写真:モノホシ ダン
地図を見る観峯荘にしぎは、標高約820mに位置する洞川温泉街を流れる清流山上川(さんじょうがわ)沿いに建っています。客室からは、せせらぎに耳を傾けながら、四季折々の川と山の風景を楽しむことができます。
写真:モノホシ ダン
地図を見る客室は、すべて和室で、新館6室・別館9室の計15室。写真は、広々とした新館のさくらの間(10畳、バス、トイレ付き)。
写真:モノホシ ダン
地図を見るすべてのお部屋からは、山上川の流れと、洞川自然研究路に架かる「かりがね橋」を眺めることができます。かりがね橋は、全長120mで、天川村で一番長い吊橋です。
写真:モノホシ ダン
地図を見る洞川温泉の旅館の特徴のひとつが「縁側」です。これは、大峯山登山の行者宿として、昔から多くの行者さんを引き受けてきたことによります。
白足袋に、わらじ履きの行を終えた行者さんたちは、まずは縁側に座り、たらいの水で足を洗ってから部屋に入りました。その時の名残が、いまの縁側という訳です。
浴衣姿で、それぞれに趣向を凝らした各旅館の縁側を梯子するのもおすすめです。
写真:モノホシ ダン
地図を見る洞川温泉に宿泊したら、ぜひ夜の温泉街に繰り出してみましょう。洞川温泉旅館街のメインストリートは「行者さん通り」と呼ばれ、県内でもとくに優れた景観として、奈良県景観資産に登録されています。
夜の行者さん通りは、両側に並ぶ旅館の提灯に照らされて、浴衣姿の方もちらほら。木造2階建ての和風建築が続く光景は、なぜか懐かしさを感じさせます。
写真:モノホシ ダン
地図を見るところで、観峯荘にしぎの館内に限らず、洞川温泉の旅館には、至る所に大峯講の提灯や看板を見かけます。
「講」とは、民俗宗教において宗教行事等を行なう会合団体のことです。各地域の大峯講にはそれぞれ定宿があり、提灯や看板を吊るしている宿に泊まります。
古来より、修験道の山、大峯山の登山基地として繁栄してきた洞川温泉の歴史が窺えますね。
写真:モノホシ ダン
地図を見る館内の大浴場は、別館にあり、洞川温泉ではトップクラスの大きさを誇っています。泉質は、天然アルカリ性単純温泉。無色透明、無味無臭で、お湯が柔らかで肌に優しく、入り心地がいいとされています。
山上川に面し、窓からの眺望も素晴らしい開放感あふれる大浴場で、ゆったりとくつろいでください。
写真:モノホシ ダン
地図を見るさらに女性には、色浴衣を無料で選ぶことのできる嬉しいサービスも。縁側に映える鮮やかな色や大正ロマン風の柄など、多彩なデザインが揃っています。
写真:モノホシ ダン
地図を見る食事は、夕食・朝食とも別館でいただきます。夕食は、地元の素材にこだわったスタンダードな「山里会席」。一人用の鍋は、カモ鍋。お造りは、ニジマス。ほかに、天川村に古くから伝わる郷土料理「いもぼた」に、ごろごろ水で仕込まれた名水豆腐などボリューム満点。
写真:モノホシ ダン
地図を見るジビエ料理では、「鹿カツ」が。サクサクとした食感で、とても美味しくいただけます。
写真:モノホシ ダン
地図を見る後出しでは、「アユの塩焼き」が。串に刺した鮎が、生唾ゴックンとなる光景ですね。ほかに後出しでは暖かい「にゅうめん」なども。豊かな山の幸を、心行くまで満喫してください。
いかかでしたか。観峯荘にしぎは、決して大きな宿ではありませんが、きめ細やかな心遣い、温もりやおもてなしを感じさせる旅館です。人気観光スポットにも近く、天川村のハイライトを巡るのにもおすすめです。観峯荘にしぎで、日常の喧騒から離れ、心の安らぎを感じてみてはいかがでしょうか。
2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/20更新)
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