写真:咲田 みつる
地図を見るまずは舞台となる江戸川区について少し解説をします。江戸川区では、荒川・中川と江戸川に挟まれるようにして市街地が広がっています。さらに区の中ほどを貫くようにして新中川と旧江戸川が流れています。これらは、いずれも東京湾に注ぐ川です。
ここに、あみだくじの横棒線のようにして、東西に延びるのが「新川」です。新川は川どうしをつなぐ運河として、江戸時代に徳川家康の命で開削されました。行徳(千葉県)の名産である塩を江戸に運ぶのが当初の目的でしたが、物資輸送の他、のちに旅客船も航行するようになり、昭和はじめごろまで大いに賑わったといいます。
写真:咲田 みつる
地図を見る平成19年4月からスタートした「新川千本桜計画」では、遊歩道沿いにソメイヨシノを中心として718本の桜が植樹されました。やぐら(15.5m)は、新川のシンボル(モニュメント)として、西水門広場にたたずんでいます。土日祝を中心として、無料の展望台として解放されています(10時〜15時。桜の開花時期は平日も開放日あり)。展望室から東側に目を向けると、新川の遊歩道および桜並木を見渡すことができます。
現在の新川は両側が水門でしめられており、船の航行はありませんが、歴史景観に配慮した遊歩道が整備されています。陸路が発達することで、新川は運河の役割を終えたわけですが、対照的にやぐらの西には首都高速の高架があり、多くの車両が行き交います。新旧の交通を象徴する両者が共存する光景も、新川千本桜の魅力の一つと言えそうです。
写真:咲田 みつる
地図を見る平成19年4月からスタートした「新川千本桜計画」では、ソメイヨシノを中心に植樹。ソメイヨシノ以外の種は、本数は少ないですが、開花時期が少しずつ異なります。早咲きの河津桜や寒桜を含めると、2月下旬〜4月までの間、いずれかの桜を楽しむことができます。
「新川千本桜計画」ではさらに、江戸情緒の演出や区民の交流のため、新たに「広場橋」2本と、「人道橋」5本を架橋しました。
写真:咲田 みつる
地図を見る桜並木とともに、それぞれの橋の趣を味わうのもよいでしょう。以下、やぐらのある「西水門広場」から東に歩き、旧江戸川に至る「新川東水門」に向かう順でご紹介します。
・櫓橋(やぐらはし)やぐらに一番近い
・擬宝珠橋(ぎぼしはし)玉ねぎ型の擬宝珠に注目
・忍者橋(にんじゃはし)欄干が黒い
・小江戸橋(こえどはし)周辺の桜が見事
・桜橋(さくらはし)スクエア型の広場橋
・花見橋(はなみはし)スクエア型の広場橋
・宝橋(たからはし)桜並木の東端に一番近い
もともと架橋されていた車道(新川橋)にも、橋の欄干に江戸情緒をあしらうなどの工夫がなされています。
写真:咲田 みつる
地図を見るまた、新川の遊歩道付近からはスカイツリーを望むことができ、都心文化と江戸情緒との対比の構図も面白いです。(画像は車道・新渡橋より)
写真:咲田 みつる
地図を見る遊歩道のほぼ中間地点にある「新川さくら館」は、地域交流の拠点であるとともに、新川の歴史を伝える文化施設です。売店でのテイクアウトも可能ですので、散策の休憩の際には新川の歴史にふれてみてはいかがでしょうか。
住所:東京都江戸川区船堀7-15-12(新川さくら館)
電話番号:03-3804-0314(新川さくら館)
アクセス:都営新宿線船堀駅より徒歩16分(新川さくら館)
補足:2021年の「新川千本桜まつり」は中止
2021年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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