トスカーナ群島「ピアノーザ島」クリスタルブルーの海と廃墟の島

トスカーナ群島「ピアノーザ島」クリスタルブルーの海と廃墟の島

更新日:2021/03/11 13:54

中山 久美子のプロフィール写真 中山 久美子 トスカーナ専門コーディネイター、日伊通訳
フィレンツェなどの芸術都市や、キアンティ・オルチャ渓谷の田園風景で有名なトスカーナ州は、7つの島がありトスカーナ群島国立公園を形成しています。最もポピュラーなのはトスカーナ群島最大のエルバ島ですが、そのエルバ島から簡単に行けるのがピアノーザ島。島の大半は保護区域になっており、ガイド付きでしか行けないエリアもありますが、島の東側のビーチとかつての町は自由に散策することができます。

新型コロナウイルスの発生と感染拡大に伴い、海外渡航が難しい状況です。各種報道機関の発表や外務省、各航空会社のホームページなどで最新情報をご確認ください。(LINEトラベルjp)

エルバ島からは45分・毎日運航

エルバ島からは45分・毎日運航

写真:中山 久美子

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ピアノーザ島へは、本土のピオンビーノからもフェリーがありますが、最短はエルバ島のマリーナ・ディ・カンポから。所用時間は45分、5月1日〜11月1日までは毎日運航しているので、エルバ島滞在時に1日トリップがおススメです。

1日に往復各1便で人気もあるので、事前予約は必須。フェリー会社・アクアビジョン(下記リンク参照)窓口でチケットを受け取り、フェリー乗り場に向かいましょう。アクアビジョン窓口から乗り場まで徒歩15分かかるので、時間に余裕をもって計画してください。

エルバ島からは45分・毎日運航

写真:中山 久美子

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フェリーの2階席は見晴らしが最高。30分もすると、前方にうっすらとピアノーザ島は見えてきますが、ご覧のとおり真っ平!海抜29mの島の名前は、まさに「Piana=平」からきているのです。

エルバ島からは45分・毎日運航

写真:中山 久美子

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到着すると、ナポレオンがエルバ島の王だった1814年建設のテーリア要塞が。ピアノーザ島に刑務所があった期間は軍隊の兵舎でしたが、刑務所の閉鎖後は放置されたままになっています。

ビジターセンターとランチの場所をチェック

ビジターセンターとランチの場所をチェック

写真:中山 久美子

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Casa del Parco=ビジターセンターは環境省からの資金を受けて2013年にオープンしました。5月〜10月の営業で、アクティビティの予約、地図、本やガジェットの販売などを行っています。島の大半は保護区域で立ち入り禁止ですが、トレッキングやサイクリングのガイド付きツアーでのみ、中に入ることができます。

ビジターセンターとランチの場所をチェック

写真:中山 久美子

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ビジターセンターの先には、島でたった1軒の飲食店が。ここでは食事はもちろん、テイクアウトも可能です。お店の前や中庭のスペースに、テーブルやベンチもありますよ。

唯一のフリービーチ「カーラ・ジョヴァンナ」

唯一のフリービーチ「カーラ・ジョヴァンナ」

写真:中山 久美子

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施設をチェックした後は、お待ちかねのビーチへ。唯一のフリービーチは、港から北へのびるカーラ・ジョヴァンナビーチです。それほど広くはないですが、フェリーに乗ってきた人だけしか来ないので、急がなくてもスペースは見つかります。

唯一のフリービーチ「カーラ・ジョヴァンナ」

写真:中山 久美子

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海はカリブか南太平洋か?と思うほどのクリスタルブルー。天気によりますが、波も少なく穏やかで、かなりの遠浅です。

おススメは、なんといってもシュノーケリング!ビーチ一番奥の岩場は天然の水槽のようになっていて、たくさんの魚が見られます。普通の水中眼鏡だけでも十分ですが、岩場用のゴム靴があると便利です。

かつての刑務所と廃墟の町を歩く

かつての刑務所と廃墟の町を歩く

写真:中山 久美子

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ビーチを堪能した後は、島を語る上では欠かせない、かつての刑務所を訪れてみましょう。ピアノ―ザ島は1856年から流刑の場所として、そして1977年〜2011年は政治犯やマフィアのボスなどが収容された刑務所があったのです。自由に見られるのは外側だけ、内部はツアーでのみ見学が可能。島とその周辺は刑務所関係以外の人は立ち入り禁止だったため、その自然がほぼ手つかずのまま残りました。

かつての刑務所と廃墟の町を歩く

写真:中山 久美子

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刑務所の周辺は、かつて町だったエリア。郵便局だった建物は現在アソシエーションが運営する小さな博物館となっており、島の地理や自然、刑務所に収容されていた有名人物などのパネルが展示されています。

かつての刑務所と廃墟の町を歩く

写真:中山 久美子

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刑務所に勤務していた人や、囚人の農業研修にあたっていた人など、囚人以外の住民がいたようですが、刑務所の閉鎖と共にみんな移住したのでしょう。現在、この元郵便局と国防警察以外の建物は全て廃墟。クリスタルブルーの海と、この廃墟のコントラストがとても印象的です。

自然の芸術が残る、2つの入り江

自然の芸術が残る、2つの入り江

写真:中山 久美子

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町を抜けると、カーラ・ディ・トゥルキと呼ばれる入り江があります。この洞窟の入り口は3つあり、うち2つは長い歴史の中で自然に開口したもの。立ち入り禁止なので肉眼では見られませんが、この周りではピアノ―ザ島が形成されたころに存在した動物の化石が見られるそうですよ。

自然の芸術が残る、2つの入り江

写真:中山 久美子

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カーラ・ディ・トゥルキを右手に、島の東へ直進すると、今度はアウグストゥスの入り江があります。ここはローマ帝国初代皇帝のアウグストゥスが、ここで流刑に処されていた孫、アグリッパ・ポストゥムスを訪問して船を止めたという伝説が残っています。

日帰りはもちろん、ホテルで宿泊も

エルバ島から日帰りだと、ピアノーザ島での滞在時間は約6時間。自由に過ごすならそれでも十分ですが、ガイド付きツアーやカヤックなどのアクティビティに参加するのであれば、時間が足りないかもしれません。港近くにある唯一のホテル(下記関連MEMOのリンク参照)に宿泊して、ゆったり滞在することもできますよ。

トスカーナ群島はエルバ島、このピアノーザ島の他、ジリオ島もおススメです。ジリオ島の詳細は、下記リンクを参照してください。

2021年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2020/09/03 訪問

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