まず、知床五湖は、利用する日にちによって利用できる方法やコースが違います。
高架木道を歩く場合は、開園中であれば規制はないのですが(2014年は駐車場拡張工事のため10月14日からは高架木道・地上遊歩道共に利用することが出来ません)、地上歩道は訪問する日にちによって散策できる方法が異なるのでご注意を。
ヒグマ活動期(5月10日〜7月31日)…ヒグマの対処法を習得した登録引率者によるガイアツアーでのみ散策可能。
植生保護期(開園から5月9日、8月1日から10月中旬)…知床五湖フィールドハウスで申し込み書を記入して講習を受ける。大人250円 小人100円
せっかくなので知床の自然を間近で感じたいという方は、地上遊歩道をおすすめします。
植生保護期は、地上遊歩道を歩くには、レクチャーを受ける必要があり、知床五湖フィールドハウスでルールやマナーについてのビデオを見ます。熊に会った場合の対処法の案内もありますが、一番大切なのは熊に会わないようにすること。熊のすみかにお邪魔するという気持ちを忘れないようにということを勉強します。そして、専任のスタッフから最近の熊の目撃情報について案内があります。
10分ほどのレクチャーが終わると、いよいよ地上遊歩道の入り口へと向かいます。
地上遊歩道は、知床の自然を感じながら歩くことができるコースです。道は、とても険しくて危ないということもなく、写真のように足場ができているところも多いので、子供でも比較的安心して歩くことができるように道は整備されています。
小ルートは二湖、一湖をまわり、高架木道を歩いて、元の場所まで戻ってくるというコースです。
写真の二湖は、周囲約1.5kmで知床五湖の中で1番の大きさを誇り、五湖の中で眺めが一番きれいと言われています。
ここは地上歩道のコースであれば、大ループでも小ループでも見ることのできる場所ですが、高架木道からは見ることはできないのでご注意を。
二湖の近くにはヒグマが木の実をとるために木に登った爪痕が残っている木もあるので探してみてください。
そして、一湖を見学すると、高架木道へと登る階段はすぐそこです。
「知床五湖を見たいけどヒグマが心配」という方や、ベビーカーや車いすでも利用できるため赤ちゃん連れや足の悪い方におすすめなのが、高架木道を往復するコースです。
地上遊歩道を歩いた方も、最後はこの高架歩道を歩いて知床五湖フィールドハウスまで戻ります。
高架木道からは、一湖を眺めることができます。
最初の写真が、高架木道の折り返し地点で、地上遊歩道から登ってきてすぐにある湖畔展望台からの一湖の眺めです。
できれば地上遊歩道を散策するコースをおすすめしたいのですが、高架木道から見る知床連山や湿原、展望台から海を見渡すことのできる景色の素晴らしさだけでも、訪れる価値はあります。
また、木道はヒグマよけの電気柵が張ってあるので安心して利用できますし、とてもきれいに整備された木道で、知床の雰囲気を壊さずに快適に利用できますよ。
ヒグマの目撃情報があると急に、地上遊歩道が閉鎖されることがあるので、訪れる前にHPなどで確認をしてから訪問されることをおすすめします。
幅広い世代が知床の自然を楽しめる知床五湖。
雄大な景色を家族みんなで味わってみてはいかがでしょうか?
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