写真:hisaemedia NY
地図を見るブルックリンのサンセットパーク地区に広がる巨大な複合施設。南北には33丁目から41丁目、東西には主に2番街と3番街にまたがる。16の元工場ビルからなっており、全面積560,000平米。この地区は中国系や南米系移民が多い庶民的な住宅街であると同時に、高速道路が通り工場が立ち並ぶ工業地帯でもある。以前は遠方から訪れる人は少なかったが、インダストリーシティーが出来てから多くの人で賑わうようになった。
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地図を見るインダストリーシティーの所在地は1890年代、製造と流通の中核地でブッシュターミナルと呼ばれていた。イースト川沿いにあるため、国際的な貿易港としても活躍。しかし、1960年代にアメリカの製造業は斜陽化。その後50年間、荒廃地と化し忘れ去られてしまう。
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地図を見る転機は2010年代。インダストリーシティーの新しいオーナーは4億5千万ドルを投資し、この場所の再開発事業に取り掛かかった。以降インダストリーシティーはエンジニア、デザイン、製造業のメッカとして生まれ変わり、地域経済を活発させている。拠点を置くオフィスや店舗数も年々膨れ上がり、7500以上の雇用を生み出し、一日何千人もの来客数を誇る。
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地図を見るインダストリーシティーが目指すのはクリエイティブなエコシステム。キャンパスとも称されるこの場所では、ローカルなスタートアップが大企業とオフィスを並べ、工芸作家が起業家と出会い、アーティストが作品をつくり、発表する。様々なスキルを持った人や企業が集合し、思わぬ相乗効果を生み出すことが期待されている。
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地図を見る新天地での成功を夢見て大小多くの企業がインダストリーシティーに拠点を移し、キャンパスには550以上の企業、50以上のレストラン、店舗が存在する。
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地図を見るキャンパスの建物の間にある中庭では年中様々なイベントが行われている。ヨガクラス、 ジャズ、ボサノバ、80sポップ、ラテン音楽のコンサートなど毎週盛りだくさん。そしてほぼ全て無料、予約不要。飲み物を片手にふらっと立ち寄れる気楽さだ。
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地図を見る冬には所々に暖房が設置され、一年中アウトドアでの飲食やコンサートを楽しめる。2020年にはアイススケートリンクも登場し、ますます家族全員が遊べる場所と進化している。
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地図を見る娯楽に欠かせないのが美味しい食べ物。キャンパス内のビル2号は食べ物に特化したフードホールとなっている。ハンバーガーで有名なバーガージョイント、タイ、韓国の家庭料理屋、ベルリン風ドナーケバブの店、タコス、ピザ、手作りクッキーなどの店などが入る。
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地図を見るどれもグルメな人々を唸らせるクオリティーの高さでありながら、屋台スタイルで提供されていて手軽。小腹が空いた時にも、がっつり食べたい時にも立ち寄りたい場所だ。
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地図を見るキャンパス内にはジャパンビレッジ、プチ日本コーナーもある。サンライズマートという日本のスーパーに加え、惣菜屋、お弁当屋、日本のカフェ。また、ラーメン屋、うどん・そば屋、寿司屋などが揃うフードコートもある。
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地図を見るニューヨークにジャパンタウン・ジャパンビレッジを作ろう、という動きは長らくあったようだが、2018年インダストリーシティー内に完成することとなった。今後ニューヨークの日本文化の発信の地としてどのように発展していくのか注目したい。
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地図を見る起業家も、企業人も、アーティストも、そしてそれ以外の人々も皆が学び、楽しみ、影響し合える場所、インダストリーシティー。新しい仕事のあり方、学びの場を模索している実験場でもある。未開地を切り開こうとするそのエネルギーに触れれば、何か新しいアイデアが浮かんでくるかもしれない。
住所:220 36th Street、ブルックリン、ニューヨーク 11232
アクセス:ブルックリン36th Street駅(地下鉄D N R線)下車徒歩7,8分
2021年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/9更新)
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