写真:小野 雅子
地図を見るロンドンを象徴するランドマークを、幾つか挙げてみましょう。ドーム型の塔が際立つセントポール大聖堂、ヴィクトリア時代の壮麗なタワーブリッジ、川岸にそびえる国会議事堂とビッグベン、現代的なものではロンドン・アイと呼ばれる大観覧車・・・テムズ川を彩るように並ぶ建造物が多いことに、改めて気づきますね!
そこで今回ご案内するのは、テムズ川南岸に建つシーコンテナーズ。ロンドン滞在の拠点としてお勧めしたい、素敵な5つ星ホテルです。
写真:小野 雅子
地図を見る1978年に水運会社のオフィスビルとして完成したため、今も当時のままシーコンテナーズと呼ばれるこのホテル。水運会社の撤退後に大掛かりな改築をほどこし、モダンな5つ星ホテルとしてオープンしたのは2014年のことです。
写真:小野 雅子
地図を見るデザイン総指揮を担ったのはロンドンの人気インテリア・デザイナー、トム・ディクソンです。コンセプトは1920年代に一世を風靡した豪華客船。クラシックな船窓や船底を思わせるディテールが美しく配されたフロント・ロビーからラウンジ、レストランへと続くフロアは、まるで伝説のタイタニック号のような雰囲気を漂わせています。
写真:小野 雅子
地図を見る359室もあるゲストルームはスタンダードやスーペリアから始まり、リバービューを満喫するデラックス、スイートなど幅広い選択肢からチョイス。いずれもグレーとホットピンクの基調カラーで統一された客室は、船窓のフォルムを彷彿とさせる鏡や木製パネルなどを多用することによって「モダンで洗練された船室」をイメージしています。
写真:小野 雅子
地図を見るトム・ディクソンの得意分野である照明器具を効果的に使ったベッドルームやバスルームは、ミニマリズムの中に明るい躍動感を感じるデザインが特徴。そしてバス・アメニティは、米国ニューヨーク発のブランド「マリン・アンド・ゴッツ(Malin +Goetz)」。植物由来成分を最新テクノロジーで配合したシャワージェルやシャンプーは、使い心地抜群です。
写真:小野 雅子
地図を見るまたホテル内には最先端設備を揃えたフィットネスジムやスパはもちろん、座席数が56というプライベート感あふれる映画館も併設しています。真鍮の手すりやビロードの肌触りが優雅な座席、アンティーク調のポップコーン・マシンなどがあり、こちらも当ホテルのコンセプトである古き良き時代の贅沢さに満ちています。(2020年12月現在は一時休業中)
写真:小野 雅子
地図を見る3つあるレストラン&バーのうち最もオールラウンドに利用できるのは、ホテルと名称を同じくするレストラン「シーコンテナーズ」。バーカウンター中央に吊られた黄色い潜水艦がシンボルで、テムズ川を目前に眺めるロケーションとあいまり爽やかな解放感が魅力です。
写真:小野 雅子
地図を見る朝は8時から始まり夜のラストオーダー8時半まで、1日を通して利用できるのが便利なレストラン。時間帯によってブレックファースト、ブランチ、オールデイと別れたメニューは、モダンヨーロピアン料理が中心。新鮮なシーフードから肉料理、ベジタリアン料理などが揃っています。
写真:小野 雅子
地図を見るまたキッズメニューはトマトソースのパスタやグリルしたチキン、ハンバーガーなどの5種類があります。ちょっと嬉しいのは、週末の午後ならばキッズメニューが無料になること。土曜日と日曜日の正午〜午後4時の間、大人に同伴された子供がキッズメニューの中から1品注文すると無料になります。お子様連れには耳よりなサービスですよね!
写真:小野 雅子
地図を見るレストラン「シーコンテナーズ」での朝食は、遊歩道に面したテラスを開放したスペースに席を確保するのがお勧め。もちろん悪天候でない場合に限るものの、テムズ川の対岸にセントポール大聖堂などロンドンらしいランドマークを眺めながらいただく朝食は、なかなか格別です。
写真:小野 雅子
地図を見る爽やかな川風を頬に感じながら熱いコーヒーをすすっていると、気分はロンドンっ子。そんな我々利用者がうっかり身体を冷やさないようブランケットが常備されているのにも、さりげない気配りを感じます。
写真:小野 雅子
地図を見るシーコンテナーズ・ホテルのあるテムズ川南岸は、人気の観光スポットが豊富なエリア。ホテルより西には大きなコンサート会場ロイヤル・フェスティバル・ホールを含むサウスバンク・センターやナショナルシアター、東に向かえばテート・モダン美術館やシェイクスピアのグローブ座などがあり、それぞれ徒歩10分圏内という近さ。
写真:小野 雅子
地図を見るブラックフライアーズ橋を渡ってテムズ川対岸へ行けば有名なセントポール大聖堂、そして「ザ・シティ」と呼ばれる金融街。でも金融街なんて聞くと旅行者には関係なさそうに聞こえますが、意外なほど観光名所が多いんですよ!
ざっと挙げただけでもヘンリー8世と6人の妻で有名なロンドン塔、1666年に起こったロンドン大火の慰霊塔モニュメント、イングランド銀行内の博物館、無料で絶景を楽しめるスカイガーデン、中世の同業組合ギルドホール、美しいビジュアルで有名なレデンホール・マーケット・・・他にも沢山ありすぎて、枚挙にいとまがないほど。
写真:小野 雅子
地図を見るまたブラックフライアーズ橋を渡ってすぐの場所にも、同じく「ブラックフライアー(黒衣の僧侶)」と名付けられた名物パブや、ウェディングケーキのモデルとなった教会セント・ブライズ・チャーチなどがあります。時間があれば、ぜひこの周辺も散策してみてください。
ロンドンの動脈といえるテムズ川。川沿いには名だたるカルチャー&ビジネスの中心的施設が連なり、観光者にとっても地元ロンドナーにとっても欠かせない地域です。シーコンテナーズ・ホテルで、そんなテムズ川周辺の魅力を満喫してみませんか?!
取材協力:英国政府観光庁(VisitBritain)
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/2/19更新)
- 広告 -