写真:雲本 らて
地図を見る東京メトロ・神楽坂駅からすぐの場所に「赤城坂」という坂道があります。
ここは映画で主人公の森嶋帆高が東京で最初にお世話になるライターの須賀の事務所が坂の途中にある場所として描かれていました。劇中では帆高が一人で歩いているシーンや帆高と須賀そして夏美の3人が歩いているシーンなど様々なシーンで登場していました。
写真:雲本 らて
地図を見る「赤城坂」は東京メトロ・神楽坂駅の北側にある赤城神社の西側を北に向かって下っている坂道です。名前の由来は赤城神社のそばにある坂道だからという説が有力です。
なお坂名の由来ともなった赤城神社については正安2年(1300年)がはじまりとされており、そのため聖地である赤城坂自体もかなり古い坂道であると予想されます。
聖地巡礼の際は、赤城神社も一緒にまわるとなにかご利益があるかもしれませんね。
<赤城坂の基本情報>
所在地:東京都新宿区赤城元町
アクセス:東京メトロ・神楽坂駅り徒歩1分
写真:雲本 らて
地図を見る次はラストシーンでも登場した田端駅南口の坂道です。劇中では、ヒロインの天野陽菜の住むアパートがこの近くにあるため、ラストだけでなく何度かこの坂道が登場していました。
この「田端駅南口の坂道」は、特に坂名はありませんので坂道が田端駅南口からでてすぐの場所にあるため、今回はそう呼ばせてもらっています。坂道自体は田端駅南口から南東に上っている坂道で、北側に隣接してJRの山手線や上越・北陸新幹線が走っており、景色も開けています。劇中でもその開け具合が感じられるシーンも描かれていましたが、とにかく歩いていても気持ちがよい坂道です。
ちなみにグーグルマップには、現時点(2020年12月)で「天気の子ラストシーンの坂(田端駅南口)」と書かれた公式ピンが地図上にマッピングされています。
写真:雲本 らて
地図を見る田端駅南口の坂道の坂下あたりに、田端駅南口の改札があります。劇中でも駅名の書かれたプレートとともにこのあたりの風景が登場しています。
坂道と接続して改札があり、このようなJRとのコラボや景色の開け具合が重なっている場所は都内でもそうそうないので、映画の聖地としてだけでなく純粋に坂道としてもおすすめの場所です。
写真:雲本 らて
地図を見るこちらは映画には登場しませんが、田端駅南口の坂道に接続する形で存在する「不動坂」も紹介しておきたい坂道です。不動坂は、田端駅南口の坂道の坂下(=田端駅南口の改札)あたりから南西に上っている階段坂です。田端駅南口から南側のエリアに行きたいときはこの「不動坂」の階段を使うか「田端駅南口の坂道」の坂道を通るというのが地元のルートになるようです。
坂名については、かつてこのあたりに石造不動明王立像が安置され、不動の滝があったことからそう呼ばれるようになったとのこと。不動の滝があったというところなどが物語性を感じさせ、どこか映画ともつながっているようにも想像できそうですが、そのあたりのことはみなさんのご想像におまかせします。
<「田端駅南口の坂道と不動坂」の基本情報>
所在地:東京都北区東田端1丁目
アクセス:JR・田端駅より徒歩1分
写真:雲本 らて
地図を見る東京メトロ・雑司が谷駅からすぐの場所にある「のぞき坂」も劇中で登場していました。これまでに取り上げた坂道と比べると数秒のシーンですが、有名な坂道ですので取り上げておきます。
のぞき坂は坂道の西側に学習院大学もあるなど都内でも有名な場所にある坂道です。坂道自体も、都内でも有数の急坂で、映画でも描かれていましたが、坂の途中からは新宿のドコモタワーも見られます。坂名については諸説ありますが、あまりの急坂で坂上からの見通しが悪く、途中まで行かないと坂下が見通せないため「のぞき坂」と呼ばれるようになったという説が有力です。
なお現地には坂名の由来が書かれた案内板などはありません。
<のぞき坂の基本情報>
所在地:東京都豊島区高田2丁目
アクセス:東京メトロ・雑司が谷駅より徒歩1分
写真:雲本 らて
地図を見る映画ではお台場にある「お台場海浜公園の展望デッキ」も登場していました。劇中ではヒロインの天野陽菜が晴れを祈っているシーンで描かれていました。
お台場海浜公園の展望デッキは、ゆりかもめ・台場駅やアクアシティお台場からすぐの場所にあり、遠くにはレインボーブリッジや東京タワーが見られる都内でも有数の観光スポットでもあります。
<お台場海浜公園の展望デッキの基本情報>
所在地:東京都港区台場1丁目
アクセス:ゆりかもめ・台場駅より徒歩3分
写真:雲本 らて
地図を見る最後は、映画で何度も登場している新宿界隈でのおすすめの場所です。映画の最初のほうでは新宿歌舞伎町界隈がこれでもかというぐらい登場しましたが、ここでは新宿大ガードや歌舞伎町のドンキホーテあたりが遠くに見えるシーンで描かれていた場所をあげておきたいと思います。
劇中ではほんの数秒ほどしか登場しませんでしたが、この新宿西口方面から新宿大ガードのほうを眺めている景色は他の映画でも登場していたりと知る人ぞしる有名なスポットだったりします。
写真:雲本 らて
地図を見る新宿界隈といえば、代々木駅そばのビルでしょう。劇中何度も登場した屋上に鳥居があったあの古いビルです。
ここも他の映画のロケ地になるなど界隈では昔から有名なビルです。ただここは映画公開時は存在していましたが、現在(2020年12月時点)は老朽化のため取り壊され、更地になっています。
今回は都内各地に点在する「天気の子」の聖地を取り上げてみました。ただここでは、映画で登場した聖地をすべてピックアップすることは写真枚数や構成の制限などもありできませんでしたので、地形つながりの場所などを中心にいくつかピックアップしてみました。
とにかく各所の聖地界隈には映画に登場した場所以外にも、江戸時代から存在する歴史的スポットも多数あります。聖地巡礼そして坂道散歩などいくつかのテーマをあわせてみると、すこし落ち着いた気分で歩けますし、新たな発見もあると思います。ぜひ試してみてください。
2020年12月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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