マルタ共和国で最大の島「マルタ島」で訪れたい見所5選

マルタ共和国で最大の島「マルタ島」で訪れたい見所5選

更新日:2021/04/06 10:57

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家
地中海に浮かぶマルタ共和国は淡路島の約半分の小国。五つの島からなり、最大の「マルタ島」には首都のヴァレッタから日帰りで訪問できる見所が点在しています。

聖ヨハネ騎士団が最初に築いたスリー・シティーズをはじめ中世の面影を色濃く残す古都、地中海に面した自然が造り出した洞窟や太古の不思議を今に伝える先史時代の巨石神殿など、少しの移動で時代背景や雰囲気の異なる歴史を持つ町並みが楽しめます。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴い、海外渡航が難しい状況です。各種報道機関の発表や外務省、各航空会社のホームページなどで最新情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)

マルタ騎士団最初の要塞都市「ヴィットリオーザ」

マルタ騎士団最初の要塞都市「ヴィットリオーザ」

写真:Hiroko Oji

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マルタの歴史の中で、避けては通れないのが「聖ヨハネ騎士団」の存在。首都のヴァレッタは聖ヨハネ騎士団の栄光を紡ぐ町として知られ、対岸には城壁に縁どられ岬が海に突き出すように広がるスリー・シティーズが控えています。

このスリー・シティーズは、オスマン帝国の襲撃によりロードス島を追われた騎士団がヴァレッタに先駆けて1530年にその礎を築いた町ヴィットリオーザ、セングレア、コスピークワという3つの町の総称。複雑に入り組んだ海岸線が天然の要塞となり、ヴィットリオーザは聖ヨハネ騎士団最初の城塞都市です。

マルタ騎士団最初の要塞都市「ヴィットリオーザ」

写真:Hiroko Oji

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ヴァレッタの絶景スポット「アッパー・バラッカ・ガーデン」から海を隔てて正面に見えるのがヴィットリオーザの岬先端に位置する「聖アンジェロ砦」。

砦はマルタ騎士団が16世紀に建設し、騎士団の宿舎として利用され、マルタ包囲戦で重要な役割を果たした要塞。1800年からはイギリスが180年間、海軍基地として使用した場所でもあります。2016年の暮れに大規模な修復作業が終わり、聖アンジェロ砦に関連した考古学や歴史の資料が展示されてオープンした観光スポットです。現在も砦の上階はマルタ騎士団の管轄にあり、一人の団員の方が在住中です。

<聖アンジェロ砦の基本情報>
住所:Birgu Waterfront,
電話番号:+356-22954000
開館時間:9:00〜17:00

マルタ騎士団最初の要塞都市「ヴィットリオーザ」

写真:Hiroko Oji

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聖アンジェロ砦南側の海沿いにあるのが「マルタ戦争博物館」。イギリス海軍のパン工場だった場所で、ローマ時代から騎士団の時代までの様々な海にまつわる道具をはじめ身の回り品、文書、メダル、ユニフォーム、武器などが展示されています。博物館前はベンチが点在する遊歩道で、クルーザーがたくさん浮かぶ湾の眺望が素晴らしく、お散歩するだけでも来てよかった!と思えます。

<マルタ戦争博物館の基本情報>
住所:Birgu,
電話番号:+356-2189-6617
開館時間:10:00〜17:00
休館日:日曜日

素晴らしい眺望の見晴らし台がある「セングレア」

素晴らしい眺望の見晴らし台がある「セングレア」

写真:Hiroko Oji

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ヴィットリオーザの西側の岬がスリー・シティーズのもう一つの町「セングレア」。石畳の坂道の両側にマルタストーンで造られた静かな住宅街が広がり、路地の間からクルーザーの浮かぶ港の眺望が楽しめ、これといった観光スポットは無いけれど路地裏歩きにお薦めの町です。

素晴らしい眺望の見晴らし台がある「セングレア」

写真:Hiroko Oji

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岬の先端にあるのがセーフ・ヘブン公園。唯一セングレアの観光スポットといえる監視塔ヴェデッテのある公園です。

この監視塔は町を見守るかのように壁面に目と耳のレリーフが施され、入り口上部にはペリカン像があります。ヴェデッテというのは見張りを意味し、「監視塔ヴェデッテ」は「海から来る外敵を監視する塔」という意味を持っているのです。

素晴らしい眺望の見晴らし台がある「セングレア」

写真:Hiroko Oji

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監視塔ヴェデッテからは対岸にヴァレッタの町並みが広がり、素晴らしい風景が得られます。背後は大砲と大砲玉が中央にある噴水を中心として緑豊かな整備された公園で、住民や観光客の憩いの場となっています。

マルタ本島中央の古都「イムディーナ」

マルタ本島中央の古都「イムディーナ」

写真:Hiroko Oji

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マルタ本島のほぼ中央、小高い丘の上から平野を見下ろす中世の面影が色濃く残る古都「イムディーナ」は、アラビア語で「城壁の町」という意味を持っています。現在の首都ヴァレッタに先立って16世紀に首都が置かれ、最盛期には貴族の館が24も建ち並んでいた石畳の狭い路地が多い静寂の町です。

ヴァレッタからバスで約1時間の位置にあり、町への入り口であるバロック様式のメインゲートはヴィヘーナ騎士団長が1724年に建造したもの。かつては跳ね橋が使われていた門の両側にはヴィヘーナ家の紋章であるライオンが鎮座しています。

マルタ本島中央の古都「イムディーナ」

写真:Hiroko Oji

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マルタストーンの家々が軒を並べるイムディーナの最大の見どころが「聖パウロ大聖堂」。マルタで最初の聖堂で4世紀には既にこの地にあった小さな教会が前身です。1693年の大地震で全壊し、1702年にマルタの建築家ガッファによって再建されました。

内部はラテン十字型で中央身廊の両側に並ぶ礼拝堂はじめ銀細工の棺、聖人が描かれた天井の18世紀のフレスコ画、クーポラの20世紀のフレスコ画、床の色大理石の数々の墓碑、聖具室の扉など見応えがあります。

<イムディーナ大聖堂の基本情報>
住所:2Triq San Pawl L-Imdina
電話番号:9:30〜17:00
開場時間:+356-2145-6620

マルタ本島中央の古都「イムディーナ」

写真:Hiroko Oji

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町の北端にあるのが堡塁広場。緑に囲まれ、ブーゲンビリアの花が咲き、カフェもあり、周囲の平野だけでなく地中海までも見渡せる絶景スポットです。

ここで一休みしたら、優美なアーチの窓や装飾豊かなバルコニーのある館を眺めながら国立自然科学館の入るヴィヘーナ邸や大聖堂付属博物館、イムディーナで一番保存状態の良いファルツォン邸、見張り台など巡るとよいでしょう。

地下墓地の「ラバト」

地下墓地の「ラバト」

写真:Hiroko Oji

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イムディーナの城壁外に隣接するのが「ラバト」。870年にアラブ民族がイムディーナと分割した町で、聖パウロと地下墓地の町として知られています。

地下墓地の「ラバト」

写真:Hiroko Oji

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ラバトの町にも聖パウロにちなんだ教会があります。聖パウロはキリスト教をマルタにもたらした人物で重要な存在です。

西暦60年頃、聖パウロは政治的反逆者としてローマへ連行される途中に船が難破しマルタ島に漂着し、キリスト教を布教しました。聖パウロ教会は彼にちなんで17世紀に建設されたバロック様式の教会。内部はマッティア・プレーティのフレスコ画で飾られ、金細工の聖遺物、聖パウロの腕が安置されています。礼拝堂の地下には聖パウロが隠れた洞窟が続きます。

地下墓地の「ラバト」

写真:Hiroko Oji

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大聖堂近くにあるのが聖パウロの地下墓地。多くの迫害をうけた聖パウロの使徒達が隠れたのがこの地下墓地だといわれています。

門の先に地下に下りる階段があり地下墓地が広がっています。22万2千平方mの広さに1000の墓地が連なり迷路のような薄暗い中、地中の墓地を散策できます。

「青の洞窟」と「ハジャー・イム&イムナイドラ神殿」

「青の洞窟」と「ハジャー・イム&イムナイドラ神殿」

写真:Hiroko Oji

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マルタ島東南海岸の岬先端にあるのが「青の洞門」。ヴァレッタから74番のバスに乗り約30分で行くことができます。

長い年月をかけて波と風で高い岩礁をえぐってできた自然のアーチで、美しい青い海とコラボした絶景が広がります。洞窟めぐりの遊覧船もあり、波が穏やかな日は5つの洞窟を約30分で巡ることができます。

「青の洞窟」と「ハジャー・イム&イムナイドラ神殿」

写真:Hiroko Oji

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青の洞門近くにある古代遺跡が「イムナイドラ神殿」。崖の下に海原が広がり、眺望の良い所に3つの神殿が半円を描くように並んでいます。

神殿は紀元前3600年〜2400年に建てられたもので、春分の日と秋分の日に神殿内へ光が届くよう計算されています。当時の人々に暦の知識があったことが伝わるもので、一番神聖とされる写真の台座は、マルタのコイン(5セント・2セント)の柄になっています。

<イムナイドラ神殿の基本情報>
住所:Triq Hagar Qim, Qrendi
電話番号:+356-2142-4231
営業時間:(夏季)9:00〜18:00、(冬季)9:00〜17:00
定休日:1月1日、復活祭前の金曜、12月24・25・31日

「青の洞窟」と「ハジャー・イム&イムナイドラ神殿」

写真:Hiroko Oji

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イムナイドラ神殿から約500mの場所にある保存状態のよい巨石神殿で、1840年頃に発掘されたのが「ハジャーイム神殿」。マルタのヴィーナスが発掘されたことで知られています。柔らかいグロビゲリナ石で建造されていることで風化が進んでしまったため、現在二つの神殿は巨大な白いテントで覆われ守られています。

ヴァレッタからバス利用が便利な観光スポットが盛りだくさん

マルタ共和国には、日帰り訪問可能な町や観光スポットがたくさん潜んでいます。訪問の際、陸上での移動手段はバスが主流となり、ヴァレッタを起点に各地へのバス便が充実。しかし、時刻表とバス番号がその日の乗客の様子次第で変更されることもあり、ガイドブックを頼りにするより、ヴァレッタバスターミナルのインフォメーションでどのバスに乗れば良いか尋ねるのが手っ取り早いです。バス利用には1日券をはじめ3・5・7日券があり、ご自身の滞在に合わせてご利用ください。

少しの移動で歴史・自然・世界遺産・文化・政治経済など様々な側面を楽しめるマルタ。バスが発着するヴァレッタもしくは隣接するスリーマなどで宿泊すると移動に便利です。日程に余裕を持たせてマルタをたっぷり楽しんでくださいね。

2021年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2010/01/01−2010/01/05 訪問

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