ミラノからすぐ行ける!北イタリアの文化薫る“美しい街”3選

ミラノからすぐ行ける!北イタリアの文化薫る“美しい街”3選

更新日:2020/11/25 13:47

橘 凛のプロフィール写真 橘 凛 ライター、エッセイスト
北イタリア・ロンバルディア州。ミラノを州都とし、国内で最も豊かでバラエティに富んだ産業が活発な地域です。中世では、ミラノ貴族で領主だったヴィスコンティ家とスフォルツァ家による統治時代が長く、その影響による様々な文化が現在も根付いています。それはミラノだけでなく、小さな街それぞれに個性をもたらしました。今回は、ガイドブックにもなかなか載っていない、ミラノから日帰りできる街々をご紹介します!

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴い、海外渡航が難しい状況です。各種報道機関の発表や外務省、各航空会社のホームページなどで最新情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)

アカデミックな雰囲気が漂う古都パヴィア

アカデミックな雰囲気が漂う古都パヴィア

写真:橘 凛

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ミラノの南約30キロ。ミラノ中央駅から電車で約40分で到着するのが「パヴィア(Pavia)」です。ティチーノ川沿いの肥沃な土地で、ローマ時代以前の古代ではティキヌムと呼ばれ、中世時代にはランゴバルド王国の首都として重要な役割を果たしてきた、非常に長い歴史を持つ古都です。

この「ドゥオモ広場」が旧市街の中心地。1361年創立で、国内トップクラスの水準を誇るパヴィア大学があり、広場の北には大学キャンパスが広がるので、学生の姿を多く見かけます。写真奥に見えるのがパヴィア大聖堂です。

<ドゥオモ広場の基本情報>
住所:Piazza del Duomo, 1, 27100 Pavia PV

アカデミックな雰囲気が漂う古都パヴィア

写真:橘 凛

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パヴィアを代表する建物のひとつが、この「パヴィア大聖堂(ドゥオモ)」です。1488年に、当時のヴィスコンティ司祭の命により建設が開始されましたが、完全に完成したのは20世紀になってからでした。八角形のクーポラ(ドーム)が大きな特徴で、バチカンのサン・ピエトロ教会、フィレンツェのドゥオモに次ぎ、イタリアで三番目に大きなクーポラです。内部は、イタリアを代表する大理石の産出地カッラーラはじめ、各地で採れた美しい白大理石の輝きと、高いクーポラが壮麗な印象を与えます。

<パヴィア大聖堂の基本情報>
住所:Piazza del Duomo, 27100 Pavia PV
電話番号:+39-0382-24251

アカデミックな雰囲気が漂う古都パヴィア

写真:橘 凛

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ティチーノ川にかかる「コペルト橋」も、パヴィアの景観として有名です。コペルトとはイタリア語で屋根の意味で、屋根のある姿の個性的なアーチ橋です。記録には古代ローマ時代から橋がかかっていたと残っていますが、屋根付きは1354年に建造されました。第二次世界大戦で大きな被害を受けましたが、その後再建されました。

また、もうひとつパヴィアを代表する建築物として、「パヴィア修道院」がありますが、こちらはパヴィア市街地から少々離れているため、パヴィア駅からさらに電車またはバスに乗る必要があります。ロンバルディアにおけるゴシック建築の傑作と呼ばれているので、興味のある方は是非訪れてみてください。

<コペルト橋の基本情報>
住所:27100 Pavia, Province of Pavia
電話番号:+39-0592-033125

豊かな土地を活かした産業都市ローディ

豊かな土地を活かした産業都市ローディ

写真:橘 凛

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ミラノの南東約35キロに位置する「ローディ(Lodi)」。こちらもミラノ中央駅から電車で片道30分程度でアクセスできます。この辺りは、中世時代には多くが湖で覆われた湿地でしたが、当時の水力工学技術により埋め立てが行われ、肥沃な農場地帯として生まれ変わりました。現代では、農業・畜産業・バイオテクノロジー・手工業や化粧品が主な産業です。

こちらの中心地となるのは、「ヴィットーリア広場」。ほぼ正方形の形をしていて、四辺全てにアーケードがあるというのが大きな特徴です。「ローディ大聖堂」や市庁舎に囲まれたこの広場では、週に二回、午前中に青空市場が開かれ、所狭しと出店が並び、活気に溢れます。

<ローディ大聖堂の基本情報>
住所:Piazza della Vittoria, 4/10, 26900 Lodi LO
電話番号:+39-0371-420726

豊かな土地を活かした産業都市ローディ

写真:橘 凛

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カステッロ広場にある、14世紀創建の「ヴィスコンティ城」もぜひ訪ねてみましょう。ミラノ領主であったヴィスコンティ家から、持ち主が移ったスフォルツァ家により15世紀に拡大され、16〜17世紀のスペイン統治下には要塞となり、その後のオーストリア支配下には兵舎として使用されていたという、城主とその使用目的が次々と変わったという歴史を持つお城です。トッリオーネ(写真右の丸い塔)は、ローディのシンボルとして愛されています。

<ヴィスコンティ城の基本情報>
住所:Piazzale Matteotti, 26900 Lodi LO

豊かな土地を活かした産業都市ローディ

写真:橘 凛

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ローディは、イタリアの至るところで目にする、総合ヘルスケアショップ「レルボラリオ(L’ERBOLARIO)」の本拠地です。植物療法を取り入れた基礎化粧品やサプリメント、ハンドクリームなど、幅広いラインナップが揃います。ローディ郊外に自社工場があり、商品に使われる植物はすべて自家栽培のもののみというこだわりようです。デザインの美しいパッケージとお手頃価格の商品が多く、日本未発売なので、お土産にもきっと喜ばれるはず!

<「レルボラリオ」ショップの基本情報>
住所:Corso Roma, 80/82, 26900 Lodi LO
電話番号:+39-0371-425201

イタリア有数の美しい広場を持つ、靴の街ヴィジェヴァノ

イタリア有数の美しい広場を持つ、靴の街ヴィジェヴァノ

写真:橘 凛

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ミラノの南西35キロ、ミラノ・ポルタ・ジェノバ駅から片道約40分のところにあるのが「ヴィジェーヴァノ(Vigevano)」です。「靴の首都」という愛称を持ち、靴の一大生産地として発展してきたことで知られるヴィジェーヴァノですが、スフォルツァ家らが統治していた中世時代には繊維業が盛んで、19世紀頃から靴産業がメインとなりました。

街の中心地の「ドゥカーレ広場」は、イタリアで最も美しい広場のひとつと呼ばれていますが、実際にこの地に立ってみると、ルネッサンスの空気を感じて、感動することでしょう。大聖堂(写真奥)は、湾曲した正面ファサードが特徴的です。広場を囲む回廊はアーケードになっていて、歴史ある靴屋さんなどが並びます。

<ドゥカーレ広場の基本情報>
住所:Piazza Ducale, 12, 27029 Vigevano PV

イタリア有数の美しい広場を持つ、靴の街ヴィジェヴァノ

写真:橘 凛

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この街を知る上でも欠かせないのが、中世時代の統治者であるヴィスコンティ家とスフォルツァ家の存在です。ドゥカーレ広場に隣接するのが、14世紀から15世紀にかけて、ブラマンテ監修により建造の「スフォルツェスコ城」と「ドゥカーレ宮殿」です。

城とその建築物群は、7万平方メートル以上もの面積を占め、ヨーロッパで最大の要塞化された複合施設のひとつとされています。元々はドゥカーレ広場も、スフォルツェスコ城の前庭として造られた広場なのです。高さ64mのブラマンテの塔の上からは、ヴィジェーヴァノの景色を一望できますので、ぜひ上ってみてください。

イタリア有数の美しい広場を持つ、靴の街ヴィジェヴァノ

写真:橘 凛

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城内はかなり広く、立派な厩舎や中庭の他、絵画館や考古館なども入っており、1日では回りきれないほどなのですが、その中でも、靴の博物館はぜひ見てほしいところです。中世から現代まで、様々な用途のために使われてきた靴がたくさん展示してあり、ファッションが好きな方はもちろん、多くの方が楽しめる造りになっています。芸術性が高い美しい靴のデザインはイタリアならではかも知れません。

<スフォルツェスコ城の基本情報>
住所:Via Rocca Vecchia, 27029 Vigevano PV

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2020年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/11/01 訪問

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