写真:結月 ここあ
地図を見るJR熱海駅から徒歩15分ほどの「糸川遊歩道」には、本州で最も早く咲く桜といわれる「あたみ桜」を観ることができるスポットがあります。
写真の御成橋から新柳橋〜ドラゴン橋〜桜橋〜糸川橋までの川沿いには、約57本のあたみ桜の木が植えられています。
写真:結月 ここあ
地図を見るあたみ桜は、明治4年頃にイタリア人によって、レモンやナツメヤシなどと一緒に熱海に伝えられました。その後、市内の多くの場所に植栽され、増やされてきました。
このあたみ桜は、下田の御用邸や伊勢神宮・東宮御所に献上されたことから、広く世の中に知られるところとなったのです。
写真:結月 ここあ
地図を見るあたみ桜をよく観ると、ひとつひとつの花が大きく、ソメイヨシノに比べると濃いピンク色をしています。
台湾・沖縄産の「カンヒザクラ」と、日本の「ヤマザクラ」が親木とされています。
写真:結月 ここあ
地図を見るあたみ桜は開花時期が非常に早いのが特徴で、沖縄のカンヒザクラとほぼ同時期の1月に開花します。
早咲きの桜として人気を集める河津桜より1か月も早く咲くことから、本州では最も早い桜といわれています。
写真:結月 ここあ
地図を見る一般的に桜の開花期間は儚いもので、1〜2週間ほど。ですが、あたみ桜の開花期間は嬉しいことに長く、1か月程度開花を楽しむことができます。
開花期間が長い理由は、ひとつの枝に早期に開花する花芽と、後期に開花する花芽の二段構えになっているからです。早期の花が咲き始め、さらに後期の花が咲くため長く楽しめるのです。
また糸川沿いの「ドラゴン橋」のたもとには、「ガス燈(白熱ガス燈マントル式)」が4基あり、日が暮れると、ガス燈に灯りが灯ります。ガス燈に照らされるあたみ桜は、昼間とは違って幻想的に見えますよ。
写真:結月 ここあ
地図を見る糸川遊歩道は、あたみ桜ばかりではありません。欄干を飾るユニークな「海の生き物たちのオブジェ」も見どころです。これはタコのオブジェ。今にも動き出しそうな気がしませんか?
写真:結月 ここあ
地図を見る蟹もいますよ。その他、いくつもの生き物のオブジェがあるので探してみてくださいね。
写真:結月 ここあ
地図を見る糸川橋のたもとには、あたみ桜の基準木があります。この木が開花の基準とされています。あたみ桜は、例年1月の下旬が見頃になりますが、その年によって違いますので、熱海市観光協会のホームページ等でご確認の上、足を運んでみてください。
熱海は、早咲きの桜だけではありません。「熱海梅園」では、11月下旬からと、早く咲く梅も見ることができるんです。また春には、「ブーゲンビリア」や「ジャカランダ」も咲き誇ります。
熱海というと温泉地のイメージですが、花々も楽しめますよ。
住所:静岡県熱海市銀座町・中央町の境
電話番号:0557-85-2222 (熱海市観光協会)
アクセス:JR熱海駅より徒歩15分
花期:1月初旬〜2月上旬
2021年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
結月 ここあ
はじめまして、結月ここあです。子育ても卒業して、第二の青春真っ只中!?花・パワースポット・温泉・神社仏閣・グルメ・建築物探訪が好きで女友達と国内・海外へと旅に出ています。旅は感動の景色に出会うことがで…
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