写真:肥後 球磨門
地図を見る日本一の源泉数を誇る別府市。別府八湯と呼ばれる八つの源泉の中でも源泉が集中している鉄輪(かんなわ)温泉は、町中いたるところから湯けむりが立ち上っています。温泉街の中心に「いでゆ坂」、さらに「筋湯通り」「熱の湯通り」など、温泉にちなんだ坂道や細い路地があり、「湯けむり通り」の側溝から真っ白い湯けむりが立ち上っています。
写真:肥後 球磨門
地図を見るいでゆ坂から湯けむり通りに入り、100メートルほど進んだ場所にあるのが「旅館 国東(くにさき)荘」です。大女将が大分県北東部、丸く突き出た国東半島の出身ということから名づけられた旅館です。
写真:肥後 球磨門
地図を見る鉄輪温泉にある宿の多くが、「地獄釜」とよばれる100度近い源泉からの蒸気が噴出する釜を持っています。もちろん国東荘にもあって、「地獄蒸し」という蒸し料理を提供しています。宿泊客も食材を持ち込んで自由に使えるので、火傷に注意して地獄釜料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見るロビーは柔らかい照明で、明るく開放的です。奥にあるリラックススペースでは湯上り後にゆっくりくつろぐことができ、その心地よさに癒されます。
写真:肥後 球磨門
地図を見る女性客には、好きな柄を選ぶことができる色浴衣が用意されています。浴衣姿で湯けむりの温泉街を散策するのも、情緒があって良いのではないでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見るリラックススペースには、無料で楽しめる焼酎バーが用意されています。入浴後のくつろぎのひと時や、食事前の一杯に味わってはいかがでしょうか。いただくのはリラックススペースで。客室や食事処への持ち込みは禁止されているので注意しましょう。
写真:肥後 球磨門
地図を見る客室は和室10部屋、半露天風呂付きの和洋室2部屋、ジュニアスイート1部屋、眺望がいい10畳の和洋室1部屋が用意されています。写真は眺望がいい和洋室「一の海」です。
「一の海」は角部屋なので、一方の窓からは湯けむりとその向こうに広がる別府湾が一望できます。夜になるにつれて対岸の大分市の明かりも徐々に増え、素晴らしい夜景が楽しめます。天気がよければ見られる、別府湾に上る朝日も旅のいい思い出になるのではないでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見るもう一方の窓からは湯けむりとともに、なだらかな稜線が美しい「大平山」が望めます。頂からふもとに向かって扇を開いたように見えることから別名「扇山」とよばれていて、別府のシンボル的存在です。もうひとつ視界に入るのが鶴見岳で、山から吹き下りてくる冷気「鶴見おろし」は別府の冬の風物詩です。
写真:肥後 球磨門
地図を見る国東荘は「源泉湯元」です。源泉湯元とは、温泉が湧き出る場所に湯船を設置することで、泉質の変化が少なく、つねに新鮮な温泉を利用できるシステム。温泉にはチェックインから翌朝9時30分までの間、一晩中いつでも入れます。自家源泉かけ流しの温泉に何度でも浸かれば、心も体もリフレッシュできるのではないでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見る内湯の外には五右衛門風呂があります。下からゴンゴン火を焚くのではなく、湯口から源泉が流れ込んでいる仕様ですが、湯面は五右衛門風呂のようにかなり熱くなっています。よくかき混ぜて入浴することをおススメします。
写真:肥後 球磨門
地図を見る宿泊者専用の内湯の他に、貸し切り湯も無料で使うことができます。大人3人でも余裕がある湯舟で、プライベートな入浴タイムを過ごせます。空いていればいつでも使うことができますが、40分以内の使用をお願いしているので、時間を守って貸し切り湯を楽しんでください。
写真:肥後 球磨門
地図を見る温泉旅館の楽しみの一つが夕食ではないでしょうか。国東荘には関サバや城下カレイなど、大分ならではの海の幸をいただける宿泊プランが色々あります。写真は、海と山の幸を地獄蒸しで食すスタンダードプランの会席料理の一品で、ワタリガニと蒸し卵です。
普通の地獄蒸しなら6分ほどで出来上がる卵を、一昼夜かけて蒸したこれぞまさしく温泉卵。まるで煮卵のような色ですが、温泉エキスがしみ込み、しっとり柔らかく滋味深い味わいになっています。高温で蒸されたワタリガニも旨味が凝縮され絶品。温泉の力を感じます。
写真:肥後 球磨門
地図を見る大分名物といえば「とり天」。とり天ももちろんテーブルに並びます。とり天は酢醤油と辛子でいただくのが一般的ですが、こちらは天つゆが添えられています。ニンニクやショウガで下味を付けた濃い味ではなく、まさしく上等の天ぷらをいただいているような美味しさです。
写真:肥後 球磨門
地図を見る大分県のブランド牛、豊後牛のステーキがついた宿泊プランで提供されるのは、「頂(いただき)」のステーキです。「頂」は豊後牛の中の豊後牛と言われるほどの最高の肉質で、食感は柔らかく、口の中で肉の旨味と脂味の甘さ、香ばしさが躍る至福の味わい。ステーキは別にオーダーできるので、最高峰の肉を堪能してはいかがでしょうか。
いたるところから源泉から湯けむりが立ち上る別府鉄輪温泉。その温泉街に、源泉をそのまま湯舟に届ける源泉湯元の旅館国東荘はあります。滞在中に何度も湯あみを楽しみ、心身共にリフレッシュ。温泉を楽しんだ後は地獄蒸し料理や大分名物の城下カレイや関サバ、そして最高峰の豊後牛ステーキで「おんせん県おおいた」の味を存分に堪能する。そんな欲張りなひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/10更新)
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