写真:旅人間
地図を見る新幹線の駅と空港と港がある広島県三原市は、古くから海上・陸上交通の要衝地として発展してきました。戦国時代に小早川隆景が築城した三原城は、その天主台跡を新幹線のホームが貫く珍しい景観となっています。
そんな三原市は「たこ」と「だるま」のまちと呼ばれています。
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地図を見るJR三原駅前には「やっさ踊り像」がお出迎え。毎年夏に開催される“やっさ祭り”は三原城の築城を大衆が祝い躍ったのが起源とされ、三原沖で獲れる名物のタコは“三原やっさタコ”と呼ばれるブランドです。
三原市の公式マスコットキャラクター“やっさだるマン”は三原神明市の大だるまだったとか。この“三原神明市”とは、別名“だるま市”とも呼ばれる「大だるま」がシンボルの歴史ある春を告げるお祭りとして知られています。
この「やっさ」は、祭りの賑やかな声。観光で三原に来たら、三原城跡、たこ、だるま、お祭り、これを押さえておけばバッチリでしょう。
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地図を見る「たこ」と「だるま」で知られるJR三原駅周辺には、タコ料理が楽しめるお店が複数あります。駅構内にある観光案内所(うきしろロビー)でグルメ情報をゲットしましょう。
その案内所の横にある「三原だるま工房」では、三原だるまの伝統工芸の体験が楽しめる“だるまの面相書き”の体験教室(600円)があり、所要時間は約30分が目安となります。
この面相書き体験は月曜日と木曜日の13:00〜16:00、土曜日は本格的な制作体験で10:00〜12:00です。定員には限りがありますので、事前予約がおすすめです。
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地図を見る三原だるまの特徴は、両目に目玉が入った絞りハチマキ姿。もちろん意味があり、目玉が入るのは先が良く見通すこと。絞りハチマキは頑張っている様になります。
「三原神明市」では、家族の人数分のダルマを買い、背中に一人一人の名前を書き、安全や健康を祈願し神棚に祀る風習があります。この人間味のあるダルマ…。背中に自分の名前が入ると、まるで自分自身の分身のような存在にも思えてきます。
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地図を見るこの面相書き体験では、三原だるまの特徴をふまえ描くのが基本です。とは言え自由に描いてもOK。例えば好きなキャラクターをダルマにするのも良いでしょう。ただ、面白いのは描いたダルマの表情は、書き手本人に似ていることが多いのだとか!
ちなみに、「三原だるま」の中に鳴り物が入っているのは「願いが成る」の意味。七転び八起きで、必ず起き上がります。苦境でも必ず起き上がる自分の“分身のような縁起だるま”を心込めて一つ、ぜひ描いてみましょう。
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地図を見る三原だるま工房の横にある観光案内所「うきしろロビー」では、三原だるまが購入できます。その中でも疫病退散にご利益があると言われている「アマビエだるま」は大人気。
他にも、三原市の公式マスコットキャラクターの「やっさだるマンだるま」、置くと受験にパス(オクトパス)と評判の「タコだるま」などもあります。これらは数に限りがありますので、運が良ければ購入できると思っておくと良いでしょう。
売切れて入手が困難な場合は、工房で筆を手に持ち「アマビエだるま」を自身の力で描くことも出来ます。
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地図を見る同じく、「三原だるま工房」では、“三原人形の絵付け体験”(600円)もあり、目安の所領時間は60分〜120分となります。
三原に伝わる民芸文化「三原人形」は江戸時代から作られ、明治時代には初節句を迎える子どもの将来を祝福するため、土人形を贈与する習慣が盛んだったと言われています。
ここでは、素焼きの人形に約8色の絵具を使い、絵付けしていきます。
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地図を見るダルマの面相書きに比べ、塗る範囲が広く時間を要しますが、人形の表情から着物まで思うように描けます。塗り始めると夢中になります。
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地図を見るこの三原人形の絵付けは、お手本の人形を参考にすると分かりやすく、キレイに描けます。ただ、ダルマの面相書きと同じように決まったルールはありません。自分の思うように描いて見ても良いでしょう。
例えば、疫病退散を願いアマビエ、学問の神様である天神さん、閻魔大王、またアニメキャラを描くのも楽しそうです。
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地図を見るJR三原駅では、三原にちなんだお土産物が色々と売られています。例えば、三原名物のタコが入ったもみじ饅頭「たこもみじ」は中にクリームチーズ入り。冷やして食べると驚く美味しさで、話のネタにも買って帰りたいお土産です。
「たこもみじ」は駅構内でも買えますが、販売元のゑびす屋本店は駅前にあり徒歩1分です。
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地図を見る他にも、ピリッと甘辛い味と食感がお酒のアテにも良いと人気の「たこせん」は定番中の定番。縁起物のだるま型をした「神明だるま最中」は、そのまま食べても美味しいですが、アイス最中のように冷凍庫で冷やして食べるとまた絶品です。
住所:広島県三原市城町1-1-1
電話番号:0848-67-5877
定休日:火・水・金・日
営業時間:月・木曜13:00〜16:00、土曜10:00〜12:00
料金:600円
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
旅人間
レンタカーでアメリカの国立公園を中心に3ヵ月ほど旅した時、ガイドブックにのっていない大自然の魅力に出会い、これらを紹介したいと感じたのがライターになったキッカケ。その後、シンガポールに長期滞在し、東南…
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