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写真:塚本 隆司
地図を見る旅先で立ち寄りたい店といえば、産地直売所ではないでしょうか?
その土地の産物がならび、地元の人も観光客も一緒になって買い物をする。産地直売所の活気が、その町の勢いそのもののように感じます。
紹介する長崎県壱岐市の「アグリプラザ四季菜館」も、活気ある産地直売所のひとつ。店先に並ぶ野菜の苗などを見れば、観光者には関係のない店に見えるかもしれませんが、中へと入れば地元密着の直売所の雰囲気と、なんでもそろっている土産店が同居した楽しい空間です。
「アグリプラザ四季菜館」の特徴は、1人あたりの購入単価が高いこと。それを牽引しているのが、高級和牛「壱岐牛」の存在です。壱岐生まれ壱岐育ちの壱岐牛を一頭買いし、販売しています。贈答品やお土産用はもちろん、島民の家庭の味としても壱岐牛は人気です。
写真:塚本 隆司
地図を見る壱岐牛関連の加工品も豊富です。ご飯のお供には、壱岐牛肉味噌や食べる壱岐牛ラー油など、日持ちのいい壱岐牛土産としてピッタリです。
写真:塚本 隆司
地図を見る壱岐島(いきのしま)は、九州北方の玄界灘に浮かぶ、南北に17km、東西に14km、島の広さとしては国内で20番目です。地図で見れば小さなこの島内に、長崎県内で2番目に広い平野、深江田原(ふかえたばる)があり、稲と麦の二毛作が行われています。
ここで採れる米で注目されているのが「ながさきつや姫」。つやがあり粒ぞろいがよく、味わい深い米として人気です。特に、天日で自然乾燥させる昔ながらの方法で収穫された「かけ干し米」は、人気商品です。
写真:塚本 隆司
地図を見るもうひとつ、この広い平野がもたらしてくれるのが、壱岐焼酎。壱岐は麦焼酎発祥の地でもあります。
WTO(世界貿易機関)の「地理的表示」が認められた産地指定酒。島内7つの蔵元が、その伝統と製法を守り続けています。アグリプラザ四季菜館では、7つの蔵の焼酎を買うことができます。
写真:塚本 隆司
地図を見る壱岐焼酎の特徴は、米麹1/3に対して大麦2/3を使用した独特の製法。麦の香りと米麹を使用することによる天然の甘味が感じられる本格焼酎です。
歴史から見れば400年ほど前に、年貢として米や麦を納める中、わずかに残った麦で酒造りを行わざるを得なかった、壱岐の人たちの苦労がうかがえます。
写真:塚本 隆司
地図を見る対馬海流が通る壱岐島は、海産物の宝庫。うまい魚には事欠きません。その中でも特に有名なのが、ウニとイカ。
ウニは壱岐島の名物です。海底には海藻類がたっぷりあるので、ウニがよく育ち美味。定番のムラサキウニやガゼウニ、幻のウニと呼ばれる赤ウニも水揚げされます。東部の芦辺町八幡地区では、レオタードを着用した海女さんの漁が見られます。
お土産としては、瓶詰めのウニはもちろん、うにめしの素などが人気です。
写真:塚本 隆司
地図を見る夏のイカ漁は、漁火が近海に浮かび上がる風物詩のようなもの。特に剣先イカ漁が盛んで品質条件をクリアしたものを「壱岐剣(いきつるぎ)」としてブランド化しています。
古くから愛されている名物お土産が「いかうに」。お酒のアテに、ご飯のお供にピッタリです。
写真:塚本 隆司
地図を見る鮮魚は持ち帰りに難がありますが、干物や乾燥ワカメなども安価で豊富です。意外に思うかもしれませんが、壱岐は青森県大間町に並ぶマグロの産地でもあります。
写真:塚本 隆司
地図を見る壱岐は、ゆずポン酢やゆず茶など、ゆず製品が豊富です。実は、長崎県内唯一のゆずの産地でもあるのです。
「ゆずの香」は、水や湯で割ったり、紅茶にいれたりとさまざまな使い方ができます。ゆずの皮を煮詰めた保存食「壱州ゆべし」は、餅菓子のゆべしとは違い、ご飯の上にのせ茶漬けにしたり調味料代わりになります。
写真:塚本 隆司
地図を見る季節の果物は、ジャムなどの加工品として販売。特にいちごは、壱岐いちご(島いちご)として、生産に力をいれています。
写真:塚本 隆司
地図を見る全国どこへ行っても見かけるご当地カレーですが、壱岐にももちろんあります。
壱岐牛カレーが一番人気ですが、サザエやイカ、ゆずと特産品のオンパレード。食べ比べをしたくなります。
写真:塚本 隆司
地図を見る会社などへのお土産に重宝するのが、お菓子類のお土産。
「のべだご」は、壱岐のおばあちゃんの味です。手延べのだんごにあんこをあえた郷土食です。素朴なあんこの甘さは、ぜんざい(お汁粉)の汁なしバージョンといったところでしょうか。農作業の合間や子どものおやつとして食べられていました。
写真:塚本 隆司
地図を見るあんこをカステラの皮(小麦粉と卵、砂糖を練って焼いた皮)に包んだお菓子「加寿まき(かすまき)」は、参勤交代で江戸から帰った藩主の無事を慶び労るために考案されたお菓子です。
お隣の島、対馬にもありますが、壱岐は細巻き、対馬は太巻きという特徴があります。当時は、貴重だった砂糖も対馬藩は手に入りやすかったようです。
写真:塚本 隆司
地図を見るアムスメロンのカステラもあります。壱岐島内で、メロンとは意外に思うかも知れませんが、島とはいえ野菜や果物は何でもそろいます。供給量から島外のものと比べ高い安いはありますが、ほとんどの作物が島内で作られています。店内にわざわざ「島外品コーナー」が作られるのも、この島ならではの光景かもしれません。
壱岐の産地直売所「アグリプラザ四季菜館」を訪ねれば、海産物や農産物、壱岐島の豊かさに、きっと誰もが驚かされるはずです。
住所:長崎県壱岐市郷ノ浦町東触560番地
電話番号:0920-47-6955
営業時間:7時〜18時
定休日:年末年始
アクセス:郷ノ浦港から車で約5分
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:長崎県
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