「大碗公」の本店の場所は、高雄港に臨む高雄魚市場の隣にあった、もと製氷工場だった所。1970〜1980年代に、この一帯は百艘以上の船が停泊するとても栄えていた場所でした。そして暑さを和らげるため、大きなお碗に入ったかき氷は当時、とても人気がありました。
このようなかき氷を受け継ぎ「大碗公」は、暑さを和らげるために、小さなかき氷では満足できない学生のサークルや観光客に、2倍から30倍のかき氷を作り出したのです。本店は1995年にオープンして、観光客のみならず地元の人たちにも長く愛されています。
ボリュームがあって、種類も豊富。たくさんの台湾フルーツも味わえます。台湾南部を訪れたら是非一度は味わいたいかき氷です。
現在、お店は高雄に7店舗ありますが、マレーシアや中国大陸にもお店ができています。その中の一店舗である「大碗公」文化店は、高雄市地下鉄(MRT)オレンジライン「文化中心」駅から徒歩5分ほど、文化センターの横(和平路)にあります。駅から近くてアクセスも便利。
「大碗公」文化店は、2018年5月にオープンした比較的新しいお店です。一階と二階の一部、外に席がありますが、30人ほどでいっぱいになってしまうため、暑い日や休日はしばらく待たないと座れないこともあるほど人気のお店です。近くに高雄師範大学があるので学生もよく訪れますが、観光客は少ないので、本店よりもゆっくりできる確率が高くおすすめです。
メニューが豊富で100種類近くあるため、何をオーダーするか迷ってしまいますが、まずおすすめするのは、4人分からのインパクトあるドカ盛りかき氷「招牌大碗公」。カラフルで新鮮な台湾フルーツがたくさん載っています。写真は10人分で580元です。
こんなにたくさんで飽きたりしないのかと思われるかもしれませんが、新鮮なフルーツがたくさん味わえる上、一番上にも小豆とタロイモのトッピングがあり、また下の氷にも黒砂糖のソースがかかっているので、最後まで飽きないでいただけるんです。
ドカ盛りをこのまま食べるわけではなく、お店に置いてある小さなお皿に取り分けていただきます。4人分(280元)、6人分(360元)、30人分(888元)から選べます。
一人分のかき氷のメニューも豊富なので、少人数でもご安心ください。一人分のかき氷の中では「招牌嫩仙草冰(55元)」がイチオシ。黒糖かき氷の上に手作りの仙草ゼリー、「芋圓」というもちもちのミニ芋団子(タロイモとサツマイモの二種類)、タピオカパール、小豆、そして真ん中にアイスクリームが載っています。台湾の味を存分に楽しめるかき氷です。
台湾かき氷で日本人に一番人気とも言えるマンゴーかき氷。ほかのお店では5月頃からのところが多いですが、「大碗公」では3月頃から味わえます。
オーダーできる時期は、だいたい3月〜11月までで、出始めの3月頃はちょっとすっぱいですが、下にマンゴー味のふわふわかき氷、上には甘いマンゴーソースがかかっているのでご心配なく。一口食べれば、口いっぱいに南国の味が広がります。
マンゴーかき氷がない季節には、台湾のフルーツがたくさん載ったフルーツかき氷を。写真の「抹茶フルーツミルクかき氷(65元)」は、バナナやドラゴンフルーツ、メロンなど旬のフルーツがたくさん載っていて、かき氷は抹茶ミルク味。
抹茶ふわふわかき氷もありますが、こちらはシャリシャリタイプの普通のかき氷。フルーツが冷やされて、フルーツのおいしさを引き立たせてくれます。
にがりを使った手作りの豆花(豆腐スイーツ)は、滑らかな口どけで、やさしい味なので、冷たすぎるものは避けたい時や食欲がない時などにもおすすめです。プレーンは25元で、タピオカパール、ハトムギ、仙草ゼリーなども別料金でトッピングできます。
また、冬限定のホットメニューなどもあるので、お店でチェックしてみてくださいね!
台湾では、南部高雄にしかない「大碗公」で、皆さんもぜひ台湾かき氷を思う存分味わってみてくださいね!
住所:高雄市苓雅區和平一路162號
電話番号:+886-7-2230608
営業時間:12:00〜22:00
アクセス:高雄市地下鉄(MRT)オレンジライン「文化中心」駅3番出口から徒歩約5分
2020年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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