雪の天空の聖地!和歌山「高野山」で金剛峯寺と二大聖地を巡る旅

雪の天空の聖地!和歌山「高野山」で金剛峯寺と二大聖地を巡る旅

更新日:2021/01/24 14:15

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
2004年(平成16年)に「紀伊山地の霊場と参詣道」として熊野三山、吉野大峯とともに世界文化遺産に登録された天空の聖地「高野山」。初夏から秋にかけては多くの参拝客で賑わいますが、高野山観光のリピーターの方に、ぜひお勧めしたいのが冬の雪景色の高野山です。一面の雪に覆われた、総本山「金剛峯寺」と二大聖地である「壇上伽藍」と「奥之院」を訪れて、この世とは思えないほどの神々しさを体感してみませんか?

昨今の状況により、施設等の営業日や営業時間などに変更が生じている場合があります。各種報道機関の発表、施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。また、Go To トラベルキャンペーンについては全国で一時停止となっています。お出かけの際はしっかりと新型コロナウイルスの感染予防および拡大防止対策をして行動しましょう。(トラベルjp)

冬の雪景色の高野山でまるで山水画のように神々しい世界へ

冬の雪景色の高野山でまるで山水画のように神々しい世界へ

写真:モノホシ ダン

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和歌山県伊都郡にある高野山は、弘法大師・空海がいまより約1200年前の平安時代に開創した日本仏教の聖地です。

周囲を1000m級の山々に囲まれ、標高約800mのところにある高野山の冬は、温暖な紀伊半島の中でも極寒の地となり、降雪量も多く、積雪もあります。とくに雪に覆われて一面の銀世界となった山内の光景は、とても神秘的で、筆舌に尽くしがたい美しさ。

高野山にやってきたら、まず訪れたいのが、総本山「金剛峯寺」です。全国に約4000の末寺をもつ高野山真言宗の総本山で、また、高野山全体が金剛峯寺の境内とされていて、これを「一山境内地」といいます。写真の正門は、1593年(文禄2年)に再建された金剛峯寺最古の建物です。

冬の雪景色の高野山でまるで山水画のように神々しい世界へ

写真:モノホシ ダン

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金剛峯寺の主殿は、東西約60m、南北約70mもの大きさで、真っ白な雪とのコントラストは、まるで山水画のような神々しい趣があります。

主殿では、襖絵が見事な大広間や持仏間、天皇や上皇が高野山に入られた際に使用された上壇の間、防寒用の囲炉裏がある奥書院など数々の部屋を拝観できます。

ほかに、襖絵に、高野山開創の風景と四季の花鳥が描かれた別殿、広大な規模を誇る蟠龍庭などが一般に公開されています。

冬の雪景色の高野山でまるで山水画のように神々しい世界へ

写真:モノホシ ダン

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金剛峯寺でいただける御朱印は「遍照金剛(へんじょうこんごう)」の1種類です。遍照金剛とは、弘法大師の号で、「光明があまねく照らし、金剛のように不滅である」という意味。唐に渡った際に、師匠である恵果和尚から授けられたものです。

<高野山真言宗総本山 金剛峯寺の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山132
電話番号:0736-56-2011
拝観料:一般1000円、小学生300円、小学生以下無料
拝観時間:8:30〜17:00
アクセス:高野山駅から「大門南駐車場行き」バスで、金剛峯寺前バス停下車
車利用の場合、京奈和自動車道「紀北かつらぎIC」から約45分、金剛峯寺駐車場利用

雪の「壇上伽藍」で純白の雪と塔堂の見事なコントラストを

雪の「壇上伽藍」で純白の雪と塔堂の見事なコントラストを

写真:モノホシ ダン

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金剛峯寺にお参りしたら、高野山二大聖地のひとつである「壇上伽藍」へ行ってみましょう。金剛峯寺からは、徒歩約5分です。

壇上伽藍は、唐から帰国した弘法大師が創建した、真言密教の根本道場。高野山開創当時に創建された、金堂や根本大塔など、幾度もの火災に遭いながらも再建された堂塔が整然と建ち並びます。

写真は、孔雀堂方面から見た雪の壇上伽藍。

雪の「壇上伽藍」で純白の雪と塔堂の見事なコントラストを

写真:モノホシ ダン

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純白の雪との対比で、朱色がまばゆい根本大塔は、弘法大師と弟子の真然大徳によって創建。真言密教のシンボルとして、日本で最初に建立された多宝塔で、高さは48.5mもあります。

堂内には、金色に輝く仏像と、極彩色の仏画が安置され、曼荼羅世界を立体的に表現しています。

<根本大塔の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡高野町大字高野山152
電話番号:0736-56-3215
拝観時間:8:30〜17:00
拝観料:一般500円

雪の「壇上伽藍」で純白の雪と塔堂の見事なコントラストを

写真:モノホシ ダン

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金堂の前には、高野山開創1200年を記念して、2015年(平成27年)に172年ぶりに再建された中門が。門には、持国天や広目天など四天王像が安置されています。

降り積もった雪の中で、青空をバックにした中門の厳かな佇まいは、いつまでも眺めていたい絶景といえるでしょう。

<壇上伽藍の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡高野町大字高野山152
電話番号:0736-56-2011(高野山真言宗総本山金剛峯寺)
アクセス:高野山駅から大門南駐車場行きバスで、金堂前バス停下車すぐ。または奥の院前行きバスで、千手院橋(東)バス停下車徒歩約5分
車利用の場合は、中門前駐車場または金剛峯寺駐車場利用

「奥之院」で墓碑巡りとともに拝んでおきたいお地蔵様

「奥之院」で墓碑巡りとともに拝んでおきたいお地蔵様

写真:モノホシ ダン

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壇上伽藍とともに、高野山の二大聖地である「奥之院」は、樹齢数百年の杉木立に囲まれた聖域に、弘法大師の御廟を祀る重要な霊域です。今でも、弘法大師が生きて、人々を見守っておられるという大師信仰の中心地で、とくに雪のシーズンは神秘的な雰囲気を感じながらお参りすることができます。

「奥之院」で墓碑巡りとともに拝んでおきたいお地蔵様

写真:モノホシ ダン

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奥之院へは「奥の院口」バス停付近の一の橋から弘法大師の御廟まで参道を2kmほど歩く方法と、終点の「奥の院前」バス停付近の中の橋から行く2つの方法があります。距離が短いのは後者のほう。

ところで、一の橋から歩くと、戦国大名の墓所を数多く見ることができます。歴史ファンの方は、こちらからお参りするといいでしょう。

いっぽう、奥の院前バス停付近の中の橋からの参道(写真)を行くと、誰もが知っている大企業の供養塔(企業墓)がたくさんあります。一目でその企業と分かるような斬新なデザインのものも多く、思わずカメラに収めたくなってしまうかも知れません。

「奥之院」で墓碑巡りとともに拝んでおきたいお地蔵様

写真:モノホシ ダン

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奥之院参道では、墓碑巡りのほかに、参道沿いで参拝者を見つめるお地蔵様も拝んでおきましょう。写真の、お化粧地蔵は、お地蔵様にお化粧をして差し上げると美人になれると言われています。

ほかに参拝者が、奥之院にお参りした回数を数え、その人が地獄に落ちたときに罪を軽くするように閻魔大王に口添えをしてくださる数取地蔵(かずとりじぞう)。

家族、恋人、友人などと良い付き合いをお願いできる仲良し地蔵など、ありがたいお地蔵様がおられます。この機会に、合わせて拝んでみられてはいかがでしょうか。

<奥之院の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡高野町大字高野山550
電話番号:0736-56-2002
アクセス:高野山駅から「奥の院前行き」バスで、奥の院口バス停下車、徒歩約40分 奥の院前バス停下車、徒歩約30分
車利用の場合、中の橋駐車場利用

「角濱ごまとうふ総本舗 大門店」で高野山名物のごま豆腐を

「角濱ごまとうふ総本舗 大門店」で高野山名物のごま豆腐を

写真:モノホシ ダン

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高野山の西の入口にそびえ、一山の総門にふさわしい「大門」は、高さ約25mの威風堂々とした楼門。現在のものは、1705年(宝永2年)の再建で、両脇には金剛力士像が睨みを利かせています。

<大門の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡高野町大字高野山
アクセス:高野山駅から大門南駐車場ゆきバスで、大門バス停下車
車利用の場合は、大門南駐車場利用

「角濱ごまとうふ総本舗 大門店」で高野山名物のごま豆腐を

写真:モノホシ ダン

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その大門から、徒歩で約3分のところにあるおすすめのランチスポットが「角濱ごまとうふ総本舗 大門店」。高野山名物のごま豆腐を販売する老舗の直営店で、出来たての“生”ごま豆腐を味わうことができます。

「角濱ごまとうふ総本舗 大門店」で高野山名物のごま豆腐を

写真:モノホシ ダン

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冬季限定のメニューでは、豆雫鍋(1710円)が。昔ながらの製法にこだわった角濱の豆乳出汁で、とろけるようなごま豆腐の食感を楽しむことができます。

金剛界曼荼羅や胎蔵界曼荼羅を模した懐石料理も

金剛界曼荼羅や胎蔵界曼荼羅を模した懐石料理も

写真:モノホシ ダン

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ほかに通年で堪能できるのが、金剛懐石と胎蔵懐石(ともに1900円)。写真の金剛懐石は、金剛界曼荼羅そのものの形を模した懐石料理。

金剛界曼荼羅や胎蔵界曼荼羅を模した懐石料理も

写真:モノホシ ダン

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胎蔵懐石は、十二の区画によって形成された胎蔵界曼荼羅の中心に描かれる「中台八葉院」を模した懐石料理。

そのほかに、デザートやドリンクなども用意されています。季節によって変わる創作ごま豆腐料理に、舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。

<角濱ごまとうふ総本舗 大門店の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡高野町高野山230
電話番号:0736-26-8700
営業時間:9:30〜16:30(御食事は11:00から)
定休日:不定休
アクセス:高野山駅から大門南駐車場ゆきバスで、愛宕前バス停下車徒歩約1分
車利用の場合、近隣駐車場利用

雪の高野山へは電車とケーブルカーの利用がおすすめ

いかがでしたか。雪の高野山は、参拝客で賑わう初夏や秋と違い、訪れる人も少なく、美しい白銀の世界と、この世とは思えないほどの神々しさを満喫できます。

ところで、冬の高野山へのアクセスでは、車で訪れるのもいいですが、麓から高野山への道路はカーブが多く、雪が降っていなくても凍結しているところもあり、スタッドレスタイヤなどの冬装備がなければとても危険です。

やはり、ここは安全を考えて、普段、車利用の方も、南海高野線で極楽橋駅まで行き、そこから高野山駅までケーブルカーを利用するのがおすすめです。

高野山駅からは、南海りんかんバスの「1日フリー乗車券」が便利です。おとな840円、こども420円で、山内での飲食店や土産物屋で使える割引券などもついていてとてもお得。

また、高野山の冬はとても寒いので、暖かい格好をしてお出かけください。

2021年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/08/31−2020/12/21 訪問

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