写真:堀内 京子
地図を見る長崎県島原市は古くから湧水に恵まれて、市内には約50ヶ所の湧水ポイントが点在。湧水群として、1986年に日本名水百選(環境省選定)に選ばれました。湧水スポットの1つ「浜の川湧水」は、今でも地元の方が洗い場として使っています。
昔ながらの風情が残る湧水スポット「鯉の泳ぐまち」の水路には色鮮やかな錦鯉が泳ぎ、町歩きを楽しむ観光客が訪れています。昔ながらの商店街には島原温泉を手軽に楽しめる公衆浴場や無料で楽しめる足湯もありますので、観光途中の休憩にぜひどうぞ。
写真:堀内 京子
地図を見る島原のシンボルともいえる島原城は今から400年以上前、1618年から7年の歳月を費やして築城。白亜の五層天守閣を中心に大小50もの櫓を配置した優美な城でした。現在復元された天守閣には島原の乱にまつわるキリシタン史料や郷土史料などが展示されています。最上階にある展望所からは自然豊かな島原の風景、海の向こうには熊本の山々を望むことが出来ます。
写真:堀内 京子
地図を見る島原城正面に建つ食事処が今回ご紹介する「姫松屋本店」です。島原鉄道島原駅から徒歩約10分、島原城を目指して向かうと分かりやすいですよ。車でお出かけの場合は建物裏手に店舗用の広い駐車場を完備していますのでご利用ください。
写真:堀内 京子
地図を見る落ち着いた雰囲気の店内は広々として1階はテーブル席が並び、2階は宴会場になります。席数が多いため、ご家族・グループ旅行など、人数が多い利用の場合にも便利です。
写真:堀内 京子
地図を見るところで具雑煮の由来はご存じでしょうか。
1637年に起こった「島原の乱」において、一揆軍の総大将である天草四郎は3万7千の信徒たちと原城(現在の南島原市)に籠城。一揆軍は餅を兵糧として蓄え、色々な具材を集めて雑煮を作り栄養をとりながら約3ケ月間も戦いました。この話をもとに1813年、姫松屋の初代が趣向をこらして生み出したのが具雑煮の始まりと言われています。
写真:堀内 京子
地図を見る具雑煮は1人用の土鍋に入って、出来立てアツアツが運ばれてきます。
ふたを開けると湯気がふわっと上がり、出汁の良い香りが。具雑煮(並)には自家製のお餅5個・焼き穴子・鶏肉・卵焼き・かまぼこ・笹ゴボウ・椎茸・凍豆腐・シロナ(島原特産の野菜)・春菊など、13種類もの具材が入っています。お餅の下から色々な具が出てきて楽しく、具雑煮の美味しさにも満足できることでしょう。
写真:堀内 京子
地図を見る具雑煮のメニューは並(お餅5個入り)のほか、大(お餅8個入り)も。また、具雑煮にいなり寿司・果物が付く定食「梅」もお手軽です。刺身や小鉢など料理が増える「竹」「松」もありますので、お好みで選ばれてください。具雑煮は季節限定メニューではなく、一年中食べられる点もお薦めするポイントです。
写真:堀内 京子
地図を見る具雑煮以外にも、親子丼・カレー・刺身定食・天ぷら定食・幕の内定食・からあげ定食・とんかつ定食・和牛定食など、多彩なメニューが揃っています。ポークしょうが焼定食(写真)は厚みのある豚肉が食べ応えがあり、生姜の風味が効いた濃い目の味付けはご飯が進みます。
写真:堀内 京子
地図を見る鍋焼うどん・いなり・果物が付く「鍋焼きうどん定食」もリーズナブル。具雑煮より具材が少なめになりますが、それでも具だくさんの内容です。麺類は他にも天ざる定食やそば定食があり、子供ランチなどお子さまも楽しめるメニューも提供しています。
写真:堀内 京子
地図を見るデザートには、湧き水で冷やした白玉団子を甘く冷たいシロップで味わう「かんざらし」はいかがでしょう。白玉団子の外側はぷにぷに、中はもっちりとして甘さ控えめのシロップはさらっとしています。島原には、かんざらしを提供する店が点在して、食べ比べも楽しいですよ。かんざらしについては関連MEMO“島原名物「かんざらし」ひんやり和スイーツ巡り!手作り体験”でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
写真:堀内 京子
地図を見る旅行の楽しみはお土産もありますよね。お店の一角には売店があり、島原のお土産品が並んでいます。島原手延そうめん、ふぐの形をした「島原がんば最中」、豆菓子「ラッキーチェリー豆」、雲仙名物「じげ納豆」なども喜ばれるお土産です。
写真:堀内 京子
地図を見る島原手延そうめんは細くてツルツルの喉越しがよく、夏は冷たい出汁、寒い時期は温かい「にゅうめん」として味わっても美味しいですよ。女子旅のお土産には島原の風景やそうめん流しをしながらそうめんを食べる天草四郎が描かれた素敵なパッケージが最適です。
住所:長崎県島原市城内1丁目1208
営業時間:11:00〜19:00
定休日:第2火曜日(変更の場合あり)
店舗は新町店(島原市新町)もあります。
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
堀内 京子
旅行もご当地グルメも大好き♪日頃は仕事多忙な毎日ですが休日にはフットワーク軽く、温泉や観光地へ出かけてリフレッシュしています。温泉巡りを続けてきた中で浸かった温泉は九州を中心に1,000湯を超えました…
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