写真:西野 ネリ
地図を見るフェロー諸島の観光スポットはどこも絶景だらけですが、少ない滞在日数で最低限外せないスポットをご紹介します。尚、天候にも左右されるので最低3泊は確保してください。
まず、到着初日は空港から一番近くて行きやすいガサダール(Gasadalur)村の滝を訪れると良いでしょう。空港のあるヴォーアル(Vagar)島内に位置し、レンタカーであれば20分程度で着くので、初日にどこか一ヶ所でも周りたいという時にうってつけです。撮影スポットで有名なガサダール滝の姿には、世界で最も平和な場所に来たとさえ感じさせられます。滝の周りをよく見ると、パフィン(鳥)が飛んでいます。
写真:西野 ネリ
地図を見る滝後方にあるガサダール村は本当にのどかな村で、現実世界と違う時の流れを漂わせています。周囲は険しい山々に囲まれており、フェロー諸島の典型的な「屋根に草の生えた家」もあるので、自然と一体になった可愛らしい村の景色を楽しむことができます。また、1軒カフェもあるので、一息旅の疲れを癒すのにも良いでしょう。
写真:西野 ネリ
地図を見るもう1ヶ所、空港と同じヴォーアル島にある有名なスポットが「ソルヴァグスヴァテン(Sorvagsvatn)湖」です。写真中央の切り立った崖を境に左側が湖、右側が海になります。実際、湖は海抜40mくらいで崖の高さは海抜100mになりますが、崖の上から湖を見ると、目の錯覚により「まるで湖が海の上にあるように見える」ことで人気のスポットです。
この撮影スポットまでは片道1時間程のトレッキングが必要なので、往復3時間程の所要時間をみておくと良いでしょう。
写真:西野 ネリ
地図を見るフェロー諸島に来て見逃せないのが「パフィン」。パフィンは見た目がペンギンにも見えるような愛くるしいカラフルな鳥です。
パフィンで有名なミキネス(Mykines)島は、別名鳥の楽園とも呼ばれており、5月〜8月頃までパフィンを間近でみることができます。その年の状況にもよりますが、8月頃はパフィンがコロニーを形成しており、運が良ければものすごい数のパフィンの群れを見ることができます。
写真:西野 ネリ
地図を見るミキネス島へはヴォーアル島からでているフェリーでのアクセスになります。但し、フェリーは週に限られた本数しか出ていないのと島の観光が長時間のハイキングになるので、現地のガイド付きツアーを申し込むのが一番得策です。(島への上陸は天候や海峡の状況に左右されるので、早めの日程に申し込みましょう)
ハイキングは、島内にある灯台を目指す往復4時間程度のものがミキネス島の魅力を存分に味わえる王道コースです。道中、パフィンの群れのコロニーに遭遇したり、断崖絶壁の橋を渡ったり、映画「ロードオブザリング」にでてくるような壮大なスケールの景色を歩いたりとアドベンチャーも満載!ちょっとした冒険気分を味わうことができますよ。
写真:西野 ネリ
地図を見るミキネス島には小さな村もあり、小さな雑貨店やアイスクリームなどのスナック、地元の料理が食べられるレストランもあるのでハイキング帰りに立ち寄ると良いでしょう。
また、夏でも気温は13度前後と低いので日本の4〜5月頃にあたります。長そで、長ズボン、薄手のダウンが1着あると便利です。トレッキングシューズ(ローカットでOK)も1足持参してください。天候が変わりやすいので、急な雨に備えて山登り用のレインウェアと雨具を持っていきましょう。レインウェアは寒い時にも重宝します。
写真:西野 ネリ
地図を見るフェロー諸島にはいくつもの美しい村がありますが、中でもサクスン(Sakusun)村は「フェロー諸島で最も美しい村」として有名です。首都トースハウンと同じストレイモイ島の北にあり、トースハウンから車で1時間程かかります。ダイナミックな入り江の景観と教会、屋根に草の生えた可愛らしい家、周囲を囲む山々から流れる滝などが一体となり、一つのファンタジー世界をつくりあげています。
村には夏限定で小さなカフェがオープンしていますが、不定期かつ昼の時間帯までの営業なので、もし立ち寄れたらラッキーです。
写真:西野 ネリ
地図を見るまた、サクスン村からの山越えトレッキングでは最北部に位置するチョルトナヴィーク村まで行くことができます。「世界で最も美しいハイキング」とも言われており、サクスンの景観を山の上から見下ろすことができます。(但し、片道7Kmでルートが分かりづらい為、現地ガイド付きツアーで訪れるのが良いです)
写真:西野 ネリ
地図を見るチョルトナヴィーク村は海に面しており、町からも離れているので、静かなビーチと小さな村がまた違った美しさを放っています。夏だけオープンしているカフェ(SandCafe)が1軒あり、ハンバーガーや地元の料理を食べることができます。
フェロー諸島は至る所にハイキングルートがあるので、時間に余裕があればぜひ挑戦することをオススメします。単に観光スポットを周るだけでは得られない感動があるはずです。
写真:西野 ネリ
地図を見る日本からは直行便がないため、ヨーロッパ経由で行く必要があります。乗り継ぎは、デンマークのコペンハーゲンもしくはイギリスのロンドンからフェロー諸島行の飛行機がでています。多くはコペンハーゲンから行くのが主流です。フェロー諸島の空港自体はとても小さいですが、ショップで地ビールや現地のSIMも調達できます。日程に余裕あれば、他の国も併せて観光すると良いでしょう。
写真:西野 ネリ
地図を見るフェロー諸島の宿泊施設は首都「トースハウン」に密集しています。トースハウンへは空港からバスがでており、大型スーパーやレストランもあるので便利です。また、観光ツアーはトースハウンから出発するところが多いので、交通の便が少ないフェロー諸島でレンタカーなしでの移動を考えた場合は、トースハウンで宿を探すと良いでしょう。
一方、レンタカーで移動する場合は、民泊等を利用して自分の観光プランに沿って宿を変えていくのも良いでしょう。現地のお家はどこも素敵なつくりなので、ぜひ自分の理想のお家を見つけてください。中には絶景の目の前に建っているお家もあります。
写真:西野 ネリ
地図を見るフェロー諸島の観光は、バスツアーに参加するかレンタカーで周るかのどちらかになります。国際免許を持っているならぜひレンタカーで周ることをオススメします。なぜなら、フェロー諸島そのものがどこを走っても美しい絶景だらけだからです。途中気になる場所もレンタカーであれば自由に止まって観光できます。
また、地図アプリなど使えば一日に複数の観光スポットを周ったり、現地のスーパーやカフェ、レストランなどへ行く場合も断然融通がきくので便利です。場所によってはガイドがいないと行けない所もあるので、適宜ツアー(英語)も組み合わせるのが良いでしょう。
まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのようなフェロー諸島。世界中にたくさんの島がある中で、壮大なスケールの美しい自然とそこに溶け込むようにある素朴な村や動物たちの魅力は、この島ならではのものです。気軽に行ける場所ではないですが、一生に一度は訪れる価値があるので、ぜひ今のうちに計画を練って実現してくださいね。
2021年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/13更新)
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