暖炉付き客室でまったり!「蓼科親湯温泉」はオトナのおこもり宿

暖炉付き客室でまったり!「蓼科親湯温泉」はオトナのおこもり宿

更新日:2021/02/19 10:43

四宮 うららのプロフィール写真 四宮 うらら 旅とグルメの案内人
大正15年創業「蓼科親湯温泉」は、2026年の創業100周年に向けて、館内のリニューアルを次々と実施中。2018年には蔵書3万冊を誇るラウンジ&バー、個室レストランを新設。2019年には全客室をリニューアル。そして2020年には、新たに露天風呂付き客室も完成。「蓼科親湯温泉」の魅力をご紹介します。

炎のゆらぎに癒される暖炉付き客室がおすすめ

炎のゆらぎに癒される暖炉付き客室がおすすめ

提供元:創業大正十五年 蓼科親湯温泉

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ゆらゆらと揺れる炎を眺めていると、不思議と心が落ち着くもの。これは「1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)」と呼ばれる不規則なゆらぎに、人の心を落ち着かせる作用があるから。

「蓼科親湯温泉」には、さまざまな広さ、インテリアの客室がありますが「蓼科倶楽部」と名付けられた客室には、暖炉が付いている客室があり、部屋に居ながら、炎の1/fゆらぎが体感できます。

露天風呂付き客室は、各地の温泉宿にありますが、暖炉のある客室はそうそうありません。この暖炉、ゆらめく炎、パチパチとはじける火花が楽しめますが、マキをくべたりする手間は一切不要。着火も消化も、なんとリモコンで簡単に操作できるので、暖炉に不慣れな人でも安心して楽しめます。

炎のゆらぎに癒される暖炉付き客室がおすすめ

写真:四宮 うらら

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「蓼科倶楽部」と名付けられた暖炉のある客室は、この宿にゆかりのある文人をイメージしたインテリアです。ちなみに写真の客室は、アララギ派の歌人、島木赤彦をイメージしています。

明治・大正期の、クラシックでありながらモダンなしつらえは、欧米人が想い描くジャパネスクの雰囲気でもあり、とてもおしゃれです。

ベッドはシモンズ社製、抗アレルギー布団や枕が使用され、空気清浄気も完備。すこぶる快適な環境で、おこもり滞在ができます。

炎のゆらぎに癒される暖炉付き客室がおすすめ

写真:四宮 うらら

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写真は客室「蓼科倶楽部」に備えられているアメニティ。男性用、女性用とそれぞれ良質のアメニティが用意されています。

客室のバスルームとシャワーブース、トイレ、洗面所が、広々設計なのもうれしいポイント。また、館内で着るためのデザイン性の高い浴衣や作務衣、防寒対策としての丹前なども備えられています。好みのスタイルを選んで、リラックスできます。

書架のある英国風ラウンジでチェックイン

書架のある英国風ラウンジでチェックイン

写真:四宮 うらら

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宿に到着したら、まず案内されるのはロビーを通り抜けた先にある広々としたラウンジ&バー。英国風のクラシックな雰囲気で、壁一面の本棚や、アンティークテイストの家具が、華やかながら落ち着いた空間になっています。

書架のある英国風ラウンジでチェックイン

写真:四宮 うらら

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このラウンジで、スパークリングワインやビール、りんごジュースなどのウエルカムドリンクのサービスを受けながら、チェックインの手続きをするのですが、各ソファーコーナーは、席と席の間がゆったり設けられています。

雰囲気の良さを演出しているのが、壁を埋め尽くす蔵書の数々。
「蓼科 親湯温泉」は、明治から昭和にかけて多くの文化人が集い、太宰治が新婚旅行で宿泊したり、小津安二郎が来館していたなどの歴史があります。そんなバックボーンをこのラウンジが表現しています。

滞在中は本棚に並ぶ本を、自由に読むことができます。良本揃いで、絶版の本も多数。読書好きの方は、ぜひ好みの一冊を見つけましょう。知的好奇心を満たす、豊かな滞在時間を過ごせることでしょう。

書架のある英国風ラウンジでチェックイン

写真:四宮 うらら

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写真はロビーから別棟の客室へ向かう途中にある「岩波文庫」の回廊です。出版事業を通して日本の文学、哲学に多大な貢献をした岩波文庫の創業者が、諏訪市の出身であることから、リスペクトを込めて生まれた空間です。

部屋に持ち帰ってじっくり読んでも、ラウンジやバーなどで、以前読んだことあるタイトルの本を、パラパラと読み返してみるのもいいものです。

畳敷の内湯や開放感たっぷりの露天風呂

畳敷の内湯や開放感たっぷりの露天風呂

写真:四宮 うらら

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温泉は自家源泉で、弱酸性のさらりとした湯です。

写真は大浴場の内風呂。浴槽のまわりが畳敷きになっているので、滑る危険性や、ヒヤリとした感触がありません。小さな子どもや、足が不自由な高齢者も安心して温泉を楽しめるようにと2001年に完成させたものですが、健常者にとっても快適です。

畳敷の内湯や開放感たっぷりの露天風呂

写真:四宮 うらら

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こちらは2017年4月に完成した大浴場直結の露天風呂。眼下に一級河川、滝の湯川を望むロケーションで、蓼科高原の澄んだ空気のなか、渓流の音を聞きながら、開放感あふれる湯浴みを楽しむことができます。

畳敷の内湯や開放感たっぷりの露天風呂

写真:四宮 うらら

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こちらは女性専用の露天風呂「天与の湯」。ダイナミックな岩風呂は、大浴場にある露天風呂より渓谷が間近に感じられる場所にあり、野趣溢れる雰囲気です。

個室で味わう「蓼科 山キュイジーヌ」

個室で味わう「蓼科 山キュイジーヌ」

写真:四宮 うらら

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食事は2018年に完成した個室レストラン「宴どころ みすゞかり」で。個室なのでまわりを気にせず、リラックスして食事が楽しめるうえに、密にならないので何かと安心。

入り口では、日本酒とワインのセラーが出迎えてくれます。信州・諏訪エリアは、清らかな水と冷涼な気候に恵まれた日本でも有数の酒どころ。また、長野県は日照時間が長く、ブドウ栽培に適した土壌に恵まれていることから、良質のワインを造るワイナリーがあります。

そして、温泉宿の夕食といえば、和食の場合がほとんどですが「親湯温泉」で味わえるのはフレンチをベースに和のエッセンス香る「蓼科 山キュイジーヌ」。地元の食材がふんだんに使われています。

個室で味わう「蓼科 山キュイジーヌ」

写真:四宮 うらら

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夕食の「蓼科 山キュイジーヌ」は、信州産の野菜や果実を使った「お口はじめ」、前菜、スープ、魚料理、肉料理と、食べる速度を見はからってくれながら、一品、一品運ばれてきます。

写真は冬の料理の前菜の一例。「蓼科縄文卵のコンソメロワイヤル(蕪のポタージュと蟹)」と「安曇野産わさびチーズ」。茶碗蒸し風の優しい味わいの卵料理。クリーミーなナチュラルチーズにピリッと香るわさびの葉が練りこまれ、サクッとしたタルトの中に入っています。

長野県産白ワインと味わってみてはいかがでしょう。

個室で味わう「蓼科 山キュイジーヌ」

写真:四宮 うらら

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写真はメインの肉料理「蓼科牛のソテー 2種の味わい(シャリピアンソースと安曇野産のきざみわさび)」。信州の赤ワインを組み合わせて味わうのがおすすめ。

ソムリエもスタンバイしているので、セレクトに迷ったらぜひ相談を! 県内産の日本酒やワインを料理とともに味わえば、長野・信州の奥深い魅力が感じられることでしょう。

締めのご飯は「蓼科スープカレー」と「焼き味噌茶漬け」のどちらかを選べます。
料理の内容は季節によって異なりますが、いずれも食材や調理法に独自の工夫が施され、ありきたりではない料理が楽しめます。

フレッシュ野菜たっぷり!朝食も充実

フレッシュ野菜たっぷり!朝食も充実

提供元:創業大正十五年 蓼科親湯温泉

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朝食も個室でいただきますが、フレッシュな野菜が個室を出たところにある「蓼科Sunny Salad Bar」に用意されています。
どの野菜もとてもみずみずしく、ドレッシングもブルーチーズのドレッシングや、わさびしょうゆドレッシングなど、こだわりが感じられるものばかり。満足感の高いサラダバーなので、ぜひ利用しましょう。

フレッシュ野菜たっぷり!朝食も充実

写真:四宮 うらら

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夕食に続き、朝食も手抜きなし。豆皿にちょこっとずつのったおかずは滋味深く、豆乳仕立ての湯豆腐も優しい味わい。元気になる朝食です。

フレッシュ野菜たっぷり!朝食も充実

提供元:創業大正十五年 蓼科親湯温泉

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「蓼科親湯温泉」へのアクセスは公共交通機関を使用する場合、JR茅野駅(中央本線)より、無料送迎バスを利用するのがおすすめ。

乗車時間は約30分。送迎車は黄色いバスなので、すぐに見つけることができます。
冬季で山道の運転が心配な場合も、JR茅野駅の駐車場に駐めて、送迎車を利用するとよいでしょう。

近隣の名所やおいしい蕎麦屋も楽しもう

リニューアルが進み、最新の設備や豪華なしつらえが増す「蓼科親湯温泉」。その設備とともにスタッフの質の高いホスピタリティーが、心地よい滞在を約束してくれることでしょう。

近隣にはおいしいお蕎麦屋さん、ちょっとしたハイキングコースの蓼科大滝などの観光スポットもあります。チェックイン、チェックアウト前後の時間を活用して出かけてみてはいかがでしょう。

2021年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/12/25−2020/12/26 訪問

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