間:24時間(ただし高島山トンネルは6:00〜21:30)
アクセス:横浜駅きた西口から徒歩5分

2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/10/24 訪問

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