写真:Etsuko Ciao
地図を見るヴェネツィアを代表するパスタと言えば、イカ墨スパゲティは欠かせません。イカの墨をソースに利用しスパゲッティに絡めたものです。レストランでオーダーする時は「スパゲッティ・ネーロ(spaghetti nero)」で伝わります。
見た目は黒くて少し驚きますが、麺はイカの旨味とイカ墨を感じ、あっさりと食べやすい一品です。
「トラットリア・ダ・ミンモ」のイカ墨スパゲッティは、イカがふんわり柔らかくイカ墨ソースの塩加減も辛すぎず、最初から最後まで美味しくいただけます。
イカ墨スパゲッティのイタリア語での正式名は、スパゲッティ・ネーロ・ディ・セッピエ(spaghetti Nero di Seppie)です。セッピエはイカ、ネーロは黒の意味、名前の通り真っ黒です。墨を練りこんで作る黒いスパゲッティもありますが、写真は墨を絡めたタイプなので食べ終わった後は、鏡で口元が黒くなっていないかチェックしましょう。
写真:Etsuko Ciao
地図を見る海の幸料理が多い中、水の都ヴェネツィアで食べられている有名な肉料理。それが、「フェガト・アッラ・ヴェネツィアーナ(Fegato alla Veneziana)」仔牛のレバーのヴェネツィア風です。仔牛のレバーに生臭さは全くなく、よく炒めた飴色の玉ねぎの甘味との相性は抜群です。
この料理には必ず、ヴェネト州名物のポレンタが添えられています。ポレンタとはトウモロコシの粉を練ったもので、食感としてはマッシュポテトに似ています。練ったそのままを食べたり、写真のように焼いたり、ヴェネツィアのあるヴェネト州では欠かせない郷土料理の一つで「ポレンタがないと寂しい」というほど地元で愛されています。
先のイカ墨スパゲッティと仔牛のレバーヴェネツィア風は、トラットリア・ダ・ミンモでランチのセットメニューで提供されています。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るトラットリア・ダ・ミンモは、トレニタリアのサンタルチア駅から近く徒歩で約8分、リオ・テラ・サン・レオナルド通りに面しているので、とてもわかりやすい場所にあります。
何より嬉しいのは、橋を一つ渡るだけで迷子にならずに到着すること。橋、小路、運河の多いヴェネツィアでこれはとっても助かります。
<トラットリア・ダ・ミンモの基本情報>
住所:Rio Tera S. Leonardo, 1372, 30121 Venezia VE
電話:+39-041-718015
営業時間:12:00−22:00
写真:Etsuko Ciao
地図を見るイカ墨料理でもう一品、召し上がっていただきたいのが「イカ墨リゾット」です。イカの旨味が閉じ込められた風味豊かなリゾットを召し上がれ!リゾットのお米の固さは少し芯が残る仕上りです。
具材はお店によって、イカの他にリゾットの上にエビがトッピングされているところもあります。
イタリア語ではリゾット・アル・ネーロ・ディ・セッピア(Risotto al nero di seppia)でメニューに表記されています。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るイタリアで広く使われている食材の一つの干し鱈。ヴェネツィアでは干し鱈をペースト状に煮込んだバッカラ・マンテカート(Baccala mantecato alla veneziana)が有名です。塩漬けにし干した鱈を牛乳でコトコト煮詰めた後に、撹拌してペーストにしたものです。薄切りにしたパンにのせて、クロスティーニとしていただきます。クロスティーニは前菜の一つで、薄切りしてトーストした小さいパンに食材をのせていただく料理です。
バッカラは干し鱈、マンテカートは練った、こねたという意味です。
ヴェネツィア内のレストラン、バーカロには必ずと言っていいほど備えてある料理です。バーカロとは、気軽に一杯飲める居酒屋のようなところで、ワイン一杯とお惣菜でバーカロを巡るのもヴェネツィアならではの楽しみです。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るサルデ・イン・サオール(Sarde in saor)は、ヴェネツィアで定番の前菜です。イワシをフライして玉ねぎ、干しブドウ、松の実を甘酢漬けしたものです。サルデはイタリア語でイワシの意味、サオールはヴェネツィア方言で味を意味します。
サルデ・イン・サオールは、大航海時代には長旅の保存食として、多く入れられている玉ねぎがビタミンC不足を補い、壊血病の予防になったと言われています。海運王国ヴェネツィアらしい郷土料理ですね。
ご紹介した写真のイカ墨リゾット、バッカラ・マンテカート、サルデ・イン・サオールは、下記のラ・コロンビーナでいただけます。関連メモも併せてご覧下さい。
<ラ・コロンビーナの基本情報>
住所:Cannaregio,1828,30131 Venezia
電話番号:+39-041-522-2616
営業時間:12:30-14:30、19:00-22:00
写真:Etsuko Ciao
地図を見るヴェネツィアの郷土料理をいただきながら飲むワインは、やはり同じヴェネト州で合わせるのがおすすめです。ヴェネト州の名産ワイン「ソアヴェ(Soave)」は、すっきりと爽やかな味わいでカジュアルに飲めるとして、人気が高くお手頃価格。郷土料理と合わせてぜひ飲んでいただきたい白ワインです。
写真:Etsuko Ciao
地図を見るお腹いっぱいになったら、再び散策開始!多数の運河が島内にあるヴェネツィアでは、移動は水上タクシーか徒歩。歩くことは食後のエクササイズにもぴったり。
ヴェネツィアで欠かせない料理5選はいかがでしたでしょうか?海に囲まれているだけに海の幸を活かした料理が多く、どれも定番中の定番で、出合える確率がどれも高いものばかりです。
島の移動は徒歩なので、ヴェネツィアならではのバーカロ巡りをしながら飲んだり食べたりを満喫されるのもいいですね。
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/9/16更新)
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