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写真:まえだ えみり
地図を見る春帆楼は今ではとても有名な旅館ですが、その歴史をのぞいてみるとその理由がわかります。日本の明治時代から数多くの著名人が訪れ、初代内閣総理大臣となった伊藤博文公や昭和天皇皇后陛下が宿泊されたりと日本を代表する人々に愛されてきたのです。
写真:まえだ えみり
地図を見るまた明治時代には日清講和条約締結会場となるなど、時代の変化とともにその舞台となってきた旅館です。
写真:まえだ えみり
地図を見る同じ敷地内に国の登録有形文化財に登録されている日清講和記念館があります。歴史を感じられる施設なのでぜひ寄ってみてください。
写真:まえだ えみり
地図を見る昔から河豚は食べられていたようですが、豊臣秀吉の時代に、河豚毒中毒で亡くなる兵士が多かったことから食べることを禁止されていた時期がありました。明治15年に発布された刑法にも定められています。
そんな中で明治20年に伊藤博文公が春帆楼を訪れた際に、魚が捕れず困っていた当時の女将さんがやむを得ず禁止されていた河豚を料理で出したところ、その美味しさが称賛されたことにより、そのきっかけから翌年に河豚禁止が解かれ、春帆楼が「ふく料理公許第一号」と世間に知られるようになったのです。
写真:まえだ えみり
地図を見るこの出来事により河豚を食すことが解禁されただけではなく、伊藤博文公により春帆楼という名前が付けられました。旅館の看板は彼の書簡の文字をもとに創られています。
写真:まえだ えみり
地図を見る河豚はどうやって読んでいますか?河豚の呼び名には諸説ありますが、日本での標準和名は「ふぐ」となっています。しかし地域によっては幸福の「福」に繋げたり、「不遇」などの言葉を避けるように「ふく」と呼ぶ地域もあるのです。地域によって呼び方が違う言葉はたくさんありますが、河豚もその一つなんですね。
下関市では「ふく」と呼ばれることが多いようです。
写真:まえだ えみり
地図を見る河豚料理といえば、見た目にも美しいふく薄造りがありますよね。
お皿の絵柄が透けて見えるほどの薄さで飾られた河豚の身は、食べてしまうのがもったいないほどに華麗に盛り付けられ、ただのお刺身ではなくまるで芸術作品のようになっています。
これも「ふく料理公許第一号」の伝統のなせる薄造りの技です。
美しく繊細な技だけではなく、丹念な仕込みにより河豚独特のほどよく引き締まった食感や旨味をも引き出されています。
これらの熟練の技や味は、経験を積んだ一流の職人だからこそできることですよね。舌で楽しむだけではなく目でも楽しめるのも、河豚料理の魅力のひとつです。
そしてふく薄造りにネギを巻いて食べるのは、下関発祥の食べ方なんです。春帆楼では河豚専用に栽培された極細のネギと、特製のポン酢でいただけます。元祖ふく薄造りを、食べてみたくなりますよね。
写真:まえだ えみり
地図を見る旅館の中は和の趣きが感じられる4階建てになっていて、4階には昭和の天皇皇后陛下が宿泊された御座所がそのまま保存されています。
写真:まえだ えみり
地図を見る客室や個室の宴会場が3階にあり、客室は和室を中心とした和の空間になっています。改装もされており家族風呂もあるので、より一層ゆったりとした時間を過ごせるようにくつろぎの空間になっています。
部屋数が多くないので、プライベートな空間で静かに過ごすことができるのも嬉しいですね。
写真:まえだ えみり
地図を見る2階には大人数用の宴会場があるので、用途によって使用することができます。ブライダルはもちろん、会議や会合、記念の時などの思い出作りに素敵な空間を演出してくれます。
1階には旅館の顔であるフロントやロビーがあります。
古き時代から現在までふく料理と共に愛されている春帆楼。料理だけではなく昔から変わらない心からのおもてなしを感じられる旅館です。歴史ある建物に宿泊はもちろんですが、河豚料理をいただくだけでもOKですよ。
海峡の絶景を眺めながら美味しい料理をいただくのは何とも贅沢な時間ですね。日本の歴史と共に存在してきた下関の迎賓館、春帆楼で本場のふく料理を堪能してみてはどうですか。
「ふく」を食べて「福」にあやかれますように!
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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