写真:佐原 ねお
地図を見る近年、水族館をアートとして楽しむ風潮が高まっている中、横浜ではアートの中に水族館が入り込んだイベントが開催されていることをご存じでしょうか。それが期間限定、横浜ワールドポーターズで開催されている、宇宙をイメージした「UNDER WATER SPACE(アンダーウォータースペース)」。アートの中に4580匹の魚達が舞う、まさに生命を宿したアートイベントです。
従来の水族館とは違う、日本初となる宇宙空間をイメージした、光・影・水・音・香・動・生・驚の、8つの演出が楽しめる新感覚の水族館。アクアリウムクリエイターのGA☆KYOさんが、様々なジャンルのアーティストとコラボして作り出したアート空間は、宇宙に浮かぶ惑星のような球体水槽があるROOM1から始まります。
第38惑星「UNDER WATER SPACE星」へとつながる入口です!
写真:佐原 ねお
地図を見るUNDER WATER SPACEは、ストーリー性のあるアート水族館。第38惑星へはUWS(ウワス)さんというマスターチーフアテンダントが、会場内4か所にあるミストカーテンに現れてガイドしてくれます。映像はまるで映画のワンシーンのような演出で、テーマパークのような要素も。
宇宙だから呼吸はできない設定ですが、UWSさんによると、受付で渡されるぺチーナリングという蛍光ブレスレットをつけ、10秒共有すると呼吸ができるようになっているのです。ぺチーナの言葉の意味は後でわかりますよ。
さっそくROOM2へ移って、UWSさんと宇宙への旅に出かけてみましょう!
写真:佐原 ねお
地図を見るROOM2は水の惑星へとつながるワープゾーン。宇宙船の窓から水の惑星のシーンを覗いている感覚で、どの水槽も神秘的な美しさ。宇宙に漂う魚達が、なんだかとても幻想的です。
UNDER WATER SPACEでは、展示している魚の名称の説明などは一切ありません。魚達は宇宙の中を優雅に舞う、名もなき“宇宙魚”。魚を観察するのではなく観賞し、心で世界を感じて楽しむことができる空間です。
魚はかなりの頻度で入れ替えがあるので、どんな魚が見られるのかはその日のお楽しみとなります!
写真:佐原 ねお
地図を見るROOM2を抜けると雰囲気が変わり、カラフルな植物が生い茂るROOM3「アバンチュラの森」へ。
カワイイけど危険というネオンカラーでアート化された植物・魚達は、今までの宇宙空間とはまた違ったアートとのコラボが見られて斬新!水槽を覗くと、ピラニアなんかも泳いでいたりしますよ。
写真:佐原 ねお
地図を見る会場は220坪というスペースを使っているのですが、部屋の中で最も広いのがROOM4「MIRRORBOWL AQUAPALLY」。ミラーボール、ラバーライト、テラリウム、遺跡など様々なアートがアクアリウムとコラボした贅沢な空間!
UNDER WATER SPACEはザックリいうと宇宙水族館なのですが、それだけではなくアーティスト達の脳内、夢の中に入り込んでさまよい歩いているような、想像力あふれるアートを体感できる場所。そういった点が、大人だけでなく子供にも充分に楽しめるイベント内容になっています。
写真:佐原 ねお
地図を見るROOM4ではじっくりアート観賞できるように、各地に椅子が置かれています。場所に寄っては、宇宙魚たちとテレパシーで対話できそうな近さで座ることも!部屋の色々な角度から、魚とのコラボアートを鑑賞していってくださいね。
第38惑星は魚だけでなく、子供に人気のウーパールーパー(アホロートル)もいて、宇宙空間を漂っている姿が見られますよ。
UNDER WATER SPACEでは“香”の演出も楽しめるようになっており、ROOM2やROOM3ではペパーミントベース、ROOM4ではラベンダーベースのアロマディフューザーが使われているのもポイント!
写真:佐原 ねお
地図を見る近代的で華やかな宇宙の竜宮城といった感じの空間に、UWSさんの「ペチーナ、ペチーナ!」とはしゃぐ声が。ROOM4では、百万年に一度開催される水の惑星パーリーナイトが開かれているのです。パーティーらしく、時折足元にドライアイスのようなミストの演出も。
ちなみに私達には聞きなれない“ペチーナ”という言葉は第38惑星の言葉で、感覚としてはテンションが上がる挨拶のような言葉として使われています。会場内では他にもROOM3の名前となっている“アバンチュラ”など、惑星独自の言葉が使われているのが面白いところ。
写真:佐原 ねお
地図を見るROOM4の一角にはバーカウンターがあり、アート観賞しながらぺチーナドリンクという電球ソーダが飲めるようになっています。カラフルに点滅するドリンク(500円)は、持ち帰ってもOK。オシャレカフェとして利用もできるので、SNSで自慢したくなりますよ!
もし誕生日の当日、もしくは前日や翌日なら、入場前に横浜ワールドポーターズでバースデーパスポートをもらっておくと、ドリンクが無料になるという特典があります。
バーカウンターでは、 宇宙人になれるカチューシャ(100円)も販売されているので、宇宙人になりきってドリンクを飲むのも楽しいです。このカチューシャは、小学生以下の来場者には無料でプレゼントされる予定となっていますよ。
写真:佐原 ねお
地図を見るROOM5は「地球への帰還」がテーマ。シートに座って2分ほどのシアター映像を見ながら、地球へ戻っていきます。地球に戻る前に、他の惑星に寄っていく映像などがキレイなので何回でも見たくなります。
ちなみに会場内は欧州家具メーカーのウレタン什器を使っており、ROOM5の椅子もウレタン素材。子供がうっかり転んだ時に大ケガをしない配慮がされているのです。優しい座り心地もありがたいところ。
地球に戻って出口に出ると、イベント関連のグッズが販売されています。宇宙の隕石そっくりに作られた、食べられるアート「隕石クッキー」は要チェックです!
宇宙が海になったUNDER WATER SPACEは、みなとみらいの横浜ワールドポーターズで2024年1月15日まで開催。当初は2020年8月までの予定でしたが、反響から二度の延長となりました!
記事内の写真は2021年2月のものです。記事で紹介しきれなかった魚とのコラボアートはまだまだありますので、行くと新たな発見が楽しめますよ。
魚達のストレスにならないように配慮された光で演出を行っているため、館内は撮影OKなのですが、フラッシュは使わないように注意してくださいね。
2023年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/3更新)
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