写真:西川 ミシェル
地図を見る旧外国人居留地や日本三大中華街である南京町などがあり、異国情緒あふれる神戸・元町。そんな元町の地に「くり松」はあります。
木目を基調としたシックな外装。店内は「和栗×スイーツ」というお店の看板メニューに代表されるような、和と洋のコラボレーションが感じられる落ち着いた雰囲気です。
写真:西川 ミシェル
地図を見る席に着くと、テーブルには巻物状のメニューが。巻物をほどくと最高級モンブランを堪能する夢のひとときのスタートです。
メニューでは、「くり松」で提供しているモンブラン3種(松竹梅)とモンブランの楽しみ方などが解説されています。お目当てのモンブランを選んだら、さあ次はお楽しみの時間が始まります。
「くり松」でぜひとも味わいたいのは、何といっても“松メニュー”の「最高級丹波モンブラン」です。注文を受けるとシェフが目の前で作り上げてくれる1日30食限定のお品。
兵庫県丹波地方が産地の丹波栗は、大きくて色つやがよく、煮崩れしにくいため風味もよく最上級の和栗とされる希少な栗です。限定メニューであることもうなずけます。
写真:西川 ミシェル
地図を見る特製の機械で絞り出されるモンブラン。こちらのクリームの細さは、1.2ミリと極細です。
モンブランを食べる際に、クリームの細さなんて意識したことがない方が多いのではないでしょうか。クリームは外気にふれることで香りが出るため、私たちは栗の香りを楽しむことができますが、細すぎると栗をつぶさなければならず風味が損なわれてしまいます。
「くり松」では1〜2ミリまでミリ単位での試行錯誤を重ねた結果、この1.2ミリという細さにたどり着きました。モンブラン専門店の飽くなき探求心。そのこだわりにはとても驚かされます。
そんな繊細なクリームですが、口に入れるとずっしりどっしりと栗の濃厚な味わいが広がります。丹波栗そのものの素材の甘さが感じられる逸品です。
「くり松」のモンブランは、「モンブランひとつでコース料理を食べているような味わいができるんです」と総料理長の岡田さんが言うように、“旨・甘・塩・苦・酸”の五感で楽しむことができる工夫がされています。
メレンゲにクッキー、目の前で焼き上げられるブリュレクリーム。こだわり素材をこだわりのモンブランクリームが包みこみます。目の前でモンブランが出来上がる光景を見られるのも「くり松」の魅力の1つです。
出来上がったモンブランをまずはそのまま楽しんだら、次は特製の柚子ソースをかけて召し上がれ。モンブランの甘さに柚子の酸っぱさ?ととても意外ですが、これがとてもよく合います。モンブランクリームに柑橘の酸味が絶妙にマッチするのです。
“竹メニュー”は「季節のミルフィーユモンブラン」。使用するフルーツは地元・神戸産をはじめとする素材にこだわっています。
イチゴの真っ赤なモンブランは目にも鮮やか。季節によって旬のフルーツを用いたモンブランが登場しますので、何度も訪れたくなります。
“梅メニュー”は、「国産和栗モンブラン」“松メニュー”のモンブランとは違った味わいです。食べ比べて栗そのものの違いを堪能してみてはいかがでしょうか。
モンブランと一緒に楽しめるお茶は、白川茶やジャスミン茶、プーアール茶など7種類。茶葉の香りをかいだり、メニューに記載されたそれぞれのお茶の効能を見ながら、お好みのお茶を選ぶことができます。
モンブランにこだわり、スイーツの激戦地・神戸でモンブランメニューのみで勝負する「くり松」。落ち着いた雰囲気の中で、最高級素材が織りなすスイーツを堪能してみてください。
住所:兵庫県神戸市中央区元町通2-2-8
電話番号:078-945-7710
アクセス:
JR神戸線「元町」駅、阪神本線「元町」駅より徒歩5分
神戸市営地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前」駅より徒歩3分
営業時間:
11:00-19:00(LO 18:30)
2021年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
西川 ミシェル
兵庫県神戸市生まれ。旅行が好きで、日々旅行のことばかり考えています。平日会社員・週末トラベラーですが、有給休暇取得率100%の信念のもと、有休を駆使して旅に出かけています。ひと月ひと旅が目標です。格安…
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