写真:西藤 カオル
地図を見る美瑛駅から徒歩15分ほどのところに、JAびえいが運営する地元野菜の直売や加工品お土産などを取り扱う美瑛選果(びえいせんか)があります。日差しの入る大きな窓ガラスの近代的な建物で、“美味しい美瑛を発見するショールーム”がコンセプトとか。その中に『レストラン・アスペルジュ』はあります。
JAびえいの強力な助っ人となった中道シェフは、フレンチレストラン「モリエール」のオーナーで、2008年の洞爺湖サミットの料理も担当した経歴の持ち主です。北海道にこの人あり!の名シェフの仕掛ける美瑛ディナーなんて気になりますよね。
コース料理は、3600円・4600円・6200円の3タイプ。ディナー7品目のコースで3600円はお手ごろというよりお安い印象をうけます。それではメニューをみてみましょう。
●野菜スープ ミネストローネ(写真)
●美瑛の畑 20種類の野菜と美瑛産ななつぼしを添えたサラダ
●越冬じゃがいものピューレ "淡雪"
●美瑛特産アスパラガスの茹で上げ
●美瑛産豚ロースのグリエ
●ミニトマトのコンポート
●黒豆ショコラ&コーヒー(又は紅茶・ハーブティー)
※季節によりメニューは異なることがあります。
写真:西藤 カオル
地図を見るコース料理のメインといったら通常はお肉ですが、ここではこのサラダや野菜たちこそが真のメインと思えてしまします。女性なら思わず歓声をあげてしまいそうな、色あざやかで華やかな美瑛の畑でとれた野菜たちからなるサラダ。その数、なんと20種の饗宴です。
ちょこんとボードにのせられたパンは、ケシの実がたっぷりかかって、外はカリっとしているけど中はふわっふわ。お肉がくるまでに食べきってしまいそうなところをセーブ、セーブ。
◆美瑛の畑 20種類の野菜と美瑛産ななつぼしを添えたサラダ(写真)
写真:西藤 カオル
地図を見る次々に美瑛の旬がテーブルに運ばれてきますが、これには驚かされるはず。どどーん!!とグラスからこぼれんばかりの見事なアスパラ。まさに真打の登場です。高級スーパーでもあまりお目にかかったことのないサイズに、しばらく見とれてしまいます。
レストラン名の「アスペルジュ」とは、フランス語でアスパラのこと。店名を背負うにふさわしい美瑛の名産です。岩塩・チーズ・卵と味のバリエーションを楽しめますが、素材がいいので最初の一口はそのままいただいてみてください。
◆美瑛特産アスパラガスの茹で上げ(写真)
写真:西藤 カオル
地図を見るさてさて、お待ちかねのお肉です。お肉はコースの価格によって、牛ホホ肉や牛ヒレ肉にレベルアップしていきます。こちらは、3600円のコースの美瑛産豚。ローズマリーなどの香草でグリルされ、焼き上がりを一度テーブルでみせてくれるのですが、なかなかの迫力。こちらをカットしてもらい、付け合せのお野菜が添えられます。
その付け合せは、ル・クルーゼのミニ鍋に入ったままテーブルまで届き、熱々をいただけるのです。この日は、とろけそうな玉ねぎとベーコンでした。美瑛豚は、もっちもちで火加減も申し分なし!玉ねぎもサーブの演出から、付け合せ以上の存在感をだしています。
◆美瑛産豚ロースのグリエ(写真)
写真:西藤 カオル
地図を見るここまで野菜づくしできているので、もしかして締めも?そう、やっぱりお野菜です。甘いシロップとトマト本来の味が絶妙のバランスでマッチ。見た目にも可愛らしい一皿、ミニトマトのコンポートは、お肉の後に、ひんやりとしたのど越しとミントの爽快感が、食事の終わりをひきしめてくれます。
大きな窓から中庭を眺めながら、食後のコーヒーとともにいただく黒豆のショコラ。美瑛の大地のめぐみ、ごちそうさまでした。
◆ミニトマトのコンポート(写真)
美瑛は、ゆるやかなアップダウンが続く丘のまちで、レンタサイクルでの丘巡りが人気。自転車で走るには、なかなかの坂ですが、電動自転車を利用すると広範囲で爽快感を楽しめると思います。ひととおり丘巡りを楽しんだら、今度は丘で採れた“味めぐり”として、是非こちらのお店にも足を延ばしてみてくださいね。
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(2023/12/5更新)
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