写真:モノホシ ダン
地図を見る和歌山県九度山町は、大坂の陣のヒーロー・真田幸村が、「関ヶ原の戦い」に敗れ、再起をかけて14年間という生涯で一番長い時間を過ごした地です。
その九度山で、春の風物詩といえるのが、「こいのぼりの丹生川渡し」。丹生川に架かる丹生橋周辺に、約100匹のこいのぼりが春風を受けて気持ち良さそうに泳ぎます。
<こいのぼりの丹生川渡しの基本情報>
住所:和歌山県伊都郡九度山町入郷
開催期間:2024年4月14日(日)〜5月5日(日)
アクセス:南海高野線「九度山駅」から徒歩約15分
車利用の場合は、京奈和自動車道「高野口IC」から約10分、「道の駅 柿の郷くどやま」駐車場から徒歩約5分
写真:モノホシ ダン
地図を見るところで九度山の名前の由来は、弘法大師(空海)が月に九度(9回)、高野山から母親の「玉依御前(たまよりごぜん)」に会いに来られことによります。その玉依御前が、晩年を過ごされたお寺が写真の世界遺産の「慈尊院」です。
写真:モノホシ ダン
地図を見る当時、高野山は女人禁制となっていたため、玉依御前は麓にある慈尊院に滞在し、本尊の弥勒仏を篤く信仰していました。そのため慈尊院は“女人高野”とも呼ばれ、子授け、安産、良縁などを願って全国的にも珍しい「乳房型絵馬」を奉納する風習があります。
<慈尊院の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡九度山町慈尊院832
電話番号:0736-54-2214
拝観時間:8:00〜17:00
アクセス:南海高野線九度山駅から徒歩約25分
車利用の場合は、無料駐車場利用
写真:モノホシ ダン
地図を見るこいのぼりの丹生川渡しとともに、九度山の春の風物詩といえるのが「町家の人形めぐり」です。各家に眠っている雛人形・五月人形・日本人形などが、九度山商店街の店舗や住宅の玄関など約40軒に展示され、まちなかを賑やかに彩ります。
写真:モノホシ ダン
地図を見るまた既製の人形を展示するだけでなく、趣向を凝らしたオリジナル作品も展示されます。2024年(令和6年)のオリジナル作品は、「藤棚」&「龍の張り子(辰年)」です。
写真は、商店街の特設展示場の高さ約3mの9段の雛壇。左右の雛壇を含めると約300体のひな人形が並びます。天井には手作りの藤棚や辰年にちなんだ龍のジャンボ張り子も展示されています。
写真:モノホシ ダン
地図を見る「真田いこい茶屋・まちなか休憩所」では、大坂夏の陣の真田幸村の屏風図と親王飾りの雛人形が。ほかにお土産や軽食もいただけます。町家の人形めぐりで、春の九度山の散策を楽しんでください。
<第16回 町家の人形めぐりの基本情報>
電話番号:0736-54-2019(九度山町住民クラブ)
開催期間:2024年4月1日(月)〜5月5日(日)
開催時間:10:00〜16:00
写真:モノホシ ダン
地図を見るほかに九度山で、ぜひ訪れたいパワースポットが「勝利寺」。弘法大師が42歳の時、厄除祈願に十一面観音像を奉納されたお寺です。ちなみに勝利寺という寺号のお寺は、全国でもここ一つしかありません。
そのため縁起が良い寺院とされ、現在でも地元のサッカーチームなどが必勝祈願に訪れます。
写真の仁王門は、1773年(安永2年)の完成で、両脇の仁王像は、高野山奥の院の明遍杉(みょうへんすぎ)で作られたものです。
<勝利寺の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡九度山町慈尊院749
電話番号:0736-54-2214(慈尊院)
アクセス:南海高野線「九度山駅」より徒歩約25分
車利用の場合は、紙遊苑駐車場利用
写真:モノホシ ダン
地図を見るまた、勝利寺の庫裏を利用した「紙遊苑」では、弘法大師が伝えたとされる手漉き和紙の高野紙の伝承のため、様々な展示や紙漉き体験(要予約)が出来るようになっています。
紙遊苑の常設展示室では、高野紙の様子を示すジオラマや紙漉きに必要な道具類と和紙製品などを展示しています。写真は、高野紙で作られた九度山の凧です。
<紙遊苑の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡九度山町慈尊院749-6
電話番号:0736-54-3484
開苑時間:9:00〜16:30
入苑料:無料
休苑日:月曜日・火曜日(祝日の場合は開苑)
アクセス:南海高野線「九度山駅」より徒歩約25分
車利用の場合は、紙遊苑駐車場利用
写真:モノホシ ダン
地図を見るなお勝利寺は、住職さんがいないお寺のため、御守り(500円)は「紙遊苑」で、御朱印(300円)は勝利寺を管理されている世界遺産の「慈尊院」でいただくようにしましょう。
<勝利寺の基本情報>
住所:和歌山県伊都郡九度山町慈尊院749
電話番号:0736-54-2214(慈尊院)
アクセス:南海高野線「九度山駅」より徒歩約25分
車利用の場合は、紙遊苑駐車場利用
写真:モノホシ ダン
地図を見る「げんじろうの昼ごはん」は、九度山駅から徒歩約5分のところにあります。店名は、真田幸村の幼名でもあるげんじろうと、うさぎ店長でもあるげんじろうの名前から取ったものです。
なお建物の2階は、「くどやま旅館 玉川亭」という宿泊施設になっています。客室は、日常を忘れてお過ごし頂きたいという趣旨のためテレビも時計もお風呂もありません。お風呂は、オーナーさんにより近くの温泉施設(宿泊料金に含まれる)へ無料送迎してもらえます。
写真:モノホシ ダン
地図を見る店内に入ると早速、うさぎ店長の“げんじろう”がお出迎えしてくれます。オーナーさんによると、げんじろうは、オスのミニうさぎ。オーナーさんが、約6年前にペットショップで生まれてまもないミニうさぎを購入しました。
げんじろうは、とてもおとなしい性格で、見ているだけでも来店客に癒やしを与えてくれます。ただ、うさぎはもともと夜行性なので昼間は寝ている時も多いです。ある意味、起きている時間に出会えたらとてもラッキーといえるでしょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見るランチのおすすめのメニューでは、「里芋ときのこの和風カレー」(1090円)がイチ押し。リピーターの多い自慢の逸品で、和歌山県産里芋を使用し、オーナー特製和風だしとスパイスのブレンドにこだわった本格カレーです。
2017年(平成29年)発売の和歌山県内の225のご当地カレーを紹介した『紀州のカレー本』にも収録されています。
ほかにスイーツでは、「月替わりのげんじろうぷりん」(300円)がおすすめです。卵を使わず豆乳をベースにした口当たりのよい甘さ控えめのぷりんに、九度山名産の富有柿の柿シロップをかけていただきます。食後のデザートに、砂糖不使用の自然な甘さを堪能してください。
<げんじろうの昼ごはんの基本情報>
住所:和歌山県伊都郡九度山町九度山555-19
電話番号:090-8446-8208
営業時間:11:00〜14:00
定休日:月曜日・火曜日
アクセス:南海高野線「九度山駅」から徒歩約5分
車利用の場合は、専用駐車場利用
いかかでしたか。真田幸村ゆかりの地「九度山」は、幸村ゆかりの地のみならず、ほかにも多くの見どころがある観光地です。「九度山・真田ミュージアム」や幸村ゆかりの史跡とともに、あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
2024年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/22更新)
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