愛知県でも一番南に位置する「渥美半島」。アクセス方法は主に二つあります。一つは、豊橋方面から車で。高速道路であれば豊川ICを降り、国道259号線。JR利用であれば豊橋駅周辺でレンタカーを借りると良いでしょう!
一方、もう一つは三重県の鳥羽から「伊良湖フェリー」を利用すること。関西方面からアクセスするときに便利で、また旅情高まる船旅を楽しめます。
渥美半島一周は約70kmと半島の中でもとてもコンパクト!また名古屋を中心とする愛知の都会のイメージとは異なる長閑な風景が展開。素朴ながら何だか心洗われる、癒しの時間が待っています。
写真:土庄 雄平
地図を見るまずはじめに紹介したいのは、渥美半島の南沿岸に位置する「太平洋ロングビーチ」。旧・渥美郡赤羽根町の海岸部分を指し、約2kmにわたって長い砂浜を形成します。愛知県において、太平洋に面した沿岸部分は他になく、果てしなく続く海岸線を眺めることが可能です。
写真:土庄 雄平
地図を見る美しいビーチに佇み、波音に耳を傾けるのも良いですが、ビーチの手前側には草原地帯があるのもポイント!太陽の光に照らされ、キラキラと輝き、たなびく草原の姿は、どこか「風の谷のナウシカ」を思わせる絶景です。また草原の先に、海が広がるというシチュエーションも爽快!
<太平洋ロングビーチの基本情報>
住所:愛知県田原市赤羽根町長沢50番地7
アクセス:豊橋市街から車で約1時間
写真:土庄 雄平
地図を見るスケールが大きいのは砂浜だけではありません。渥美半島には、果てしなく続くように錯覚する道も存在します。それが半島の北西部に位置する「西の浜風力発電」の横を走るロングストレート。実は伊良湖岬から愛知県栽培漁業センターまで約7km区間が、気持ちの良いシーサイドドライブコースになっています。
写真:土庄 雄平
地図を見る中でも、この「西の浜風力発電」がフォトジェニックだと話題!三河湾に面して立ち、まっすぐ伸びていく道と織りなす姿は、なぜか引き込まれる絶景です。渥美半島をドライブする人、サイクリングやバイクツーリングを行う人、皆思い思いに自分の愛車と道を一緒に撮影します。
<西の浜風力発電の基本情報>
住所:愛知県田原市小中山町藤原
アクセス:豊橋市街から車で約1時間30分
写真:土庄 雄平
地図を見る渥美半島の中で、一番有名なフォトスポットが「恋路ヶ浜」を見渡す大展望です。アップダウンに富んだ地形の先に、狭まった岬が顔を覗かせる風景を眺めれば「あぁ、やっとここまで来た」という感傷に耽ることができるでしょう!緑が美しく、海が陽光でキラキラと光る姿はまさに絶景。
写真:土庄 雄平
地図を見る一方で岬とは違う方角には、伊勢湾越しに三重県の雄大な地形が展開します。まさに渥美半島の独特な地理を物語ってくれる大パノラマです。
この展望スポットには明確な名称がありませんが、伊良湖ビューホテルに近い国道42号線眺めることが可能です。日の出園地に車を駐車し、歩いて向かうと良いでしょう。
<恋路ヶ浜展望スポット/日出園地の基本情報>
住所:〒441-3623 愛知県田原市日出町骨山 国道42号線
アクセス:豊橋市街から車で約1時間10分
写真:土庄 雄平
地図を見る半島を巡るならやはり、その先端を巡るのは欠かせません。伊良湖岬の先端には、「伊良湖岬灯台」があり、その目印になっています。車では入れないものの、道の駅・伊良湖クリスタルボルトに駐車をして、"いのりの磯道"(1周約30分)を歩くと辿り着くことが可能です。
写真:土庄 雄平
地図を見る白亜の灯台の先に、美しい伊勢湾が広がります。「愛知県から眺める海ってこんなに美しかったんだ!」という再発見をできるでしょう。望遠レンズで覗けば、伊勢湾を航海するフェリーや漁船、離島のコラボレーションを楽しむことも可能です。
また伊良湖岬は三河湾・伊勢湾・太平洋の三つの海の分岐になっているのもポイント!海の景色を見比べながら歩くとまた一興です。
<伊良湖岬灯台の基本情報>
住所:愛知県田原市伊良湖町古山
アクセス:豊橋市街から道の駅・伊良湖クリスタルボルトまで車で約1時間30分、そこから伊良湖岬灯台まで徒歩約15分
一見、何か有名な観光スポットがあるわけではない「渥美半島」。しかしながら、それゆえに昔ながらの長閑な雰囲気を今に残し、訪れる旅行客を包み込んでくれます。ひたすらに青く爽やかな海は、いつまで見ていても飽きず、むしろこの穏やかな時間に、ずっと身を投じていたくなります。慌ただしい日常やストレスがたまった時、ふと「渥美半島」を訪れてみてはいかがでしょうか?
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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