山形「浜田ワイナリー」150年の清酒造りをワイン造りに生かして

山形「浜田ワイナリー」150年の清酒造りをワイン造りに生かして

更新日:2020/12/22 12:03

Chanos Mayaのプロフィール写真 Chanos Maya トラベルコンサルタント、ワイナリーツアーアドバイザー
1866年に山形県の米沢に創業した浜田株式会社。商標「沖正宗」の日本酒造りで150年の伝統をもつ酒蔵です。朝晩のキリッとした空気と山々から湧き出るきれいなお水に恵まれる米沢は、日本酒の原料となるお米だけではなくぶどうなど果樹栽培にも最適な環境。長年の清酒造りの技と、恵まれた土壌からとれるぶどうがコラボレーションして生まれたワインを味わえる、ハイブリッドなワイナリー「浜田ワイナリー」をご紹介します。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、一部都府県に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出の自粛が求められています。加えて自治体独自での緊急事態宣言発出や、往来の自粛要請をしている場合があります。また施設によっては休業していることがあります。Go To トラベルキャンペーンについても全国で一時停止となっています。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。外出の際はしっかりと感染予防対策をして行動しましょう。(LINEトラベルjp)

江戸時代から続く日本酒の伝統をワインにも

江戸時代から続く日本酒の伝統をワインにも

写真:Chanos Maya

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浜田株式会社(浜田ワイナリー)は山形県の米沢駅と、赤湯温泉で有名な赤湯駅の真ん中に位置しています。米沢も赤湯も山形新幹線が止まる駅で双方どちらの駅からも車で約15分ほどのところにあります。

稲畑や広がる農業が盛んな米沢盆地。そんな日本有数の米どころの真ん中で創業の浜田家によって、1866年に清酒造業が始まりました。現在も変わらず最上川の支流沿いに建ち、清らかな水に囲まれる清酒造りに適した自然環境の下、日本酒「沖正宗」を作り続けて150年。伝統を守りながらも、変わり続ける味のトレンドを取り入れながら、杜氏の技術と歴史が凝縮した上質な日本酒が毎年生まれています。

江戸時代から続く日本酒の伝統をワインにも

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米沢盆地は高い山に囲まれ、朝晩はぐっと冷え込む寒暖の激しい場所です。その気候はお米だけでなく、ぶどうなどの果樹栽培にもぴったりの場所であることに着目した浜田ワイナリー。

創業家の一人がワインの醸造について検討を始めた1950年代。まだまだ海外旅行も珍しい時代にスタッフをフランスのボルドー大学へ送り、山形の自然環境にあったぶどう植栽やワイン醸造の基礎を一から研究。山からの冷たい空気と山から流れてくるお水はぶどうに染み込み、完熟していながらもしっかりとした酸味が残る、ワイン造りに向いたぶどう栽培に成功しました。

すでに100年ほどの歴史のあった沖正宗の歴史に、新しいお酒「ワイン」の歴史が刻まれたのは、研究が始まってから20年経った1976年のこと。以来、清酒造りの伝統と山形の風土がコラボレーションしたユニークなワイン造りが続いています。

「どんなお酒も人と環境から」素材と向き合うワイン造りを見学

「どんなお酒も人と環境から」素材と向き合うワイン造りを見学

写真:Chanos Maya

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米、麹、水が原料となる日本酒。シンプルだからこそ、毎年変化する米の品質と麹の微生物の作用を見極める杜氏の腕なしによい日本酒はできません。

ワインも同様に、ぶどうと酵母というたった2つの自然由来のものを原料に、毎年同じ条件が揃うことのない素材を相手に造られています。ワイン醸造にも、目に見えない質を見極める長年の知識や技術がといった繊細さが必要とされます。人間にしかできない技術にこだわって造られる浜田ワイナリーのワイン。

そんなワインの製造過程は事前予約の上見学することができます。酒蔵としての歴史や浜田ワイナリーが始まった背景を伺いながら、職人の皆さんがそれぞれの素材である米やぶどうに対して一期一会の気持ちで情熱を傾けてられていることを実感します。

※浜田ワイナリーの見学についての詳細は関連MEMOの公式サイトをご参照ください。

「どんなお酒も人と環境から」素材と向き合うワイン造りを見学

写真:Chanos Maya

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日本酒もワインも環境と人の手が背景にあってできる、というモットーのもとで毎年の収穫ごとに職人がベストな醸造方法を選択し、収穫から醸造までのほとんどが手作業で行われます。酒造りの伝統を知る職人が山形でとれたぶどうととことん向き合って醸造されたワインは、山形の伝統工芸品ともいえます。

伝統だけにとらわれることなく、海外のマーケットや衛生管理などといった多様性や新しい課題にも柔軟に対応しながら、世界で愛される日本酒とワイン造りが進められています。

見学の後はお待ちかねティスティング

見学の後はお待ちかねティスティング

写真:Chanos Maya

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自社農園と契約農家で収穫されたぶどうを使い、毎年約10種類の赤ワインと白ワインがリリースされています。丁寧に仕込まれ、出荷されるのはそれぞれ年間3000本程度。数万箱(1箱12本)出荷する国内外のワイナリーがある中で、浜田ワイナリーの生産量はごくわずかです。

そんなワインをテイスティングルームで味わうことができます。リリース中のワインのうちの一部はアジアで最大規模を誇るジャパンワインチャレンジで2020年のシルバーとブロンズのメダルを取った実力を持つワイン。世界的に見るとまだ珍しい日本産のワインが、世界有数の有名ワインをおさえて、認められる快挙です。

見学の後はお待ちかねティスティング

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受賞ワイン以外にも、ヨーロッパのぶどう品種と国内のぶどう品種を使ったブレンドワインや、濁りを残した珍しいスタイルのワインなどがリリースされており、その時に在庫のあるワインは無料でテイスティングすることができます。

またテイスティングルームでは沖正宗をはじめとする日本酒も試飲が可能。浜田ワイナリーでは、日本酒のテイスティングもワイングラスで行う、新しい日本酒の楽しみ方を提案しています。

どんな食事にも合うワインを自宅で楽しむために

どんな食事にも合うワインを自宅で楽しむために

写真:Chanos Maya

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浜田ワイナリーのワインは、食卓の主役は料理であることをいつも基本に考えられ造られています。山形産のぶどう独特の香りや味わいを持つ個性的で奥の深いワインでありながら、洋食だけでなく和食にも合うすっきりとした優しいワインです。

テイスティングをしたら、やっぱりお気に入りのメニューと一緒に自宅でも味わいたくなるもの。浜田ワイナリーではメインの日本酒はもちろんのこと、ワインを購入できるブティックが併設されています。

量を優先させるよりも、山形の気候風土に感謝しながら、高品質で丁寧なワイン造りにこだわる浜田ワイナリー。大手の量販店には卸されていない、長い清酒造りの歴史があってこそできる、極上ワインを味わいに浜田ワイナリーを訪ねてみませんか?

浜田ワイナリー(沖正宗 浜田株式会社)の基本情報

住所:山形県米沢市窪田町藤泉943-1
電話番号:0238-37-6330
営業時間:午前10時〜午後4時(祝日除く)
アクセス:JR米沢駅から車で15分、赤湯駅から20分

2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/10/19 訪問

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