鶴ヶ城や白虎隊終焉の地である飯盛山など、数多くの歴史的名所が集まる人気観光地・会津若松。会津若松の魅力は歴史的名所だけでなく、東山温泉や芦ノ牧温泉といった温泉や、ソースカツ丼や馬刺し、わっぱ飯といった豊富なご当地グルメ、レトロな街並みに数多くの伝統工芸品と多岐にわたります。
そんな会津若松で必ずと言ってもいいほど目にするのが、こちらの「赤べこ」。赤べこの「べこ」は東北地方の方言で牛を意味し、赤べこはその名の通り真っ赤な体の牛の姿をしています。赤色は魔除け、体の斑点模様は痘を表していると言われ、古くから子どもたちの「魔除け」や「疫病除け」の縁起物として会津の人々に親しまれてきました。
首の部分をちょこんっと触るとゆらゆらと振り子運動を繰り返す様子は、愛嬌のある顔付きと相まってとてもユーモラスな印象を受けます。そんな可愛らしい赤べこは、会津若松を訪れた人々に人気のお土産となっています。
会津若松を訪れたらぜひおすすめしたいのが「赤べこ絵付け体験」。体験では自ら赤べこに絵を付けて、世界に一つだけのオリジナル赤べこを作ることができます。会津若松市内には「赤べこ絵付け体験」をしている施設が複数あり、どこも手軽に絵付け体験を楽しむことができます。
絵付け体験を申し込むと、このように真っ赤に色付けされた状態の赤べこが用意されます。
絵付けで使用するのは白と黒の塗料。これらで自由に赤べこに絵付けを施していきます。「赤べこってどんな顔だったっけ?」「うまく出来るか不安…」という方もご安心ください。そんな方の為に見本の赤べこが用意されているので、真似しながら絵付けをすれば大丈夫!
オリジナル赤べこが作れる貴重な機会なので、見本とは異なるオリジナリティ溢れる芸術作品を生み出すのも楽しいですよ!
では早速色を付けていきましょう。絵付けのコツは色を塗る順番。白い絵の具と黒い絵の具を交互に使うと色が混ざってしまい綺麗に絵付けができないので、まずは白い色から塗っていきます。
下書きをせずに色を塗るのは少し緊張する作業ですが、塗り進めるにつれて筆さばきも慣れてきます。もし途中で「あ、ここ失敗しちゃったな」という箇所が出てしまったら、すぐに水を含ませた手ぬぐいで拭けば修正することも出来ますよ。
最初は恐る恐るだった絵付けも、ふと気が付けば目の前の赤べこに夢中になっていることでしょう。特に赤べこの表情の決め手となる目を描く時は、息を殺して全集中!ひとつの作品を作り上げる気分は、まるで赤べこ職人になったかのようです。
絵付け体験では赤べこの模様や顔を描くだけでなく、文字など自由に入れることができるので、日付けや名前など思い出になりそうなものを書くのもおすすめ。
自分で絵付けした「赤べこ」は、少々不格好でも愛着が湧くもの。正統派の赤べこを作るも良し、インパクトある個性派赤べこを生み出すも良し。出来上がった赤べこをお互いに見せ合うと、思わず笑みがこぼれるでしょう。
工芸品作りと聞くと難しく感じますが、赤べこの絵付けは特別なスキルは必要ありません。小さなお子さんでも楽しむことが出来るので、家族旅行で立ち寄るのもおすすめですよ。
こうして完成した赤べこは、塗料が乾き次第箱に入れてお持ち帰りOK。所要時間は40分程度、費用は材料・体験料全て込みで1,000円前後が相場です。
※所要時間は個人差があります
施設によっては、赤べこ以外にも様々な絵付けを用意しています。会津若松市の人気キャラクター「あかべぇ」や縁起物の「起き上がり小法師」といった会津若松ならではのものや、干支の動物に絵付けをする体験もあります。
インターネットやガイドブック、観光案内所などで事前に各施設で用意している絵付け体験を比較してみましょう。
さまざまな伝統工芸品のある会津若松は、その脈々と受け継がれる伝統の技を体験できる場を多く提供しています。会津若松を訪れたら「観る」「買う」「食べる」観光だけでなく、「体験する」観光も楽しんでみてくださいね。
愛らしい縁起物として人気の赤べこ。会津若松の「赤べこ絵付け体験」は、所要時間1時間以内でお持ち帰りまで出来る手軽さと、1,000円前後で体験できる手頃さから、老若男女問わず人気の工芸体験です。
完成したオリジナル赤べこをおうちに飾れば、楽しかった旅の思い出になるのはもちろん、魔除けや疫病除けとしての縁起物パワーも!会津若松を訪れたら、世界に一つだけのオリジナル赤べこを作ってみてくださいね!
2021年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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