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写真:旅人間
地図を見る戦国武将、小早川隆景が築城し、海の上に浮かんで見える姿から“浮城”と呼ばれた「三原城」は広島県三原市にある日本で最初につくられた海城です。
現在は石垣とお堀、そして天守台の一部を残すのみ。しかし、その様はJR三原駅が天守台を貫いて、城跡と駅が一体化する独特な景観となっています。駅構内から天主台に直接行け、本丸跡(天主台跡)が駅になっている国内唯一の城跡となります。
写真:旅人間
地図を見る駅が本丸跡を貫いていると聞けば、「一体どのようになっているのか?」と気になるトコロ。それを目にしたければ、JR三原駅の北口へ行ってみましょう。
北口(神明出口)付近から見ると、天主台跡の上に新幹線のホームがドンとのっているのが分かります。石垣をくり抜いて作られた出入り口の姿も目を惹きます。
写真:旅人間
地図を見る石垣に沿って少し歩くと、とっても異質な光景が見られます。それは“戦国の石垣が土台となり新幹線のホームを支えている”と表現したくなる姿。無意識に歩くと単なる薄暗い道ですが、このレアな光景を見逃すのは勿体ないでしょう。
この三原城本丸跡に三原駅が設置されたのは1894年(明治27年)のこと。鉄道を通す際、城を壊さず出来なかったの?と思いますが、北側は山、南は海、東西に鉄道を通すには、もはや城を壊す以外に無かったのだとか。
逆に考えると、街道の要衝に築城した小早川隆景の凄さも見えてきますね。
写真:旅人間
地図を見るこの本丸跡に新幹線のホームが貫いている光景は、西側のロータリー付近(隆景広場)も見応えがあります。
三原城跡の天主台石垣は、裾を引いた扇の勾配の美しい姿が特徴で、奥行きよりも表面を長く取った“アブリ積”が採用されています。その中でも北東部隅は福島正則時代、南西部隅と北西部隅は小早川隆景時代の“算木積”と考えられています。この石垣の変化を見ながらお堀をグルッと一周し、目にする発見は歴史好きにはたまりません。
写真:旅人間
地図を見る戦国の世は時代の流れと共に変化していきます。それは武器や戦い方、そして城もその一つ。山の上にあった城は平野部が主流となり、小早川隆景も山城である新高山城から拠点を移すため新たに築城されたのが「三原城」になります。
1567年、交易路として多くの商船が往来する瀬戸内海を掌握することを目的に沼田川河口の大島と小島を石垣でつなぎ、満潮時には城の姿は海に浮かんで見えたという。
そのイメージ画は三原城天主台へ向かう入口付近に描かれています。
写真:旅人間
地図を見る駅構内を抜け天主台跡に来ると、そこは木々に囲まれた憩いの広場!小さな子供を連れたファミリーが多く、駅に直結しているとは思いない長閑さです。
時折、新幹線が走り抜けるゴーという空力音が響きます。天主台で聞くこの音も“駅と一体化した三原城”の個性と言えるでしょう。
写真:旅人間
地図を見る天主台から見えるお堀は美しく、鯉が悠々と泳いでいる姿が見られます。ここに放流されている鯉は世界的に有名な阪井養魚場で育てられたブランド錦鯉で、頭にハート模様の付いた錦鯉も4匹いますので探してみても良いでしょう。
現在は淡水ですが、かつて海に面していた三原城の堀には「鯛が泳いでいる」との記録が残っています。
写真:旅人間
地図を見る三原駅の西口前には「小早川隆景公像」があります。
小早川隆景は、1533年に毛利元就の三男として誕生し、小早川家の当主となり、兄の吉川元春とともに「毛利の両川」として毛利家を支え、三原城を築いた戦国武将です。
情に厚く、義を通した武将として今も多くの人に親しまれており、本能寺の変が起きた際、退却する秀吉に兄の元春が追撃を主張するが「交わした誓約を守る信義の大切さ」を説き、追撃に反対したのは有名なエピソードの一つですね。
それにしても、現在の三原城の姿には小早川隆景もビックリでしょう。
写真:旅人間
地図を見る三原駅構内にある「うきしろロビー観光案内所」では、三原城と新高山城との「御城印」(各300円)が購入できます。ここ三原城の御城印には、歴代の主な城主である小早川氏、福島氏、浅野氏の家紋が入っています。
尚、2020年11月末から「販売一周年記念特別 御城印」(500円)が3000枚限定で販売されています。海に浮かぶ三原城跡の古写真を入れ“三原城”の文字が金泊押しの豪華版。城マニアの方は要チェックです。
住所:広島県三原市城町
電話番号:0848-67-5877(三原観光協会)
営業時間:6:30〜22:00(天主台)
料金:無料
定休日:無し
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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