スイス・ツェルマットで高山植物を見ながらハイキングを楽しむ

スイス・ツェルマットで高山植物を見ながらハイキングを楽しむ

更新日:2021/03/05 12:54

ネプフリン 由香のプロフィール写真 ネプフリン 由香 時々欧州の街・スイス専門旅行ライター
スイスのツェルマットを、メディアが繰り返し紹介するのには理由があります。それは、スイスを代表する名峰マッターホルンを中心とした雄大な山々や、儚くも逞しく咲く高山植物、高山に生息する動物との出合いが、人々の心を掴んで止まないからです。

これらを一気に経験できるのが、ゴルナーグラード展望台からツェルマットまでを下山するハイキングコースです。そこで、今回は、この素晴らしいハイキングコースを紹介します!

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴い、海外渡航が難しい状況です。各種報道機関の発表や外務省、各航空会社のホームページなどで最新情報をご確認ください。(トラベルjp)

ツェルマットから登山鉄道でゴルナーグラード展望台へ

ツェルマットから登山鉄道でゴルナーグラード展望台へ

写真:ネプフリン 由香

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まず目指す先は、標高3089mのゴルナーグラード展望台です。ツェルマット国鉄・鉄道駅前に見えるゴルナーグラート鉄道(Gornergrad Bahn)駅から乗り継ぎなしで、ゴルナーグラードの山頂を目指します。

お勧めのチケットは、下山途中に、素晴らしい眺めを楽しみつつチーズフォンデュを堪能できる、鉄道料金+食事代込みのスペシャル・チケットです!(4月から利用可)。

詳しくはゴルナーグラート鉄道のホームページを参照ください。

ツェルマットから登山鉄道でゴルナーグラード展望台へ

写真:ネプフリン 由香

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ゴルナーグラード鉄道は、駅を出発すると、フォルムが美しいことで知られる標高4478mのマッターホルンを、右手に常に見上げながら、歯車を噛ませて力強く登って行きます。車中からは、ツェルマットの村も見下ろせます。ぜひ!そこにも注目を!この地方独特の木造の家々が並ぶ様子を、雰囲気満点に堪能できます。

ツェルマットから登山鉄道でゴルナーグラード展望台へ

写真:ネプフリン 由香

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ゴルナーグラード鉄道駅付近には、救助犬のセントバーナード犬がいることも!首の樽には何が入っているか、みなさんご存知ですか?雪山で遭難した体の冷え切った人々に与えるウィスキーなんですよ!なんとなく、ぼやっとしているように見えますが、いざとなると力を発揮する、なんとも賢く勇敢で頼り甲斐のある救助犬なのです。

山頂で絶景を楽しむ

山頂で絶景を楽しむ

写真:ネプフリン 由香

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山頂に来てみたら、分厚い雲で覆いつくされて、高山の山頂がちょこちょこ見えるだけで、周囲の絶景が見えない!などということもあるかもしれません。日本でもよく言われますが、山の天気はとにかく変わりやすいのです。しかし、待っていれば、急に晴れる!ということも、よくあることです! 少々辛抱して待ってみましょう。この雲の大海原も美しいとは思いませんか?

山頂で絶景を楽しむ

写真:ネプフリン 由香

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雲がなくなりはじめました!ゴルナーグラード展望台から、周囲をぐるりと囲む名峰の数々が見えます。マッターホルン(Matterhorn)はもちろん、ゴルナー氷河、またイタリアのモンテ・ロッソ(Monte Rosso)や、フランスのかの有名なモンブラン(Mont Blanc)も望めます。まさしく絶景そのものです。

山頂で絶景を楽しむ

写真:ネプフリン 由香

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また展望台からは氷河も観察できます。標高4527mのリスカム(Liskamm)とグレンツ氷河(Grenzgletscher)にゴルナー氷河(Gornergletscher)が合流している様子が見えます。しかし残念なことに、氷河も地球温暖化の影響を大きく受けています。氷河は徐々に溶け、後退化が進んでいます。黒くなっている部分は、氷河が溶けてしまった跡なので、観察してみてください。

ハイキングへ、いざ出発!

ハイキングへ、いざ出発!

写真:ネプフリン 由香

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山頂からの眺めを堪能したら、下山し始めましょう。言葉では言い尽くせないほどの大パノラマ・パラダイスです。速い人ならば、ツェルマットまでを3,4時間ほどで下山できます。ゆったりと半日かけて下山するのも良いでしょう。心踊り、震えること間違いなしです!

※天気が悪い際は、無理は決してせず、鉄道で下山しましょう。慣れない道を悪天候の中で歩くのは大変危険です。

ハイキングへ、いざ出発!

写真:ネプフリン 由香

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逆さマッターホルンを楽しめる湖リッフェルゼー(Riffelsee)と、リッフェルベルク(Riffelberg)を目指して進みましょう。絶景、絶景、絶景の連続です!開いた口が塞らない、忘れられない素晴らしいハイキング道中になること間違いなしです。遠くに何か動物の群れが見えますね!何でしょうか、近づいてみましょう。

ハイキングへ、いざ出発!

写真:ネプフリン 由香

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遠くから見えた動物は羊の群れです。この地方特有の、顔の黒い鼻黒羊(シュヴァルツナーゼ/Schwarznasenschaf)です!とてもキュートですね。角はぐるっと、とぐろを巻いていて、とてもチャーミング!ツェルマットの村では、このシュヴァルツナーゼのキャラクター・グッズがたくさん売られています。チェックしてみて下さい。

高山植物を見ながら下山しよう!

高山植物を見ながら下山しよう!

写真:ネプフリン 由香

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スイスの代表的な高山植物と言えば!エデーワイスですね。山に登ってもある程度の高さがないと自然に生えたエーデルワイスはなかなか見られないもの!でもこのハイキング道中には生えています!自然に生えるエーデルワイスは、それは美しく、まさに高嶺の花です。

高山植物を見ながら下山しよう!

写真:ネプフリン 由香

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こちらは、ゲンティアナ(Gentiana)。リンドウ科の美しい青色の花です。開花時期は5月上旬から8月下旬と長いので、多くの方が目にする機会が多いと思います。ぜひ探してみてください!

高山植物を見ながら下山しよう!

写真:ネプフリン 由香

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これはかなり珍しいとされるアルペン・マンシルト(Alpen-Mannsschild)。アルプスの高山植物の専門家によると、特定の狭い地域での見られる自然遺産の花だそう。見られたあなたは相当ラッキーです!皆さん一生懸命目を凝らして探してみましょう。花輪は1cm以下のかなり小さいな物です。

ハイキングをするにあたっての注意事項

皆さん、いかがでしたでしょうか。スイスアルプスのハイキングは、絶景はもちろんのこと、珍しい地方独特の動物や、高山植物の出合いなども多く、最高の思い出が作れること間違いなしです!

それに伴い、ハイキングには危険が伴うことも忘れないでください!そこでいかにハイキングでの注意点を3つ挙げておきます。皆様に取って素敵な旅となりますように。

注意点1
道中はごつごつした足場の悪い場所もあります。靴選びはしっかりと!トレッキングシューズが最良ですが、履き慣れた運動靴でも十分に対応できます。

注意点2
水分補給はこまめに!十分な水分を持ってハイキングに出かけましょう。山頂での飲料品の料金は大変な高額です。村のスーパーなどで購入がお勧め。

注意点3
山の上と下では温度の差が激しく異なります。ゴルナーグラード山頂などは氷点下になることも。重ね着して、それぞれの気温に対応できるようにしましょう。

2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/07/14 訪問

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