ライトアップバスで夜の金沢を巡ろう!幻想的なスポットが満載

ライトアップバスで夜の金沢を巡ろう!幻想的なスポットが満載

更新日:2015/05/02 10:19

Mayumi Tのプロフィール写真 Mayumi T 金沢出身の歴史探索家、B級グルメマニア、北陸の旅先案内人
2015年3月14日(土)北陸新幹線が開業します!
東京と金沢へのアクセスが最速約2時間28分と向上し、乗り継ぎをすることなく訪れることができるようになります。

昼間の観光も勿論良いものですが、何度乗り降りしても500円というお得なライトアップバスを利用して(一乗車の場合は大人300円こども150円)、幻想的な雰囲気が感じられる金沢市内のライトアップスポットを訪れてみてはいかがでしょうか。

優しいおもてなしの心でお出迎え

優しいおもてなしの心でお出迎え

写真:Mayumi T

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石川県では、昔から「弁当忘れても、傘忘れるな」という言葉があります。それ程、年間を通して雨や雪の多い地域です。
朝、出かけるときにはどんなに快晴でも、午後や夕方には突然どしゃぶりに・・・ということがよくあります。

JR金沢駅は、2005年の駅周辺の整備事業によって「鼓門」と「もてなしドーム」が建築されました。
米の旅行雑誌「トラベル・レジャー」のWeb版で「世界で最も美しい駅」の14駅の中の一つに選ばれてから、よく知られるようになりました。
3,019枚のガラスによって設置されている「もてなしドーム」には、「駅に到着したり訪れた人々に、雨傘を差し出すおもてなしの心」という、人々が雨や雪にぬれないようにとの気持ちや思い、配慮が込められています。

JR金沢駅構内「石川県金沢観光情報センター」には、長靴や傘が無料でレンタルできる場所もありますので突然、雨や雪が降っても観光に困ることはありません。
そして金沢市内の主な観光施設には「置き傘」のシステムがあり、用意してある傘を無料で自由に使ったり返したりができる金沢ならではのシステムがあります。(駅などの忘れ物の傘を利用しています。)

「石川県金沢観光情報センター-金沢市観光協会」
石川県金沢市木ノ新保町1番1号 JR金沢駅構内

幻想的なライトアップスポットへ

幻想的なライトアップスポットへ

写真:Mayumi T

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石川県内各地では、主な観光スポットでライトアップや夜間のイベントなどを行っています。昼間とは違った、素晴らしい夜の幻想的な趣きを楽しんでいただこうというものです。

石川県の玄関口、JR金沢駅のライトアップは通年行われており、だいたい日没後20分から22時までです。

県内各地に様々なスポットがありますが、特に金沢市内では毎週土曜日(特別運行日もあります。GWや連休の日曜日など)に、JR金沢駅東口バス乗り場から「ライトアップバス」というレトロなデザインのバスが運行しています。金沢市内で夜間にライトアップされているスポット15ヶ所周辺を巡っていますので、とても便利です。

ライトアップされているスポットは、金沢駅もてなしドーム・鼓門、町民文化館、旧三田商店、主計町茶屋街、中の橋、ひがし茶屋街、梅ノ橋、石川門、石川県立歴史博物館、石川県庁舎石引分室、しいのき迎賓館、金沢21世紀美術館、石川四高記念文化交流館、尾山神社、北國銀行武蔵ヶ辻支店の15ヶ所です。(停留所は10ヵ所)

19時〜20時50分まで10分毎、一周約35分位ですので気軽に巡れますね!
おとな300円、こども150円という料金も嬉しい!(フリー乗車券 おとな500円こども250円)
フリー乗車券は何度乗り降りしても500円なので、とてもお得です。この乗車券は、北陸鉄道金沢駅前センター(バスターミナル1番のりば近く)・片町センター、市内の一部ホテルで販売しています。車内で乗車券は販売していないので、乗車前に購入が必要です。

また橋場町バス停で途中下車すると、観光ボランティアガイド「まいどさん」が30分程「ひがし茶屋街」界隈を案内してもらえます。(案内無料、予約不要、19時〜20時までの便)

※石川県内各地のライトアップスポット情報は下記「MEMO」「いしかわナイトツアー」から。通年行われている場合や期間限定の場合もあります。

ステンドグラスが美しい尾山神社!

ステンドグラスが美しい尾山神社!

写真:Mayumi T

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こちらの尾山神社は、明治6年(1873年)に創建された歴史ある神社です。加賀藩の初代藩主で、前田利家が祀られています。

年始には初詣客でとてもにぎわい、地元のメディアでも紹介される由緒ある神社です。

拝殿は見事な外観で大変立派なのですが、すぐそばにある神門は明治8年に建てられ、和・漢・洋の三様式が混在されている異色の門として、また国指定重要文化財としても知られています。
第一層には戸室石、第三層には四面五彩のギヤマン張りが施されていて、最上部に設置されている「避雷針」は日本国内で最も古いものです。

そして最上部の窓はステンドグラスになっていますので、夜間にライトアップされる景観は美しく圧巻です。

様々な夜間のイベントが

様々な夜間のイベントが

提供元:石川県観光連盟

http://www.hot-ishikawa.jp/地図を見る

日時が限定されるイベントですが「旧中村邸プロジェクションマッピング」が金沢市立中村記念美術館敷地内、旧中村邸で行われます。ひと晩に4回の上映です。

旧中村邸は昭和3年(1928年)酒造業の住宅として建設されました。そして昭和41年から平成元年まで中村記念美術館の本館として使用され、その後改装、現在は様々な茶会や展示会などのイベントに使用されています。

歴史ある建造物に映し出される最新鋭技術プロジェクションマッピングは、とても幻想的。心に残る映像となることでしょう。

※「旧中村邸プロジェクションマッピング2014」は終了。2015年も様々なイベントが開催される予定です。詳細は下記「MEMO」「いしかわナイトツアー」「ナイトプログラム」からご覧ください。

石川四高記念文化交流館(いしかわしこうきねんぶんかこうりゅうかん)

石川四高記念文化交流館(いしかわしこうきねんぶんかこうりゅうかん)

写真:Mayumi T

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2008年、石川県が旧第四高等学校(略称四高)に関連する資料などを展示したり、文化活動を行う為の機会を提供するという形で設置されました。

1891年(明治24年)に建築された国指定の重要文化財です。
建物の真正面に対して左側は四高記念館(無料ゾーン)、右側は石川近代文学館(有料ゾーン)となっています。初代館長は加賀藩主で前田家の18代当主、前田利祐でした。石川近代文学館には、泉鏡花、徳田秋声、室生犀星など石川県ゆかりの著作が集められています。(画像は建物の真正面ではなく、左側面から撮影しています。)

無料ゾーンにはレトロな椅子やテーブルが備えられた「レトロ体験室」があって楽しめますよ。

おわりに

金沢市内のライトアップスポットを中心にご紹介しましたが、金沢市内の他、加賀や能登方面にも素晴らしいスポットがまだまだ数多くあります。特に古くからある伝統や文化をとても大切に残しながら、現代の風をも取り入れているスポットが多く、楽しめます。

また2014年7月17日(木)JR金沢駅構内の金沢百番街の食物販・飲食ゾーンがリニューアルされ、「あんと」という新しいスポットがOPENしました。
(あんと=あんやと(金沢の方言でありがとうの意味))

次々と新しいスポットが出来て、ますます観光が楽しくなりそうな金沢。是非、訪れてみませんか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/28−2014/01/05 訪問

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