ナポリの伝統スイーツ5選!食べ歩きが楽しくなる名店で味わおう

ナポリの伝統スイーツ5選!食べ歩きが楽しくなる名店で味わおう

更新日:2020/11/22 15:57

ケイコ ソリーノのプロフィール写真 ケイコ ソリーノ イタリア政府公認ツアーコンダクター、郷土料理教室主宰
歴史と人情が交差する南イタリアの大都市「ナポリ」。皆さんが想像する情熱的で陽気なイタリアがココにあります。

そんなナポリで生まれ育った地元っ子も大好きなご当地スイーツ。日本でも有名なあのお菓子から初めて聞く美味しさ全開の季節菓子まで、全部で5つをご紹介!

ヴェスビオ火山と海を背に広がるナポリの街で、旅の醍醐味である食べ歩きを思う存分楽しみましょう。一緒にオススメの名店情報もお見逃しなく。

ナポリ菓子の王道「スフォリアテッラ」

ナポリ菓子の王道「スフォリアテッラ」

提供元:Comune di Napoli

https://www.comune.napoli.it/home地図を見る

最初は、ナポリ菓子の王道「スフォリアテッラ」。17世紀にアマルフィ海岸の修道院で偶然できた焼き菓子です。その後、ナポリの菓子職人がレシピを持ち帰り、ナポリ銘菓として定着。

このお菓子には2種類あります。サクサクのパイ生地でできた貝の形の「リッチャ」(写真右)と、しっとりしたクッキー生地の「フロッラ」(写真左)。どちらも、中にはオレンジピールとリコッタチーズのクリームが入ってます。

200年以上前にナポリにこの菓子を持ち込んだ職人の店「ピンタウロ」は、行列の絶えない人気店。“元祖の味”を旅の美味しい思い出にどうぞ。

<ピンタウロの基本情報>
住所:Via Toledo 275,80132,Napoli
電話番号:+39-081-41-7339
営業時間:9時〜20時
定休日:なし

ラム酒が効いたスポンジ菓子「ババ」

ラム酒が効いたスポンジ菓子「ババ」

写真:ケイコ ソリーノ

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続いては、日本でも有名な「ババ」。キノコの形をしたスポンジケーキをラム酒にたっぷりと漬けたお菓子です。

このお菓子の発祥は、意外にもポーランド。その後、フランスで改良され、18世紀に新しいモノ好きのナポリ・シチリア王カルロ3世によりナポリに持ち込まれ、現在の“キノコ型+ラム酒”のナポリ菓子として完成したのです。

ナポリで100年以上の歴史を誇る「スカトゥルキオ」は、ババの有名店。このお店で伝統の味を堪能してから、クリームやフルーツで飾られた今どきのババを楽しみましょう。

<スカトゥルキオの基本情報>
住所:Piazza San Domenico Maggiore 19,80134,Napoli
電話番号:+39-081-551-6944‬
営業時間:7時〜22時
定休日:なし

復活祭のお菓子「パスティエラ」

復活祭のお菓子「パスティエラ」

写真:ケイコ ソリーノ

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3つ目は、ナポリの復活祭に欠かせない「パスティエラ」。牛乳で煮た小麦にリコッタチーズや柑橘系の風味を加えて、クッキー生地に流し込み焼いたお菓子です。

このお菓子の誕生にはおもしろい伝説が!ナポリ湾の人魚が美しい歌声を人々に聴かせ、そのお礼に街の人が7つの恵みを献上。それが、小麦粉、卵、麦、リコッタ、オレンジの花、シナモン、砂糖でした。人魚は神様に7つの品を捧げ、パスティエラができたといいます。

現在は年間を通じて販売され、いつでも味わうことができます。美味しいパスティエラなら、スパッカナポリで3代続く「ラ・パスティエラ・ナポレターナ」へ。

<ラ・パスティエラ・ナポレターナの基本情報>
住所:Via Benedetto Croce 50,80134,Napoli
電話番号:+39-081-790-1515
営業時間:9時〜19時30分
定休日:なし

父の日のシュークリーム「ゼッポレ」

父の日のシュークリーム「ゼッポレ」

写真:ケイコ ソリーノ

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次は、イタリアの父の日である“聖ジュゼッペの日”(3月19日)に食べるシュークリーム「ゼッポレ・ディ・サン・ジュゼッペ」。単にゼッポレとも呼びます。

このお菓子には、シュー生地を揚げたタイプと焼いたタイプの2種類が存在します。どちらも生地の間にカスタードクリームを挟み、表面を同じくクリームとシロップ漬けのダークチェリー、粉砂糖で飾ります。

19世紀からレシピが残るこのお菓子は、今やナポリからイタリア全土へ。季節菓子でしたが、現在は通年販売するお店が多数。絶品のゼッポレは1837年創業の「カッラトゥーロ」で。

<カッラトゥーロの基本情報>
住所:Via Casanova 97,80139,Napoli
電話番号:+39-081-554-5364
営業時間:7時〜21時30分
定休日:なし

クリスマス菓子「ストゥルッフォリ」

クリスマス菓子「ストゥルッフォリ」

提供元:Comune di Napoli

https://www.comune.napoli.it/home地図を見る

最後は、ナポリのクリスマス菓子「ストゥルッフォリ」。起源は紀元前の古代ギリシャにあり、ギリシャ語で“丸める”という意味をもつお菓子です。

小麦粉、卵、砂糖、リモンチェッロなどを混ぜた生地を小さくカットして揚げ、はちみつを絡めたお菓子。仕上げにカラフルなトッピングシュガーやオレンジピールを飾ります。かりんとうを連想させる味は日本人もハマる美味しさ。

このお菓子はクリスマスシーズン限定の季節菓子。おすすめは、ナポリ中央駅近くの名店「アッタナスィオ」。一緒に、お店の看板商品“アツアツのスフォリアテッラ”もどうぞ。

<アッタナスィオの基本情報>
住所:Vico Ferrovia 1-4, 80142,Napoli
電話番号:+39-081-28-5675
営業時間:6時30分〜19時30分
定休日:月曜

南イタリアを代表する食い倒れの街「ナポリ」

ナポリを象徴する伝統スイーツはいかがでしたか?見かけは控えめですが、中にはギュッと濃厚な美味しさが詰め込まれたお菓子ばかり。

ナポリには、他にもピザやコーヒーなど街の歴史を体現する食文化が溢れています。観光の合間にナポリグルメを満喫してください。

2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/15 訪問

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