写真:土庄 雄平
地図を見る本州の中でも一番北に位置する青森県。真冬となる12月〜3月には、駅周辺でもガードレールが埋まるほどの雪が積もります。弘前城は徒歩で行けない距離ではありませんが、路線バスを使って向かうのが賢明。中でもライトアップの期間中は、10分に一本、全区間100円で利用できる土手町循環バスが出ており、とても便利です。
写真:土庄 雄平
地図を見る市役所前か陸奥新報社の二つのバス停が、弘前城の最寄り。降りたら早速、弘前城の外堀に連なる桜並木が現れます。明かりに照らされていない日中は、白一面の景色。枝に乗っている雪の量が青森がいかに豪雪地帯であるかを物語ってくれますね。
写真:土庄 雄平
地図を見る「冬に咲くさくらライトアップ」を訪れる時に、注意したいことが二つあります。それは、降雪直後のタイミングを狙うということと、日没間際に向かうということ。
木々に降り積もる雪が、桜の花として演出されるため、それが少ないと満開の冬桜は見られません。また日中早い時間に行くと、極寒の中、長時間過ごさなければならなくなります。点灯が開始される16時頃を目指すと良いでしょう。
写真:土庄 雄平
地図を見るあたりが暗くなるとともに、ほんのりピンク色に染まっていく木々は、この時間帯だけの趣を備えています。寒々しい青と、優しいピンク色の繊細なグラデーションが、ライトアップの始まり。それはさながら、凍てつく寒さの中で、ポッと冬桜が開花していくようですね!
写真:土庄 雄平
地図を見るそして日没から30分もすると、あたりは完全に暗くなり、追手門周辺の冬桜並木は満開に!桜に積もる雪が、鮮やかなピンク色を纏います。時折、枝から落ちる雪は刹那、桜吹雪が舞い散るよう!
通常、雪が積もっていなければ、どこか物寂しい枯れ木の風景のはずなのに、そこに鮮やかな明かり雪が加わることで、華やかな風景へと一変します。現地の気候とアイデアが作り上げた冬の風物詩と言えるでしょう。
写真:土庄 雄平
地図を見るそれでは「冬に咲くさくらライトアップ」に見所について少し解説していきましょう!まず定番中の定番が、追手門へ向かう橋から眺める構図です。
降雪量が多ければ、外堀の両側から桜が枝垂れるのが特徴!ピンク色を纏う面積も広く、奥行きがあるため、とても見応えがあります。
写真:土庄 雄平
地図を見るその一方、追手門通り西の信号近く、堀が切れるポイントも、ライトアップの明かりが堀の水面に反射する絶景ポイント!
春に桜の花が散り、水面に浮かんでいる光景を想起させてくれます。春はまだまだこれからといえど、このようなピンクに包まれる光景を一足先に楽しめるのは、本当に贅沢です。
写真:土庄 雄平
地図を見るなお「冬に咲くさくらライトアップ」の明かりは年によって、ピンク色とは違う色も織り交ぜられ、少しずつ趣向が変えられています。この点は現地を訪れてからのお楽しみ!ちなみに2020年は、青色のライトが加えられ、寒色・暖色の対比がいっそう際立つ幻想的な雰囲気が演出されました。
写真:土庄 雄平
地図を見るこのように、とても見応えのある「冬に咲くさくらライトアップ」ですが、長い間鑑賞していると、身体がとても冷えてきます。なので、そんな時には弘前市街で青森名物のご当地ラーメンをいただきましょう!
実は青森は、煮干しラーメンや味噌牛乳カレーラーメンなど、知る人ぞ知るご当地ラーメン王国。絶品麺を振る舞うお店が数多くあります。きっと冷えた身体を芯からほぐしてくれますよ。
弘前といえば、春に一面包まれる弘前城の桜が有名ですが、今回紹介したように、桜が見られるのは春だけではありません。一人のカメラマンの思いつきにより形になり、今では冬桜を楽しめるようになりました。春の可憐な姿とは異なる、冬のしっとりと染み渡るような趣を感じに弘前を訪れてみてはいかがでしょうか?きっといつまでも終わってほしくない冬の時間を味わえるはず。
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/6更新)
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