チュニジアの世界遺産!古都「スースの旧市街」を訪ねる

チュニジアの世界遺産!古都「スースの旧市街」を訪ねる

更新日:2021/01/20 09:36

大竹 進のプロフィール写真 大竹 進 元旅行会社勤務、元旅行専門学校講師
サヘル地方の真珠と謳われるチュニジア中部の町スース。
町の起源は紀元前9世紀という歴史のある古都で、カルタゴの英雄ハンニバルがローマ軍との戦いの拠点をここに置いたとする言い伝えもあります。
なだらかな丘に築かれた旧市街はメディナと呼ばれ、内部には古い要塞やグランド・モスク、そして白壁に青い窓や扉のコントラストが美しい家々が並ぶ街並みが何ともエキゾチック。そんな世界遺産スースの旧市街をご紹介します。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴い、海外渡航が難しい状況です。各種報道機関の発表や外務省、各航空会社のホームページなどで最新情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)

モザイクコレクションが素晴らしいスース考古学博物館

モザイクコレクションが素晴らしいスース考古学博物館

写真:大竹 進

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メディナ(旧市街)の最も見晴らしの良い高台にあるカスバ(要塞)が、現在はスース考古学博物館になっています。元要塞だけあって高い城壁に取り囲まれていて、城壁上部には赤地に月と星のデザインのチュニジア国旗が翻っています。

モザイクコレクションが素晴らしいスース考古学博物館

写真:大竹 進

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この博物館にはカタコンベ(地下墓所)からの出土品や、フェニキア人の生活用具などが展示されていますが、何と言ってもローマ、初期キリスト教徒のモザイク画のコレクションが素晴らしく、見応えがあります。

写真は初期キリスト教の洗礼水盤で、一面にモザイクが施されており、暫く見入ってしまう見事さです。

モザイクコレクションが素晴らしいスース考古学博物館

写真:大竹 進

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これは髪の毛が毒蛇で、見たものを石に変えてしまうという、ギリシャ神話に登場する怪物メドゥーサ。あまり長く見続けて石にならないよう注意しましょう。他にもディオニソス(バッカス)の勝利や、ネプチューン、劇のマスクなど多くの素晴らしいモザイク作品が展示され、充分堪能出来ます。

<スース考古学博物館の基本情報>
住所:Rue Abou Kacem Echabi, Sousse
電話番号:+216-73-219-011
営業時間:(5/1〜9/15)9:00〜19:00、(9/16〜4/30)9:00〜17:00
休業日:月曜日
入場料:10チュニジア・ディナール(約400円)

カラフルなメディナの街角

カラフルなメディナの街角

写真:大竹 進

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丘の上にある博物館を出てメディナに入ると、緩やかな斜面に沿って街並が続きますが、白い壁と青い扉のコントラストが何とも素敵です。沿道の店を覗いてみるのも楽しいですね。

カラフルなメディナの街角

写真:大竹 進

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白壁と青一色の扉の前に置かれたカラフルな壺。誰もがシャッターを押したくなる絵になる風景です。

カラフルなメディナの街角

写真:大竹 進

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白と青のコントラストが鮮やかな扉。この扉の向こうには一体どんな光景が広がっているのでしょうか。ちょっと興味をそそられますね。

エキゾチックな雰囲気いっぱいのメディナの商店

エキゾチックな雰囲気いっぱいのメディナの商店

写真:大竹 進

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メディナには様々な店が軒を並べていますが、民族衣装の店も多く、中にはメディナの城壁を上手く使って綺麗に衣装を飾っている店も見られます。こんなドレスを着てパーティーに出るのも楽しいのではないでしょうか。

エキゾチックな雰囲気いっぱいのメディナの商店

写真:大竹 進

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メディナには民族衣装店と並んで陶器を扱う店も多く、カラフルなデザインの陶器を眺め歩くのも楽しいものです。お土産にも良いですね。

エキゾチックな雰囲気いっぱいのメディナの商店

写真:大竹 進

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街角のカフェもエキゾチックな雰囲気に溢れています。

写真は熱した砂の中に鉄製の手つきカップをすりつけるとあっという間にコーヒーが湧き出る、伝統的なトルコ・コーヒーの抽出風景。カフェの他、メレンゲの様な甘いお菓子を売る店もあちこちにあり、どれも眺めて楽しいものばかり。メディナのそぞろ歩きはワクワクする光景がいっぱいです。

メディナで最も古い建築物リバト

メディナで最も古い建築物リバト

写真:大竹 進

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メディナの丘を下ると、高さ38mの見張り塔を持つメディナで最古の建物であるリバトが現れます。8世紀に建設され、町を外敵から守る要塞として機能しましたが、建物上部にならぶ多くの銃眼がそれを物語っています。

メディナで最も古い建築物リバト

写真:大竹 進

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リバトは後にイスラム教の修道院として使用され、ここが布教の拠点になっていました。見張り塔に登ると、回廊に囲まれた建物の様子が良く判ります。

メディナで最も古い建築物リバト

写真:大竹 進

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見張り塔からはメディナの全景を始め周囲が360度見渡せ、丘の上には今は考古学博物館になっているカスバがそびえ、白い家々が丘の斜面に沿ってなだらかに広がっています。

<リバトの基本情報>
住所:Medina de Sousse
営業時間:(5/1〜9/15)8:00〜19:00、(9/16〜4/30)8:00〜17:30
休業日:なし
入場料:8チュニジア・ディナール(約300円)

要塞の役割も果たしたグランド・モスク

要塞の役割も果たしたグランド・モスク

写真:大竹 進

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リバトと広場を挟んで、リバト同様港や兵器庫を守る要塞の役目も果たしたグランド・モスクがあります。通常メディナの中心にあるグランド・モスクが、メディナの端の海岸近くにあるのはこのためです。

モスクに詳しい人は気づかれると思いますが、このモスクにはミナレット(尖塔)がありません。チュニジア唯一のモスクです。そのため祈りの呼びかけであるアザーンはリバトの塔から行っていた様です。モスク内のアーチや円柱は、他の古いモスク同様ローマ遺跡から流用されています。

要塞の役割も果たしたグランド・モスク

写真:大竹 進

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要塞の役目も果たしたグランド・モスクの外壁にはリバト同様銃眼も造られていて、一見モスクには見えません。

要塞の役割も果たしたグランド・モスク

写真:大竹 進

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グランド・モスクの海側の角には見張り台を思わせる頑丈な石造りの塔があります。イスラム教徒以外が立ち入れるのは、モスク内の中庭のみですのでご注意下さい。

<グランド・モスクの基本情報>
住所:Rue Othmane Osmane, Sousse, チュニジア
営業時間:(5/1〜9/15)8:00〜15:00、(9/16〜4/30)8:00〜13:00、金曜日のみ8:00〜12:00
休業日:なし
入場料:5チュニジア・ディナール(約200円)

魅力ある世界遺産の古都スースの旧市街

ご紹介した通りスースのメディナ(旧市街)はその古い歴史が醸し出すエキゾチックな雰囲気に溢れ、青と白のコントラストが美しい絵になる街並、アラブの香り一杯の数々の店、そして歴史や美術好きな人も満足させてくれる考古学博物館の素晴らしい展示品の数々など、魅力が一杯詰まっています。

首都のチュニスから列車またはバスで約2時間で行ける、これらが凝縮されたスースのメディナをあなたも歩いてみませんか。

2021年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/03/04 訪問

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