写真:Hiroko Oji
地図を見る太陽の光が眩しいほどに降り注ぐスペインのアンダルシア地方。この辺りには「ミハス」をはじめとして白く輝く家並みが魅力の小さな町や村が点在しています。
アンダルシア地方では太陽の光が強いため、光を反射させて気温が高くなるのを抑える目的で家の壁に白い塗料を塗った結果、このような美しい白い家並みが誕生したのです。壁は何年かに一度塗り直されるおかげで、いつも真っ白で美しい景観が引き継がれています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るミハスは山の中腹に位置するため坂道や階段が多く、どの小道に迷い込んでも白壁の家々が軒を並べる美しい景観に出会えます。
白壁の家屋にはお土産物屋さんなどのショップと共にカフェ・バール・レストランが入り、テラス席が通りに張り出しています。中には日本語の看板も見つけることができ、日本人人気の高さがうかがえます。
写真:Hiroko Oji
地図を見るまた、観光用の馬車と共に名物のひとつロバタクシーも美しい装飾の衣装を身に纏って観光客を待っています。「乗って行ってくださいな」とでも言いたげな可愛らしいおめめについつい引き寄せられてしまいます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る小さいながらミハスの見所の一つがこの闘牛場。個人のお宅かなと思える外観なので、うっかり通り過ぎてしまいそうですが、「PLAZA DE TOROS」の文字と牛の絵を見落とさないでくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見る門を入り、闘牛場のミニチュアや闘牛士の衣装などが展示された部屋を通り過ぎて観客席に向かう通路がこちら。ここで闘牛を行った闘牛士名と日にちが記された色とりどりのプレートがぎっしり壁に貼られています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るミハスの闘牛場は四角に近い楕円形というちょっとばかり独特の形をしています。かつてここには岩山に城がそびえており、その岩山の形状に合わせて闘牛場に建設しなおしたためこのような形になったのです。
白と赤に塗り分けられた壁に囲まれた、黄色っぽい土の闘牛場のコントラストが印象的!観客席の最上階からは村や地中海までの眺めが素晴らしいので、ぜひここまで登ってみてくださいね。
<闘牛場の基本情報>
住所:Calle Cuesta de la Villa,0,29650,Mijas
開場時間:10:00〜21:00
写真:Hiroko Oji
地図を見るミハスのバス停から南東へ延びる通りを進んで、ミハスらしく真っ白な壁が美しい市庁舎前を通り過ぎると展望台があります。そのすぐ横に建っているのが「ラ・ペーニャ聖母礼拝堂」。正式には「ビルヘン・デ・ラ・ペーニャ教会」。
見るからに自然の姿がそのまま残されているこの建物は、修道士がたった一人で岩を掘り抜いて造ったもの。後に鳩がこの場所に導いた2人の羊飼いの子供たちによって発見されたと伝えられる礼拝堂です。
写真:Hiroko Oji
地図を見る内部の祭壇と外壁に祀られているのがミハスの守護聖母ラ・ペーニャの聖母子像。礼拝堂内部は白い村の家々とは対照的に天然の岩石を掘りぬいた岩の壁がむき出し。聖具と修道士の衣装が数点飾られているだけでとても小さな礼拝堂ですが、不思議なパワーに溢れた空気に満ちています。
写真:Hiroko Oji
地図を見るそして忘れてはならないのが礼拝堂前に広がる展望台からのこの眺め。麓のフエンヒローラの町と共に地中海までもが一望の下です。
<ラ・ペーニャ聖母礼拝堂の基本情報>
住所:Av.del Compas,7,29650,Mijas,Malaga
写真:Hiroko Oji
地図を見るミハスの村中はどの路地に迷い込んでも素敵な家並みが続き、迷子になりそうになりながら散策が楽しめます。
特に観光客に人気のあるのがサン・セバスチャン通り。少し傾斜がある坂道の両側にはアイアン製の手すりが張り出したバルコニーや白壁に植木鉢が配された家屋が奥までずっと続きます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る路地の両側に軒を並べる家屋にはお洒落なカフェ・バーやレストラン、お土産物屋さんなどのショップが入ります。通り沿いには白い壁に映えるセンスの良い飾り付けが目を楽しませてくれます。
写真:Hiroko Oji
地図を見る中には赤や青などカラフルな植木鉢、色とりどりのお花が植えられた色鮮やかな陶器がたくさん並ぶ家屋もあり、シャッターチャンスが尽きません。
写真:Hiroko Oji
地図を見るミハスの家並みを見下ろせるのは、高台にある駐車場とバス停そばの展望台。緑に囲まれた斜面に肩を寄せ合って建ち並ぶ赤茶色の瓦と白壁の家々が一望の下です。
写真:Hiroko Oji
地図を見るミハスの中では最も高い位置にあります。緑の小高い山に囲まれた白い村の風景に加え、青い地中海のコントラストが実に美しい眺め!そばにはカフェ・レストランのテラス席や望遠鏡も設置されていますので、ここでゆっくりお寛ぎくださいね。
写真:Hiroko Oji
地図を見る礼拝堂前と高台の展望台だけでなく、実はもう一つ展望台があるのです。それは闘牛場の南側に広がる公園の西にある展望台。辺りは一見植物園風になっていて岩壁の間を小さな滝が流れ、魚が泳ぐ池もあり癒される空間が広がっています。
スペインのアンダルシア地方、特に地中海に面したコスタ・デル・ソル地方には美しい白い村が点在しています。中でもミハスはその代表格!ミハスへは鉄道のフエンヒロ−ラ駅前にあるバス停から30分かからずに到着。運賃はバスに乗るとき運転手さんに支払います。
高度を上げて山の中腹へ向かうバスの車窓風景にもワクワクしっぱなし。到着後はただただ歩いているだけで目も舌も心も楽しませてくれる村です。ぜひ足を延ばしてご訪問くださいね。
2021年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
Hiroko Oji
旅の計画を練り、現地でその土地ならではの経験を楽しみ、帰ってきたら写真の整理をして旅行記や記事を書くと、一つの旅で3〜4回楽しんでいます。アメリカで大自然の偉大さに圧倒され、人生観が大きく変わりました…
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