幸せの鐘で恋花ゲット!能登半島「恋路海岸」と「見附(みつけ)島」

幸せの鐘で恋花ゲット!能登半島「恋路海岸」と「見附(みつけ)島」

更新日:2021/02/03 14:04

きんぎょ 美歩のプロフィール写真 きんぎょ 美歩 温泉と歴史旅 Walker
能登半島の富山湾側は「内海」といい、日本海とは思えないほど波が穏やかな海岸線が続きます。恋の民話が残る能登町の「恋路海岸」と、能登の代表的な観光スポットのひとつで「えんむすビーチ」で繋がれた珠洲の「見附(みつけ)島」。それぞれの海岸には、恋がかなうといわれる「鐘」が設置されています。能登半島をドライブしながら、ふたつの鐘を鳴らし、Wの幸せパワーで恋花をゲットしてみてはいかがでしょう。

「なかじまロマン峠」から「恋路」へ

「なかじまロマン峠」から「恋路」へ

写真:きんぎょ 美歩

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能登観光の起点ともいえる「和倉温泉」。ここには全国的にもその名を知られる温泉旅館「加賀屋」があります。

この和倉温泉から能登半島を、富山湾側の内海に沿って国道を中島町方面へ北上するとあるのが「なかじまロマン峠」。まるで恋花が近づいてくるような名前ですね。

この峠には、「道の駅」もありますので、ドライブの途中、お土産探しに立ち寄ってみるのもいいでしょう。

<なかじまロマン峠の基本情報>
住所:石川県七尾市中島町中島ニ部1-19
電話番号:0767-66-0155
営業時間:7時〜20時
定休日:無休
アクセス:和倉温泉駅から国道249号を車で約20分 
のと里山海道横田ICから7分、または徳田大津ICから15分

「なかじまロマン峠」から「恋路」へ

写真:きんぎょ 美歩

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「なかじまロマン峠」から車で数分の場所にある「ツインブリッジのと」は、全長620mのつり橋です。

景色を楽しむ、美しい2連のハープ橋は、七尾湾に浮かぶ「能登島」へ繋がる橋です。橋のたもとには公園があり、その展望台からは、七尾湾、能登島、和倉温泉街が一望できる大パノラマが広がります。

美術館や水族館のある島内を走り抜け「能登島大橋」を渡ると、和倉の温泉街に繋がるので、ぐるっと周遊ドライブにもおススメです!

<ツインブリッジのとの基本情報>
住所:石川県七尾市中島町長浦ナ−111
アクセス:和倉温泉駅から国道249号を車で約20分 
のと里山海道横田ICから7分、または徳田大津ICから15分
※散策自由

「なかじまロマン峠」から「恋路」へ

写真:きんぎょ 美歩

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ご紹介した「なかじまロマン峠」から「恋路海岸」のある能登町へは、「のと里山海道」の横田ICから穴水方面へ向かうこともできますが、おススメは、国道249号を海沿いにそのままドライブです!

能登町へと続く国道沿いには、春には「能登さくら駅」ともよばれ、桜が咲き誇るホームを列車が走る抜ける「能登鹿島駅」や、日本最古の漁法といわれる穴水湾の「ボラ待ちやぐら」なども。

天気がよければ、四季折々、海越しに勇壮な立山連峰も眺めることができますよ!

<能登さくら駅の基本情報>
正式名称:のと鉄道七尾線能登鹿島駅
住所:石川県鳳珠郡穴水町曽福イ-1
※終日無人駅

恋路海岸と恋路駅

恋路海岸と恋路駅

提供元:能登町

https://notocho.jp/地図を見る

「恋路海岸」があるのは、能登半島の内海が広がる能登町です。海岸の名前の由来は、この地方の「弁天島」に残る伝説からといわれています。
その伝説とは、実は悲しい恋の物語…。

約700年前、深く愛し合う「助三郎」と「鍋乃」の二人は、この海岸の「弁天島」で逢瀬を重ねていました。その仲をねたんだ、「鍋乃」に片思いの男の罠で、「助三郎」は海の深みにはまり、命を落とします。「鍋乃」もその後を追い、身を投げた…という話です。

海岸一帯は、愛し合う二人にちなみ「恋路海岸」とよばれ、二人を偲ぶモニュメント像も建てられています。

干潮時には、この「弁天島」まで歩いて渡ることもできます。

恋路海岸と恋路駅

写真:きんぎょ 美歩

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悲恋の物語が残る海岸ですが、互いの愛の強さを示す海岸ということで、深く愛し合った二人を象徴するように、海岸にはハート型の「幸せの鐘」が設置されています。

「恋花」がまだ蕾の方も、今が満開の方も、ぜひ鐘を鳴らしてみましょう!

<恋路海岸の基本情報>
住所:石川県鳳珠郡能登町恋路
電話番号:0768-62-8526(能登町ふるさと振興課)
アクセス:のと里山海道 能登空港ICより車で45分
駐車場:あり
※散策自由

恋路海岸と恋路駅

写真:きんぎょ 美歩

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「恋路海岸」の傍の高台には、全国的にも珍しい「恋」のつく駅、のと鉄道能登線「恋路駅」跡があります。
「恋路駅」は、残念ながら能登線の廃止により、2005年に廃駅となりました。

その後、地元の日本酒の蔵元が駅に近い隧道を買い取り、トンネルと旧恋路駅間の約270メートルに線路を再敷設。「のトロ」の愛称でトロッコ(軌道自転車)鉄道として復活しました。

乗車には事前予約が必要ですが、機会があればぜひご利用ください。
なお、トンネルは酒蔵としても活用されていますので、日本酒が大好きな方もお見逃しなく!

ちなみに、「恋路駅」行きの記念切符やキーホルダーなどもありますので、鉄道&廃線マニアにもおススメです!

<奥能登トロッコ鉄道の基本情報>
住所:石川県鳳珠郡能登町恋路
連絡先:宗玄酒造 「奥のとトロッコ鉄道」のと線遺産活用倶楽部
電話番号:0768-84-1314
営業時間:9時〜17時 
※「のトロ」の乗車には事前予約が必要です。雨天、冬季は運行しません

「縁結びの鐘」を鳴らしましょう!

「縁結びの鐘」を鳴らしましょう!

写真:きんぎょ 美歩

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能登半島の観光スポットのひとつ「見附島」。別名「軍艦島」とよばれる独特の姿は、まさに海の中をすすむ軍艦のようです。

島は、空海が佐渡島から能登にきた時に最初に見つけたことから、この「見附(みつけ)」という名がついたとも。引き潮の時には島のすぐ下まで、スリリングな岩場を歩いて行くこともできます。

周辺には、遊歩道や公園も整備。
「恋路海岸」から「見附島」まで約3Km。あたりの海岸一帯は松林が続く「えんむす(縁結)びーち」とよばれています。素敵な「恋花」が見つかるかも!

「縁結びの鐘」を鳴らしましょう!

写真:きんぎょ 美歩

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「えんむすびーち」にある鐘は、まさに「縁結びの鐘」。二人で鳴らすと幸せが訪れるとか。

「恋路海岸」の「幸せの鐘」と、「えんむすびーち」で繋がる「見附(みつけ)島」の「縁結びの鐘」。ぜひ、ふたつの鐘を鳴らして、Wの幸せパワーで「恋花」ゲットですよ!

<見附島の基本情報>
住所:石川県珠洲市宝立町鵜飼
電話番号:0768-82-7776(珠洲市観光交流課)
アクセス:のと里山空港(能登空港)から車で40分
駐車場:あり
※散策自由

「恋」を探しに能登半島へ

今回ご紹介した「恋路海岸」や「えんむすびーち」、「見附島」のほかにも、能登半島には、泣き砂の「琴ヶ浜」や手掘りの「接吻とんねる」など、「恋」にちなんだスポットが点在しています。

「恋」を探しに、また、歴史や民話、キリコ祭りなど、半島ならではの旅の魅力があふれる能登半島へ、機会があればぜひお出掛けください。

2021年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/11/18 訪問

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