写真:大坪 ともみ
地図を見る首里琉染で体験できる「サンゴ染め」は、浜に打ち上げられたサンゴの化石に、布製の素材をかぶせて染料をのせて好みの色や形に染めていく制作過程を楽しめます。
サンゴ染め体験では、まず、どの素材に染めていきたいかを決めます。素材には普段使いしやすいTシャツやトートバックや、ハンカチ、日本で昔から愛用されている風呂敷や、手ぬぐい、それから新しい生活スタイルで活躍しているマスクがあります。
写真:大坪 ともみ
地図を見る選んだ素材にどのようにデザインしていこうか、何となくイメージをしておくと、サンゴ染体験が始まった時にスムーズに作業に入れます。
首里琉染の店内には、サンゴ染めの作品が展示販売されていますので、体験の時間まで色々見てみるのがお勧めです。
写真:大坪 ともみ
地図を見るサンゴ染め体験では、制作時間が50分用意されています。制作時間外で首里琉染のスタッフから、サンゴ染めの方法について説明があります。
サンゴの化石を素材に固定し、赤、青、黄、紫の4色の染料を使って色をのせていきます。素材にのせた染料は、すぐに乾きます。
スタッフが実際に道具を使用して実演して下さるので、とても分かりやすくて丁寧です。
写真:大坪 ともみ
地図を見るまた、4色の染料の重ね方で色が増えるので、「黄色をのせた後に青を重ねると緑ができます。黄色に赤を重ねるとオレンジになります。」と色彩についても説明があります。
色については、テーブルに見本の用紙が用意されているので、確認しながら染めの作業が行えます。
写真:大坪 ともみ
地図を見るサンゴ染めで使用するサンゴの化石は、大小さまざまな形のものが7〜8個用意されている他、沖縄では家の守り神として玄関や屋根に置かれているシーサーをかわいくデザインした型や、海の生物の代表ともいえるお魚の型もあり、お子様にも喜ばれそうです。
写真:大坪 ともみ
地図を見る実際にサンゴ染めの作業を開始。
好みのサンゴの化石に素材を被せて染料をのせていきます。染料のついたスポンジでゴシゴシこすると、サンゴの模様が浮かび上がってきます。
説明を受けた通り、素材にのせた染料はすぐに乾くので、小さなお子様でも体験しやすくて魅力的です。もし、染料が手についてしまっても、用意されているお手拭きで拭きとれます。
写真:大坪 ともみ
地図を見る創作やデザインが得意な方は、自身の感性のままどんどん作業を進められるでしょうけれど、どうデザインをしていけばよいのか迷ってしまうという方もいらっしゃるはず。
そんな時は、体験スペースのあちこちに、サンゴ染めの作品が飾られているので、それらの作品を見て真似していくというのがお勧めです。最初は戸惑ってしまっていても、いくつかサンゴの模様を重ねて行くうちに、染めていく作業自体が楽しくて、次から次へと染めの作業が続いていきます。
そのためか、グループでサンゴ染め体験をする方も多いのですが、皆さん会話がほぼないまま、染めの作業に“全集中”なのですよ。
写真:大坪 ともみ
地図を見る最後の仕上げは、自宅にて行います。
サンゴ染めは、汗や雨といった水分で色落ちしてしまうため、作品を使用する前にアイロンをかけます。旅先の体験の延長が自宅で行えるというのも面白いのではないでしょうか。
アイロンをかけて仕上げた作品は、洗濯も可能です。
普段使いできるサンゴ染めの作品、ぜひ世界でたった一つの作品をお持ち帰りください。
写真:大坪 ともみ
地図を見る首里琉染では、サンゴ染め体験スペースの他、職人さんが制作した作品を購入することができるショップスペースが併設されています。
優しい風合いのサンゴ染め技法の作品の他、サンゴモチーフがモダンなデザインで表現されている、首里琉染オリジナルブランド「KANA-SANGO」、また、沖縄の伝統工芸品の一つである紅型の作品もあります。
写真:大坪 ともみ
地図を見る沖縄の美しい自然から生まれた様々なデザインの作品を手に取ってみて下さいね。
写真:大坪 ともみ
地図を見る首里琉染は、首里城から歩いて5分程の場所にあります。かつて、首里へ入るための第一の門である中山門(ちゅうざんもん)があった場所に首里琉染はあります。
近くには世界文化遺産である「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つ、玉陵(たまうどぅん)もあります。
貴重なサンゴ染め体験のあとは、ぜひ首里の散歩をお楽しみください。
住所:沖縄県那覇市首里山川町1-54
電話番号:098-887-3125
アクセス:沖縄バス「首里城前」バス停から徒歩5分
駐車場有
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/11更新)
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