東京・天王洲アイルが現代アートを身近に感じられるアートスポットに

東京・天王洲アイルが現代アートを身近に感じられるアートスポットに

更新日:2020/12/18 13:42

田中 佐代子のプロフィール写真 田中 佐代子
羽田空港からモノレールに乗り、新橋駅の1つ手前の天王洲アイル駅。運河沿いにお洒落なレストランやショップが立ち並び、ドラマのロケ地にもなったここに、たくさんのアートスポットがある事をご存じでしょうか。
そんな中、アート界で躍進を続ける寺田倉庫が、新たに現代アートと建築の魅力を発信する「WHAT(ワット)」という施設をオープンさせました。
旅の終わりにフラッと立ち寄って、アート鑑賞しては如何でしょう。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出されました。またそれ以外の地域でも、各自治体ごとに往来の自粛を要請している場合や、施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(LINEトラベルjp)

お洒落スポットとアートが融合する天王洲アイル

お洒落スポットとアートが融合する天王洲アイル

写真:田中 佐代子

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天王洲アイルは、東京都品川区の臨海にある、複数のオフィス商業複合ビル、商業店舗、飲食店、アートギャラリー、イベントスペースなどからなる再開発街区。休日ともなると、家族連れやカップルで賑やかになるここには、パブリックアートなどのフォトジェニックなスポットもたくさんあり人気です。

その天王洲に本社を置く寺田倉庫は、ワイン、美術品、映像フィルムなどの保管の他、倉庫会社の枠を超えた新規事業を展開している会社。天王洲は、その寺田倉庫がアートシティを目指した街づくりを行う街でもあり、これまでに「建築倉庫ミュージアム」やアート複合施設「TERRADA ART COMPLEX」、画材ラボ「PIGMENT TOKYO」などをオープンさせてきました。

そして、2020年12月に新たに誕生したのが、現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT」。

お洒落スポットとアートが融合する天王洲アイル

写真:田中 佐代子

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天王洲アイル駅から歩いて、4,5分。隈研吾氏の設計による木ルーバーの庇が特徴の建築。ここが寺田倉庫本社であり、「WHAT」でもあります。WHAT(WAREHOUSE OF ART TERRADA)という施設名称には、「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」 というコンセプトが込められているとの事。

お洒落スポットとアートが融合する天王洲アイル

写真:田中 佐代子

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一般的な美術館の常設展示とは一線を画していて、寺田倉庫は、コレクターから預かり、保管している貴重なアート資産の公開を目的としている点が特徴です。

こけら落としは、2つのコレクション展と建築倉庫プロジェクト企画展

こけら落としは、2つのコレクション展と建築倉庫プロジェクト企画展

写真:田中 佐代子

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館内は2階建てになっていて、2020年12月現在、2人のコレクターによる「解き放たれたコレクション」展と、2016年から保管・展示を行ってきた「建築倉庫ミュージアム」を継続する形の、建築倉庫プロジェクト企画展「謳う建築」が開催されています。

「解き放たれたコレクション」展のまず1つ目が、精神科医、現代アートコレクターの「高橋龍太郎コレクション」。高橋氏の所蔵作品は現在2000点にも及び、その中から草間彌生、会田誠など18作家30点が出展されています。今回の展覧会の為に描き下ろされたものもあり、迫力の作品に心奪われるでしょう。

こけら落としは、2つのコレクション展と建築倉庫プロジェクト企画展

写真:田中 佐代子

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もう1つのコレクション展が「A氏のコレクション」。実業家で投資家でもあるA氏は、2001年に奈良美智の作品を美術館で観た事をきっかけに、コレクションをスタート。今回その奈良氏の作品約40点を出展。お馴染みのおでこの広い女の子シリーズの他、初期の作品や、珍しい立体作品もあります。

面白いのは、現在もA氏が乗ってるという、奈良氏のイラストがペインティングされた愛車が、ドンと展示されているのも見もの。

こけら落としは、2つのコレクション展と建築倉庫プロジェクト企画展

写真:田中 佐代子

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元々あった「建築倉庫ミュージアム」を、WHAT内で継続して建築に纏わる展覧会を開催。今回は、詩人であり建築家でもある立原道造の、建築と文学を同時に作動させながら生きた精神にインスピレーションを受けた企画。

コロナ禍でより身近な空間になった住居を、今一度見つめ直す為に、難しい説明ではなく、谷川俊太郎や長塚圭史など多彩な15名の文芸家の言葉や映像が添えられた、これまでにない建築と文芸のコラボレーションです。

<WHATの基本情報>
開館時間:11:00〜19:00(最終入場 18:00)
入場料:一般 1200円、大学生/専門学校生 700円、高校生以下 500円

ギャラリーとカフェの融合「WHAT CAFE」

ギャラリーとカフェの融合「WHAT CAFE」

写真:田中 佐代子

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「WHAT」から歩いて2分ほどの所に、カフェも誕生しました。ギャラリーとカフェが融合するアート空間約800平方mに、日本のアート業界の未来を担うアーティストの作品がズラリ。作品は購入することも可能で、会期ごとに全ての作品を入れ替え、より多くのアーティストに、作品披露のチャンスを与えることを目的としています。

ギャラリーとカフェの融合「WHAT CAFE」

写真:田中 佐代子

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カフェメニューも充実しています。各種ドリンクに加え、ボロネーゼ専門店のパスタや、カレーグランプリで優勝したカレー3種、ボリュームのあるサラダなど、どれも本格的。お気に入りのアートの近くに席をキープして、頂きたいですね

<WHAT CAFEの基本情報>
営業時間:11:00〜18:00(定休日なし)
入場料:無料

施設自体がアートな画材ラボ「PIGMENT TOKYO」

施設自体がアートな画材ラボ「PIGMENT TOKYO」

写真:田中 佐代子

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アート鑑賞で触発され絵が描きたくなったら、こんな所に訪れてみては如何でしょう。2015年7月に誕生した画材ラボ「PIGMENT TOKYO」。先ほどもご紹介したように、こちらも運営は寺田倉庫。「WHAT」よりも駅寄りにあるこの建築は、同じく隈研吾氏設計デザインによるものです。

施設自体がアートな画材ラボ「PIGMENT TOKYO」

写真:田中 佐代子

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200平方mを超える広々とした店内には、約4,500色もの顔料や200種類以上の古墨、600種の筆、動物の皮を煮出してつくられる天然の接着剤である膠(にかわ)、といった古今東西の希少かつ良質な画材がずらり。そのディスプレーの美しさも見事で、目を奪われます。

日本画を中心に、西洋画や色彩学など、年間200を超えるワークショップも企画・開催。(現在はオンラインワークショップがメイン)。初心者コースもあるので、気軽に受けられるのが良いですね。

<PIGMENT TOKYOの基本情報>
営業時間:11:30〜19:00
定休日:月曜日・木曜日

まだまだ増殖する?寺田倉庫の挑戦

今回ご紹介した施設の他にも、多くのギャラリーが集まったアート複合施設「TERRADA ART COMPLEX」や、更に天王洲の運河に浮かぶ水上ホテル「PETALS TOKYO」もオープンさせています。
寺田倉庫のジャンルを超えた試みで、益々天王洲アイルが盛り上がること間違いなしです。

2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/12/11 訪問

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